日本語が話せれば、確かにトラブルは減る確率が高まります。
何より、当の本人が日本での生活に拡がりができたり、
日本人との交流も敷居が下がりますから。
(何も大それた事じゃなくて、同僚の日本人とも仲良くなれやすい=日本在留中の生活が充実しやすい)
反面、日本語が話せるから…のトラブルや手間暇が増える面もない事はないですが、
それよりは、コミュ力という壁を低くできる方が良いに決まってる。
制度の改正も相まって、
どこまでの日本語能力を求めるべきなのか…?
ちょうどリアルでも別先でも、
同じ話題が時を同じくして出ていたので、
ちょうど良いから、自分も整理してみようかと。
答えは簡単、受入先毎に答えは異なる事でしょう。
介護…
日本語能力を求める
長期間、働いて欲しい
介護福祉士を目指して欲しいから指導にもリソースを割いていく
そんな先なら、N4入国は求めたいところですね。
建設…
意外とコミュ力は求められる
出来の良い子なら賃金を高く出して、長期間働いてもらいたい
とはいえ、根性や忍耐など、キツイ肉体労働にも簡単に根を上げない人材が必須
ココ、ムズイのは、脳力と肉体力、忍耐力は反比例しがちな部分。
つまり、体を使って頑張れる方は、得てして日本語を頑張って学んで覚える事が苦手な場合が多い印象。
また、入国後にハードワークしながらも、100時間以上の日本語教育が、
はたして有効に機能するかが疑問になってしまう。
これらを踏まえて、N5、N4レベルの人材を集められる先なのかどうか。
飲食料品製造や工場に見受けられる単純作業に近しい受入先…
わかりやすく言えば、人手が欲しいだけで、頭脳労働は特には不要な作業の場合、
ひたすらに人数をたくさん欲しいだけで、
日本語能力は正直会ってもなくてもどちらでもいい…のかな?
そんな先へは、転籍転職リスクが付きまとうので、
特に地方では、N4入国を怖がる確率が高そうですね。
=それでもN5入国で100時間以上の日本語教育を施すパターン?
そんで、3年クルクルを目指すだけなのか…?
・・・
そう、職種だけじゃなく、賃金格差のある都会と地方って観点も関係してくる。
多数受入先と、少数受入先とでも、その接する頻度や支援の度合いも大きく変わる。
これら、全てが、異なってくるので、
一概に、やれN5入国が良いだの、N4入国を考えない先はオカシイ…とかは言えないんじゃないかなって。
下手すると、監理支援機関や職業紹介事業者毎に、
抱える受入先へのアジャストを考えると、
その度合いによっては、
色んな送り出し国、送り出し機関との同時並行のお付き合いをしていかねばならなくなります。
…小規模先に、そんな選択肢の幅を持てることなんて、
いわゆる一社一社にカスタマイズした送り出し先をいくつも抱えて進めるなんて、
現実的にはとても無理です。
大規模先の戦略と、小規模先の戦略の違いによっても、
N5、N4、どちらの入国が望ましいかも変わってくるでしょう。
結局のところ、
その当事者にしか、お付き合い先の送り出し機関はどこが良いのか、
決められないところでしょう。
で、それほど多くの選択肢を持たない、情報収集力に欠ける残念な業者は、
行き当たりばったり、出来高勝負な受入をしていくだけ…。
だって、私のように、選べるほど、送り出し国、送り出し機関を知らないんだから。
プロなら、知ってて欲しい部分なのにね…受入先の方々からしたら。
思えば、中国一択だった頃は、
それこそ、1国の中だけで、良い送り出し先はないものかと、
探し回ってれば、良かった。
ベトナム全盛期時代までは、大抵の監理団体はそうだったことでしょう。
まったく、難儀な時代です。
ただ、反面、確かに情報化社会なので、
情報収集力は格段に高められる。
つまり受入先には、選択肢を自分で見つけることもできる。
さぁて、現実は、未N5?N5?N4?…どの程度で入国してくるのが多くなるのでしょうね。
アナタは選択肢を持てていますか?
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