入国再開が公表されたとしても、年内入国さえ可能かどうかの理由が、残念ながらいくつもあります…

受入企業向け

すべては、今までに虎視眈々と?準備に余念がなかった先だけが、
可及的速やかに入国と配属が進んでいくと思われます。

今までさんざん時間があったけど、
人間、「いつ」からかがハッキリわからないと、
いわゆる「準備」に取り掛かれないのが本音であり現実。

ココを送り出し国や、来日予定者の現実を踏まえてまで、
ハンドリングできている先は、恐らく相当少ないと思われ…

結果として、そろそろだからと、
なんとかしてワクチンを打てー!とか、
エアチケットは押さえられそうなのかー!とか、
隔離施設はどこがあるんだー!とか、
研修センターは対応してくれる先があるのかー!とか、
アレコレと水面下で騒いでいそうです。

一般的には、もはや日本語能力がどの程度かなど、
眼中にもないのでしょうね。

まずは来日してもらうことが第一。
去年のように、
いきなり開いた扉がいつ閉まるのかを経験して痛い目を見ている先は、
余計になんとしてもまずは入国を!
と、
鼻息荒くなってしまっていることでしょう。
キレイごと抜きに本音ですね。

もしかすると、
世間様から言えば、
『国内Gotoもマダなのに、外国人の入国を進めるなど、何を考えてるんだ!ケシカラン!』
(同時並行でリリースされてたらスンマセン)
って世論が高まって、
1陣、2陣の入国時に水際検査で陽性者が出た日には、
メディアは大騒ぎを煽るかもしれません。
(いや、今も今までも、ほとんど出てるんですけど。苦笑)

またぞろ、陰性証明やワクチン接種証明の偽造商売も現地先で増えますね。
送り出しも、とりあえず日本へ送ってしまえばカネになるとばかりに。
(マトモな先はキチンと手続きを踏んで、ドンドン送り出してくださいませ)

この場合、閉じるか、閉じるまでいかずとも、
水際が強化される=一日上限が減るのか、
色んな展開が考えられます。

 
ま、とりあえず、ツラツラと思うところを書いてみましょう。

えっと…
どこぞの記事に書いてありましたが、
来日できていない外国人は10月1日時点で37万人にのぼる。
その7割が技能実習生や留学生。
37万人×70%≒26万人。 

まずもって、
現地の各大使館が、そんなに毎日、何百人もVISA発給できるだけの処理能力、
体制が整っているのでしょうか。
ココだけでも数珠つなぎに殺到すると思われ、相当な混乱が容易に想像できます。
アナタの手配先は、はたして何日がかりで待つことになるのでしょうか。

飛行機って毎日何往復もするの?
そんなワケないですよね。
1日上限の人数制限枠がありますから。
(VISAもいつ取れるかわからないのに、渡航日程など決めようがないでしょうし)
(エアチケットって、いくらくらいで推移するのかなあ)

一日3500人上限が、5000人とも7000人とも徐々に増やしていくと言われています。
目指すべく言うのは構いませんが、
水際対策が現状のままだと、
各空港での防疫処理能力は、人数とスペースを増やせない限り、
限界があるコトでしょう。

現実問題として、実質3500人のままだとしても、
10日で3.5万人、30日で10.5万人、
3カ月足らずで消化できる。

例えば、5000人となったならば、
10日で5万人、30日で15万人。
2カ月足らずで待機者が消化できてしまう。
*徐々に増やすって言われてるから、こんな単純計算じゃないけれども。

これ等の順番に、アナタの手配が、
1週間で段取り組めるのか、はたまた1カ月近くかかるのか、
結局、3カ月かかるのか。

つまり、11月入国は、思うようには進まなかったとしても、
早ければ12月中には入国にこぎつけられるかもしれない。

なんだ、問題なさそうじゃない…いやいや、そんなワケないっしょ。苦笑

 
最短で3日間隔離で済ませられるとの報道も、
短期滞在ビジネス者向けのお話にて、
技能実習では10日間とも言われている。

前述のペースでアチコチ毎日3500人以上の規模で入国してきたとしたら、
隔離先はどこまで対応できるのでしょうね。
隔離そのものの緩和は、他国ではともかくも、日本ではまだ噂にも聞こえてはこない。 

そして、
その後、入国後法定講習を自前でやっていようが、アウトソースしていようが、
毎日やってくる技能実習生を収容し、法定講習対応を続けられる研修センターなど、どこにもありません。 

また、タコ部屋スシ詰め状態で指定期間預かっているだけのトコに送り込み、
さもまともに隔離してきましたって体で配属へこぎつける先もありそうですし、
もっと言えば、無理なものは無理だからと入国=配属としてるアンポンタンな先すらあるのでしょうかね。

水際対策が変わらなければ、GPS補足は当然ですし、
リアクションがない人は公表されて、
VISA取り消しにもなりかねない。

昨年と違って、今年は役所側にもだいぶ慣れもあるし、
体制も整備してきているから、
一定の割合で間違いなくナメて好き勝手やってる先が、
スケープゴートで公表&剥奪されそうです。
現に、毎日のように、アホンダラ日本人がたくさん公表されてますから。

もちろん、全てをわきまえて、十分丁寧な準備をし、
ちゃんとした手続きを踏んで、入国、隔離、講習、配属って流れを通ってくる技能実習生も、
そんな段取りが組めている先もあると思います。
なにも、全員が浮ついた残念なヤカラばかりとは思ってもいません。

そんで、そういう想像力のある方々は、ちゃんと公的一次情報を待ってます。
周りにいる方は、ほとんどがそんな感じ。
アンテナは張ってるけど、決してバタつかない。
そんな方々に囲まれてる私も、おかげさまであたふたせずに済んでます。

 
さてさて、どのみち、また混乱の日々が始まりそうです。
毎日のように、外務省、厚労省、経産省ページなどとのにらめっこが続く日々が…涙

キレイごと言ってて、中身が伴わない先の、
化けの皮が剥がれる良い機会になりそうですね。

のど元過ぎた頃に、不可逆的な事態となって、
機構から“悪質判定”され、行政処分などならなければ良いのですけど。

*ちなみに、コチラも3日に書いたので、またタイムラグがあるのかも。苦笑
いずれにせよ、入国再開を待ちわびている人たちは、この業界で数知れず。
着実に進むことを祈ってます。

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