さて、昨日に続けて、
入管が毎年実施している年一月間キャンペーンを見てみます。
お分かりの方も、宜しければお付き合いください。
●「秩序ある共生社会の実現に向けた適正な外国人雇用推進月間」
https://www.moj.go.jp/isa/01_00638.html
について。
まず、役所は、やたら長~い名称を好みます。
たぶん、誤解や語弊なく、正しい意味で外部に伝わるように。
結果、何が言いたいのかよくわからん名称になる場合が多いのが残念です。苦笑
単に、
入管だけに「入管で定めた法を守ってくださいねー!」って意味ではありますが、
・特にこの6月は力入れて確認に回りますよー!
・それも『雇用』に特化して、チェックに動きますよー!
・なお、雇用と言えども、『共生社会』を目指す上でのルールになるので、ご理解くださいねー!
って翻訳・意訳できそうです。
注:そう…雇用の領域は厚労省なんですけどね。
でも、『就労制限』って在留資格上のルールとも切っても切り離せない領域でもあるので、
厚労省と時を同じくして、連携を取りながら、
6月は重点的にやるぜ!って話です。
この辺り、【前提】がわかってないと、
縦割り行政の実に基づいてしか動けない宿命があると、
理解しておく必要があります。
さて、中身について。
ちなみにココも、たった4ページ。
そしてソレすら読まない、ちゃんと見ない方が、業界人でも多いという残念な現実。
(毎年恒例で実施されてる事すらも、ご存じない方って、本当にプロなのかしらんって感じ)
そう…入管×雇用領域=就労制限で言えば、
必然的に『不法就労』の事を指します。
なので、このキャンペーンは、ほぼほぼ、
【不法就労撲滅キャンペーン】であり、
【残念なヤカラを吊るし上げるぜ!】って脅し期間となります。
※残念ながら、日本の民度は、まだまだ罰則による恐怖でしか動かない動けない方がほとんどなので…涙
(なんかリーフレットに書いてある事を読めば済む話なんですが…)
ポイント1
事業主も処罰の対象となります!!
⃝不法就労させたり、不法就労をあっせんしたりした人(不法就労助長罪)
➡3年以下の拘禁刑・300万円以下の罰金
※外国人を雇用しようとする際に、当該外国人が不法就労者であることを知らなかったとしても、在留カードを確認していない等の過失がある場合には、処罰を免れません。
⃝外国人の雇用又は離職について、ハローワークへの届出をしなかったり、虚偽の届出をしたりした人(届出義務の履行の徹底が求められます!)
➡30万円以下の罰金
★不法就労助長罪の厳罰化
令和9年4月1日以降は、「5年以下の拘禁刑・500万円以下の罰金」に引き上げられます。
コレ、業界特化で言うと、
・バレなきゃいいじゃん…
・知らなかったし…
・在留資格の確認なんてよくわからん…
とか、
赤信号みんなで渡れば怖くないのノリで行くと、
怖い影響があります。
発覚時点で、特定技能も技能実習も全員引き上げ…させられる…事です。
業界人は、この点を必ず、受入先の責任者に告知せねばなりません。
また、前述の通り、
やってまったー!
でも、この受入を引き上げられたら売上無くなる…みたいに、
ほぼ誰もが考えてしまいます。
結果、【虚偽・隠蔽】が後を絶ちません。
安衛法違反も同様ですが、
『やっちまったからには、片道切符で行けるとこまで…』
『もし見つからなかったらラッキーじゃないか…』
『むしろ自首するよりも1カ月でも2カ月でも延命できるんだから自首する意味ない…』
とか考えます。
でもね…
特に業者側の立場で考えてみてください。
その「該当受入先を切る」一択になりますから。
だって、他の受入先に迷惑かかるから。
業者もまた、適正監理、適正支援ができない先として、
レッテルを張られる程度ならまだしも、行政処分も受けるから。
レッテル貼られるだけでも、その業者の名前が出るだけで、
入管審査は厳しくなるし、
在留資格が許可下りたとしても同業他社や従前と比べて短い期間となり、
特に申請コストが爆上がりする今、誰がその人数分の費用を持つの?ってなる。
ま、要は、ろくずっぽ事業に、仕事にならなくなる。
いやむしろ、他の受入先から民事で訴えられるリスクすら生まれる。
こういう想像力、連想力って、
業界人なら、フツーに想定できます。
しないできないのは、なんちゃってプロの方と、新人さんのみ。
歴戦の方には、釈迦に説法以外の何者でもありませんが、
復習方々で…。
今回、「無知の知」を知れた方は、どうぞお気を付けください。
てか、もっと不慣れな受入先に、
おかしくなってからじゃなくて、
おかしくなる前に、
ちゃんと入管リーフレットを印刷して、
現地でリアルで面と向かって、説明して注意喚起を行い、
「そんな行為をちゃんとした記憶」を、相手に強く植え付ける必要があります。
でないと、発覚後の引き上げ時に「おいきいてないぞ!ふざけんな!」ってドヤされます。
あぁ、それ以前に、
引き上げも面倒だし、
次の先のあっせんも大変だし、
外国人労働者たちからの突き上げも、
再就職先が決まるまでの生活支援も、
相当コストフルかつストレスフルなので、
発覚ではなく、「絶対にさせない」事が大前提だと理解しておかないといけませんね。
昨日の話で書いたように、
もっともっと厳しく調べられ追及されるようになっていくのですから。
さて、明日は3部作のラスト。
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