既に減り続けている監理団体と登録支援機関の数

ポイント

外国人の数は増加の一途なのに、
ご存知ですか?業者の数は、頭打ちすら見えてきています。

しかしながら、「監理団体の数」と「登録支援機関の数」では、
まったく兆候は異なります。

 
監理団体の数
http://www.otit.go.jp/search_kanri/

1月14日現在/3,747団体

コレ、近年、ずっと、増えたり減ったりしてます。
正直なところ、全体数的には、相当頭打ちって印象です。

果敢に新規参入してくる方々が増えてく一方で、
「休業中」へと変わる団体や、
そもそもリストから消えていく団体、
はたまた、たぶんコレ、衣替えだろうな…って団体まで、
要は力尽きてく団体は決して少なくないって意味です。

これ説明すると長くなるので端折りますが、
端的に言えば、「そんな簡単に儲からない」って話。
「一代で財を成してきたんだから、オレサマならやってできないことはない!」
なんて方も少なくないですが、
「ふざけんな!なんて業界なんだ!」
なんてそれこそ筋違いの自身の屁理屈で事業失敗していく先も少なくないって事です。

あぁ、行政処分こそされずとも、どうにも無理!ってなって、事業廃止していく先も、
それこそ少なからずあるでしょうね、水面下なので知らないだけで。

 
一方、

登録支援機関の数
http://www.moj.go.jp/isa/policies/ssw/nyuukokukanri07_00205.html

1月16日現在/10,190件登録

コンビニか?派遣会社か?ってくらいの勢いで伸びてましたが、
去年の一時期以降、リストから外れていく先も反映されるようになりました。

今では、増えたり減ったりしていますが、
実際には差引でもまだ微増が続いているかどうかって感じ。

特に1万件の手前くらいから、伸びは相当に鈍化しましたかね。

ココは監理団体と比べてベラボウにハードルが低いので、
誰でも簡単に登録支援機関に成れます。

なので、こぞって我先にと新規参入者が増え続けましたが、
2019年からもうすぐ丸6年を迎える今、
さすがに阿呆な先が届出を削除されています。

原因は、巻き込み事故的な部分が多いですかね。
労基法違反、安衛法違反、入管法違反など好き勝手してる受入先に入れてたら、
そんな受入先には特技は入れられないし、
そんな受入先に入れてた先は、転籍支援は寝耳に水で必死に対応せねば出し、
そもそも適正適切な支援ができていなかったってレッテルも貼られて、
入管からイジワルされてるでしょうから。
あえて巻き込み事故って書きましたが、巻き込み事故に合わない登録支援機関も少なくありません。
つまり、きちんと監理までできている先ですね。

加えて、定期届出も随時届出も出さないとか、
忘れてたって平気で期限過ぎて出してる先とか、
そもそもデベタラ、テキトーな記載で出してる先とか、
(明らかに訪問せず面談もせず、虚偽しかしてない先とか)
それこそ入管が劣等先レッテルを貼ってないハズがない。
これも嫌がらせされてるでしょうね。
申請してもなかなか許可出さないとか、追加資料出せって何度も言ってくるとか、
行政相談に行くとわかる場合もありますが、オタクの付き合ってる登録支援機関が引っかかってて…とか、
まぁ、色々想定できます。

人手不足な分、不定期だったりしますが、
訪問したり電話確認したりと、入管も動いていますからね。

要は、安けりゃいいし、合わなきゃ合うようにテキトーにこなせ!って先が、
アホ見て届出削除されてる先が増えてる≒発覚してるって話でしょう。

 
なお、やっと特技も厳格化の一端が漏れ始めるのが今年ですから、
もっと減ってくでしょうね。

育成就労と違い、現行制度の改正だから、
寝耳に水的に、省令、政令が出てくることも十分想定されます。

登録支援機関の条件もまた、ハードル上がっていく流れでしたよね。

つまり、早いか遅いかの程度の違いこそあれ、
これ以上大きく数字が動くことは、あまり考えにくい。
(厳格化が猶予期間有で明記公表された直後に、滑り込み登録をもくろむヤカラは増えるかもですが。苦笑)

 
マトモに真正面から取り組んでいる先では、どこ吹く風と無関心でいられますが、
コンプラ最低限はおろか、バレなきゃいいんだ、やらなきゃソンソンって先は、
今年、どうなることやらですかね。

 
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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