監理団体現場職員は、リーダーになっていかなければならない。

仲間

技能実習制度のみならず、
特定技能の登録支援機関でも同じ。
なんなら派遣会社や有料職業紹介事業も全部同じ。

この人財業界の一担当者は、すべてリーダーになっていくべき存在。

ナゼならば、双方共に引っ張っていくべき存在だから。
でなければ、適正監理はできないから。

足並みを揃えさせる必要があるお仕事なのだから。

敵か味方かじゃない。

4者4様ながら、同じ方向を向いているべき。
同じ方向を向かせるべき。

そのリーダー足り得なければ、ならない。

え?リーダー?

私、そんな柄じゃない。。。

そう思う人もたくさんいることでしょう。

たぶん、勘違いされてると思います。

リーダーって、色んなタイプがあります。

物知りな人、口うるさい人、信頼を置くリーダー像って、
世間一般で言えば、有名な経営者や、
もしかしたらアイドルグループのリーダーなんかも
思い出すのかもしれません。

私たちはビジネスの世界で考えると、
どうしても強いリーダー像を思い浮かべますよね。

でも、じゃあ、強くなければリーダー足り得ないのかと言えば、
そうではありません。

自社利益最大化の為だけに毎日金勘定のソロバンばかりはじいている経営者って、
権力があるという意味では強いけど、
求められているリーダーだと思いますか?

むしろ、強いリーダーは必要ありません。

私がここで考えるリーダーとは、

どれだけ4者のことをきちんと「深く考えている人」なのかってこと。

久しぶりにwin4allな話になりますが、
登場するのが4者ならば、
そのうちのどこか1者だけが得をして、
残り3者が損をするような、
そういう人は要らない、
むしろリーダーとしてふさわしくないってことです。

みんな同じ方向を向いているからこそ、
それぞれに得られる副産物が享受できるのであって、
それぞれが明後日の方向を向いているならば、
自身が求める副産物が、実現するはずもないことを、
こんなシンプルなことを、どうも忘れがちになる場合(人)が多くあります。

自身の目的を求めるがゆえに、
4者が向かうべき方向をキチンと言語化し、
4者それぞれにすべき役割分担を理解し、実行する。

この前提があって、初めて、成り立っているということ。

問題は、言われれば当然のことだと理解できるものの、
いざ局面が変わると、自分の負担が大きくなると感じると、
この前提がもろくも崩れてしまいます。

コレを如何にして、意識させ続けられるのか。

実習実施者たる受入企業の社長や担当責任者に、
どうやって意識させられるかどうか、意識させ続けられるかどうか、
子供のような実習生を、いかにしてこの方向性へ顔を向けさせられるのか。

こういうことを、4者のうち、誰よりも深く考え、
理解し、意識を持ち続けられるかどうか、
他の3者があらぬ方向へと歩きだしそうなときに、
そっちは違う違う、コッチですよーと、
声をかけられる存在なのか。
声をかけられたほうが、この人が言うなら、そうかと納得してもらえる存在なのか。

コレが、私が思う、求められるべきリーダー像です。

この人に言われたら、ちょっと考え直さないといけないのかな。

この人が言うのだから、決して間違っていないのだろう。

この人が言ってるんだから、すぐそうすべきだ。

そういう、一目を置かれるべき存在になるということです。

あ、内勤の事務員さんも同じ理屈です。
この人に言われたなら、自分にも非があるのかなぁとか、
自分がすべきことが抜けていたのかなぁとか。
この人が言ってくれることは、
絶対自分にとって大事なコトなんだから、
すぐにやらなきゃって思わせることでしょうかね。

よく女の人は怒らせたら怖いから、
ぶちぶち言いたいけど、言うことを聞いておこう的な考え方がありがちですが、
そこに甘んじていてはいけないってことですね。苦笑

一目を置かれる存在というのは、
決して強いイメージだけではないということ。

人それぞれに個性やキャラがあるので、
それらを踏まえて、
周りからリーダーとして認められてしまうのは、
やっぱり、どれだけ相手のことを考えているのかどうか。

その幅の広さだったり、深さだったり、焦点がズレていなかったり、
言い方なのか、伝え方なのか、立ち振る舞いなのか、
全ての節々に、にじみ出て感じられる部分がたくさんあって、
周りが、自然とリーダーとしていつの間にか見ているようになります。

