今年の仕事始めの方が多いであろうこの日に、
あえて、こんなことを言ってみます。
2021年、改めて、
ぜひともこの我々の『あるべき姿』を目指していきませんか?
この業界でも、この激動の時代、
本当に、アナタの一言が、その判断が、決断が、
周りを大きく変えていきます。
間違った判断をすれば、
誰かが泣き崩れ、
正しい判断をしても、
目先のことしか見えていない近視眼な人達には、
疎ましがられ、その判断に従うことを、
丁寧に説明していかねばなりません。
特にサラリーマン根性(失礼)で、
自分ではない『誰か』が、最終的な責任を負ってくれると、
そういう「甘え」をどこかに持ち合わせていると、
たぶん、必要十分ではない、中途半端な判断になり、
目の前の誰かや、自分自身が困る事態になりかねません。
(柔らかく言ってみましたが、ハッキリ言えば、
結果的に、自分も困ることになるんです。)
そう。
今も昔も、そしてこれからは特に、
『リーダーでなければ、業務は務まらない。』
こういう表現をすると、決まって、
「自分なんて…オレなんて…アタシがそんな柄じゃないし…」
って思う人がたくさんいます。
謙虚は美徳を表す場合もありますが、
子供の前で、オトナのアナタが、
「どうしたら良いかわからない…」
そう言えますか?
実習生に対して、偉そうにアレコレと指導していながら、
いざとなったら、局面になったら、
自分に責任は負えないから、知らない…って言えるものでしょうか。
昔からずっと言ってますが、
リーダーには、成りたくて成るものじゃなくて、
いつの間にやら、周りから頼られ、一目も二目も置かれるようになってしまったが故に、
いつの間にやら、成ってしまっているものです。
そして、人のお世話をするのが仕事なんですから、
それって、リーダーのお仕事そのものなんですから。
コレ、現場一線で実習生などと直接接点を持っている担当者だけのお話では決してありません。
現場の裏方、事務員さんだって、同様です。
基本が人のお世話のお仕事。
自身が任されている受入先や、ソコに連なる実習生などの書類は、
全て、事務員さんが、裏で現場担当者へ指示を出し、アラートを出し、
業務をこなす必要があります。
もしかすると、組織によっては、直接事務員として受入先へ書類回収に動いたり、
実習生へ指導する事務員さんもいそうです。
事務員さんのお仕事は、主に書類管理につきますよね。
つまり、漏れなく無駄なくやって当たり前。
一つでも漏れたら、失念していたなら、
とんでもないことになってしまう。
細心の注意を払って、スケジュールとにらめっこしながら、
常に忘れてることはないか、
先回りするタイミングはいつ頃かなど、
現場担当者と密にコミュニケーションをとりつつ、
業務をこなす必要があります。
1から10まで具体的に指示されないと動けない事務員さんなど、
たぶん組織にはいられないでしょうから。
いわゆる上司も部下も含めて、マネジメントすることが求められ、
それって、またリーダーとしての素質が求められるってことです。
一概に、リーダーと言っても、
色んなやり方、タイプがあります。
たぶん、何の前触れもなく『リーダーになろう!』って言われると、
大統領やジャンダルクのような、力強くたくましいリーダー像をイメージしやすいと思うんですが、
まったくそんなリーダー像を思い描き実現する必要はありません。
人それぞれのリーダーで良いんです。
相手の話をちゃんと聞く。
わからないことは、分からないから教えてくださいと、相手に聞く。
優しく声をかける。
気遣った行動に出る。
ある集団を導いていくのもリーダーですが。
その集団の中にいて、周りに声を掛け合いながら、皆の背中を押すのもリーダーです。
リーダーは常に人の集まりの中心にいる存在です。
決して高みを目指す必要があるわけでもない。
色々親身に取り組んでいると、
結果、高みを目指していることにもなりかねませんが、
無理に背伸びをして肩を怒らせる必要はないってことです。
受入ができるのか。
無事に来日できるのか。
この仕事が続くのか。
色んな不安や悩みもあろうかと思いますが、
案ずるより産むがやすしと、ずっとグジグジしているよりも、
階段を上り切る手前までは。上ってみたっていいじゃないですか。
四方八方、色々気にかけて、Goすると判断できたなら、
Goしてみればいいじゃないですか。
その後、手痛い失敗を経験したならば、
次は二度と繰り返さないよう学習して、
目の前の失態に全力でカバーするしかないじゃないですか。
何一つ失敗をしない、
完璧な人間なんてどこにもいません。
同時に、
成熟したプロの方々だって、
右も左もわからなかった、ド新人の頃があったんです。
今は偉そうにあーだこーだ言っていたって、
物事分かっていなくて、失敗ばかり繰り返していた頃があったんです。
昔、O氏の信者であった私は、苦笑
それに近しい歌詞を思い出します。
「人を傷つける事に目を伏せるけど、優しさを口にすれば人は皆傷ついてゆく」
もしかすると、
人は、屍を踏み越えていかねば、成長してはいけない生き物なのかもしれません。
恐れることなく、リーダーになっていきましょう。
責任を負うことは、決してストレスしかないことはありません。
逃げずに許容していけば、
知らずと収入だってついてくるでしょうし、
できることが増えていく。
意識が変わって、人との出会いが楽しいものになっていく。
逃げずに受け止められる幅が広がっていく。
知らずと相手に認められて、
頼もしい仲間が増えていく。
ケガすることを怖がって、
何もせずに、岩戸の中に閉じこもっているほど、
つまんない人生はありません。
リーダーばかりの世の中になれば、
それはまた今よりも、もっともっともっと暮らしやすい世の中になっていくと思います。
そのほうが、楽しいし、もっとオモロイことができると思いますから。
結果、笑顔で感謝が自然と溢れ出す社会が広がっていくから。
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