新規参入者が、いの一番で取り組むべきこと。

新人(新規参入者)さんへ

ある意味、春だなぁって感じた瞬間。

先日、久しぶりに、
「大企業から当該業界へ新規参入を望むコンサル相談を受けている大手コンサル会社の方」から、
コンサル相談を受け、対応していました。
※守秘義務あるから、当然、個を特定できるワードは言えません、悪しからず。

毎年、この春先に多く届きます。
同様の案件は、年に数回、何度も対応しています。
何なら、同じ大手コンサル会社の別の方からも、同様の相談が別で複数回、届くこともありました。

どなた様も人が考えることは同じです。
タイミングが違うだけ。

 
で、改めて思ったコトですが、
『リスクの洗い出し』
が一丁目一番地で大事な部分だと感じてなりません。

私は何年も前から、「見えない落とし穴」なんて言ってますが、
・言われてみれば、そりゃそうだよね…的な想像がそこまでたどり着けない部分と、
・そもそもが「無知の知」自体をどんな感覚で、どんな程度で、気にかけられるかどうか。

前者は、
現場を経験して、実感してみない事には、
腹落ちしてその重要性について理解が及ばない場合が多く、
重要性を実感できないがゆえに、後回しにしたり、ケアを忘れて、
結果、みんな同じ落とし穴にハマりこんでいきます。
「だから前もって言っておいたのに…」ってアルアルなヤツですね。

後者は、
車の運転と同じ…「だろう運転」ではなく、「かもしれない運転」。
そういう意識を、ふと思いついて、立ち止まり、懸念を検証してみる事ができるかどうか。
アルアルなのは、
・送り出し国毎に、ルールが違うけど、どんなポイントで、どんなハードルがあって、
それらを知らずに進むと、どういうリスクと損失が不可逆的に発生するのかどうか…とか、
・そもそもが外国人の労働条件でこの点やこの点などなど、どれだけ多くの細やかな点について、
前もって先々まで見通したうえで、十分吟味し、整備して決定できるかどうか…とか、
・経営ステージにおける意思決定と、現場はそれに従えない現実に挟まれてストレスフルになり、
定着化や育成に支障をきたすがゆえに、事業展開が困難になる部分とか、
色んな角度から、実に様々なトラブルが発生しますが、
それらが後に実際に表面化するリスクなど、気づきもせずに、
進んでしまった挙げ句の果てには…ってヤツ。

 
少し原因の毛並みが違うだけですが、どちらも同じく、
自動的にクリティカルレベルまで発展してしまうリスクを、
前もってケアすることだと思われます。

もしくは、せめて、そういう特性のある業界だって、
少しでも分かっておくことでしょうかね。

 
ある意味、経営者(事業責任者)のお勉強が必須とも言えるワケです。

ですが、そういう方って、お勉強が嫌いで苦手な方は少なくありません。
特に経営者の方は、運用要領600ページを読みこむのは、自分の仕事じゃない!くらいなことを言い出します。

冒頭の大手先の事業責任者や、対応するコンサル自身なら、
否応なく、学びますけどね。

事業は生き物だとして、習うより慣れろ”だけ”しかしない経営者や、
事業責任者も未だに。

誰よりも事業に失敗したくないハズなのに、
誰よりも「事業に失敗する取り組み」をしている。
(気づかせられない私のアナウンスの仕方が悪いのでしょうね)

 
当然、現場で、架け橋だの、国際的な仕事だの、
外国人の若者たちの助けになるお仕事なんてヤリガイ感じちゃう💛
って労働者の方々もまた、

だったら、運用要領600ページくらい読み込めよ!ってなります。
なんせ、ケアすべき法令関係だけでも、600ページどころか、
何万、何十万ページ読み込むべきなのかを考えたなら、
600ページに集約されてて、現場直結な内容くらい、
ちゃんと咀嚼理解しましょうね…ってなります。

でないと、
自身が求めてやまない以下の部分は、真逆に加担する行為にしかならないのだから。

・架け橋とは名ばかりで、現実と結果は、受入先と労働者の仲たがいを生み出し、日本人と外国人と互いに恨みあう関係性を新たに生み出しただけだった…
・国際的なお仕事だと感じていたけど、やってることはドサ周りや実際に必要なのかどうかわからない作業ばかりだった…
・助けになるヤリガイを感じるためには、本当に多くの知見と労力を求められることがわかり、ストレスフル過ぎて病むことになった…

そんな将来が想像できてしまうから。

まぁ、雇用側の適性診断が甘かったとも言えるし、
夢の実現、ヤリガイの実感は、そんなにインスタントではないから、
達成できた自分になれた時の充実感は大きいのですけどね。

 
いずれにせよ、
勉強というとネガティブイメージですが、
失敗しないため、リスクを避けるため、みんな笑顔でありがとうって言いあえるため、
学ぶべきを学び、知るべきを知ることが肝要です。
※経営側は従事する労働者の適性判断も大事。
(マッチング能力がないことを証明しながら、マッチングビジネスに取り組むって、なんて皮肉な事か…)

 
最後に、ここにおいても、
誰から学ぶか…ってめっちゃ大事です。
「誰」…を「場」と捉えても構わない。

玉石混合かつ、表面的にはなんて素晴らしい実績と知見の持ち主なんだ…って方も、
自身が悪質ブローカーでしかない事をわからず、活動されてる方も少なくないという、
非常に難儀で特質的な業界なので。

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