たまに、そんなに上手に相手に説明できないし伝えられないよーなど、
コミュニケーションスキルを気にされる方もいます。

私自身、偉そうに言えた義理じゃないんですけど、
やっぱり、相手に感じ取ってもらえる部分があったとしても、
言葉の選び方、伝え方、タイミング、ほか、
上手な人であるほど、早くそう見られることになります。

それは事実でもありますが、
肝心なのは、一目を置かれる存在になることです。

それは、ふとしたときのほんの一言でも、
それが周りに深く印象づいて伝わったら、
その一瞬だけでも、アレ、この人、なんか違うと、
相手には伝わるものなのではないでしょうか。

この場合、ポイントはソコじゃないよね、ココじゃないかなと、
ただただ指摘するだけでも、
みなが気づいていない、見落としているコトを伝えてあげるだけでも。

そう、どれだけ根本を、深く理解して、
常に考えていて、間違っていないのかどうか。

どうすれば4者がそれぞれによくなるのかを、
常に考えての行動規範にしている人。

それは、それだけでも、十二分な価値があることを、
局面で理解されるからです。

別に変な意味でとらえてもらいたくないのですが、
リーダーになると、楽ですよー苦笑

周りがみんな言うことを聞いてくれます。
本人自身に言うことを聞かせようという思惑があるのではなく、
ただただ、こうあるべきじゃないかと、
間違っていない道筋を示すだけであっても、
言葉と背中で物語っていれば、
自然と自分を通して、同じ方向を向いてくれるものです。

そうなれば、
自分の責任は信義的にも重くなりますが、
その分、やりがいも楽しみも増えるし、
距離も近くなり、
結果、他の3者とのグリップも効くこととなり、
結果、トラブルも激減します。
未然に芽を摘み取れるし、自発的に相談を受けられるようになり、

要は良いサイクルを生み出せるってことです。

みんな無駄がなくなり、漏れも少なくなっていきます。

リソースもあまり、出来るコト、したいコトも増やしていけます。

経営者がリーダーであれなんて、当然です。
ただし、この外国人技能実習制度の事業においては、
お金を支払う会社側がイチバン偉いんじゃなくて、
保護されまくっている外国人労働者、技能実習生がイチバン偉いんじゃなくて、
監理団体の一人一人と接する一職員が、
同様に企業側と接する一職員が、
一担当者が、偉いんです。
いや、誤解を恐れずに言えば、偉くなきゃいけないんです。

みんなを、向かうべき方向へ、率先して引っ張っていかねばならないんです。
そういう存在、ポジションなんです。

そうあるためには、今の自分には何が足りないのか。
自分の個性や性格的に、どう立ち振る舞えば良いのか。

色々考えちゃう人も多そうですが、
それらを考えることは決して無駄な努力ではありませんが、

シンプルに、どれだけ深く考えているかどうかだけです。

あ、深く考えられるためには、
スコップなど色々道具があったほうが便利だし、
それらの有効な使い方もあったほうが早く掘り下げられるので、
そういう勉強はしたほうが良いですね。

そのためには、コレはという人の考え方や手段などに触れることです。
そういう機会を増やすことです。
加速度的に掘り下げられるようになっていきますから。苦笑

自力のみならず、他力を働かせるってヤツですね。
(本当はもっと深い意味があるけど、まぁヨシにしてください。苦笑)

今の時代、リーダーになることは、避けては通れません。
だって、AIやIoTやRPAやロボットや様々な技術革新が進んだ世界においても、
人に認められ、信頼され、導いてくれる存在は、
いつの時代であっても、求められるモノだからです。

せっかくこの業界にいて、良い機会なので、
色々考えてみたらいかがかなと思います。

追伸、
リーダーが増えると、
次は、リーダー同士がスパークして
建設的前向きなケミストリーを起こしていけると、
コレもまた楽しいステージが始まります。
スパークの仕方、ケミストリーのさせ方、
色々ありますが、
面白いのは、そのステージにも段階があって、
特に内部のみならず、
外部とのスパークやケミストリーは、
一組織の一リーダーだけでは生まれない、
とっても楽しい面白い現象が起きるので、
既にリーダーである方は、
そういうことまで生み出せるチカラを養ってみてはいかがでしょうか。

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