技能実習や特定技能の業界しか見えてない方へ…日本のグランドデザインを知っておくと良いよ

ポイント

この業界、どうしても枝葉末節こそ自分の仕事とばかり、
このケースでは…このケースでは…このケースでは…しか追い求めず、対応しない人は多い。

そうやって繰り返していると、ふと、
「あれ、コレって、こんなルールも加味しなきゃならないんだ…知らなかった…」とか、
「えぇっ、そんなやり様があったの?…知らなかった…」など、
自分の想定できる範囲が思ったより狭い=世の中、本当に様々なルールや選択があるものだと気づくようになります。

そんなルートで少しずつ経験値を積み上げていくのも現実的な王道として構わないんですが、
要は、どれだけの複眼的な視点の種類や数、視野の広さや高低差があるか…いわゆる俯瞰度合いにもよるものなので、
「日本の入管が描くグランドデザイン」って、知っておく方が良いかと思われます。

つまり、技能実習や特定技能のみならず、
そもそも、日本という国は、外国人に対して、外国人と共に、どんな世界を目指しているのか。

移民アレルギーのある島国根性の日本人がいる日本は、外国人に対してどういう面で排他的なのか。
増えてる増えてる言うけれど、日本社会としてどう付き合っていこうとしてるのか。
どんなワードがキーに使われているのか。

※このキーワードって大事。入管への行政相談時に、私なら、根幹にあるキーワードのために、こうしたいんだけど、判断はどうなんだ?って聞きます。そしてその流れで落としどころへと誘導します。つまり、行政相談担当官に上司に許可を得るだけの言い訳をちゃんと上手に提示する必要があるからですね、求める答えを引き出すためには。

HarmoniUP!(ハーモニアップ!) | 出入国在留管理庁

(日本は、入管は、)
・『安心・安全な社会』を、外国人の方々と共に、目指したいんですよ。
(=ルールを基準に、守る人は良い人、守らない人は悪い人で排除してくって流れで、安心・安全を育んでいこうとしてます)
・『多様性に富んだ活力のある社会』…特に優秀有能な方はもちろん、若い方々に来てもらって元気が欲しいんですよ。
・『個人の尊厳と人権を尊重した社会』…どこまでも優しいお人好し国家で行きますよって話ですね。
こんな観点から、『共生』を目指していきますよって。

他にも、具体的に下りてきている施策がシンプルにピックアップされて載ってます。

特に、法文や文字ばかりを読めない方向けに、
(こんなブログを読んでる奇特なアナタには物足りないかも。汗&苦笑)
「読めない方にも伝えたい、届けたい」…てか「届けねばならない」からですね。

いくら旗を掲げて振っても、誰も反応しないんじゃ意味ないから。
さらには、国としての大きな指針であるから。

 
こういう根底の流れを知っておくことは、
何かあった時に大きな判断基準を理解しておけば、
それこそ枝葉末節である自分の業務のケース毎にでも、
間違った答えには自然と導かずに済むと思われます。
(バランスが偏ったミスリードになる前に、止められます)

 
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フツー、一般的には流れない案内ばかりなので、オモロイっすよ。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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