色んな角度から吟味しないと、実現しないよ…
昨日の追伸で、ふと書いてみた事を、もう少し書きたくなりました。
どうも複数の観点があると、整理つかないし、
つかないからこそ、
つかないままに突き進むという、
大変残念なリソース無駄遣いの方々がいらっしゃるように思う。
先週開催したセミナーでは、
わかりやすさ、とっつきやすさ、イメージが未だできる観点だと思い、
N5ハードルにフォーカスしてお伝えしました。
で、悠長に検討してる時間なんて、ほぼ残されてはいないんだよって、
スケジュール的な観点が無いと、たぶん真剣にならないよな、人って…とも思い、
簡潔にまとめたスケジュールについてもプチセミナーをオマケした。
個人的には、理解、解説?、問題整理、からの解決支援策までお伝えしましたが、
その言葉や言い回しや文脈や、提供コンテンツの全てにおいて、
どれだけ情報密度を高く込めてお届けしたか。
節々で、暗に他にももっと考えねばならないポイントって、たくさんあるんですよ…
何もN5ハードルだけ考えて対処せねばならないんじゃないんですよ…
時間的な期限のある中での、意思決定と、行動に移すことが、既にかなり肝な段階なのですが…
とお話ししていたつもりでした…どこまで伝わり響いているか…どうにもお相手次第ですけど。
このN5ハードルだけでも、どんな程度の送り出し先とお付き合いされてるのか。
登録日本語教員の件は、大丈夫なのか。
入国前と入国後法定講習については、どう考え、受けてくれる先はあるのか。
などなど、未確定ながらも、検討しておくべき観点が山ほどある。
ここに全部、スケジュールって期限も同時並行で課題として気にかけねばならないポイント。
さらに、今後、
『分野別の上乗せ要件』やら、
『運用要領』やら、
枝葉部分のルール詳細が確定公表されていく。
それに、運用要領なんて、施行までにどれだけの改訂を繰り返すやら。
あっと、年明け1月末までにまとめて確定して公表するっていう、
政府としての外国人政策のポイントやアクセルとブレーキの踏み込み度合いもまた、
大なり小なり影響を与えるかもしれません。
あぁ、言うまでもないですが、
整理のつかない方にありがちなのは、
例えば、
・育成就労になれば、分野別協議会に加盟せねばならなくなる。
・分野別協議会がすでに設けている上乗せ要件も加味してコスト計算して、受入先へ提示せねばならない。
・MOC(二国間取り決め)締結先の国でない限り、育成就労での受入はできない。
・そもそもその国では育成就労を送り出すライセンスって新たに必要なの?
・根本的に、現受入先は、どの程度の上乗せコストを許容できそうなのか?
・・・
などなど、既出自明のルールが、複眼的?多面的?階層的?時系列的?に、
色んな角度、観点から、検討せねばなりません。
足元の判断材料を必要十分にそろえて並べて整理するには、
そこそこ個別に精査せねばならないし、
結局は、当事者の力量が問われます。
目先のルール一つ一つに、今の段階ですら振り回されてたら、
この先、とてもやってけないですよ。
もろもろ収まるべく収まってきたなら、
自組織としての方向性や流れができて固まってきたなら、
あとは、一人ひとりの現場での細々した実務に魂込めることにフォーカスされていきますが、
今はその手前の、混とんとした過渡期の中で、
自組織の軸足をどこに定めて、
受入先にどんなエッジを立てた提案をし、
どんなベストを尽くしていくのか。
結局のところ、
軸足以前に、経営方針的な背骨がしっかり定まってれば、
その背骨を前提基準にして、
ルールを整理し、方向性を定めていけるんですけどね。
そうでもない方がほとんどで、
だから、日本語基準で考えて決めて動いて、つじつまが合わなくなったり、
スケジュール基準で考えて決めて動いて、何かチグハグになったり、
どうにも足元がおぼつかず、
そうこう言ってる間に、世間様は先に進み、
アナタの、アナタの組織の出番は必要ないですよ…って烙印を押されてしまう。
情強×成熟者が、生き残り、
情弱×未成熟者は、振り落とされてしまう。
弱肉強食とは言いませんが、
それに近しく感じる方は多いでしょうね。
こういう時にこそ、普段、どう生きてきたのか…が問われるんですよね。
背骨が入っていて、軸足が定まってる方は、
迷いも何もないですよ。
壁打ち相手に色々確認しても、
それらはすべて、地となり肉としかならないですから。
振り回されることはありませんから。
追伸
「何もなかった日々に、ちゃんと力をつけてきた人」だけが、
1年後に、笑っていられることでしょう。
解体新書企画に参加してても、
アップデートをチェックしてても、
楽しんで色濃く付き合ってきた方々は、生き残ってしまうでしょうけど、
見てるだけー参加してるだけーもらってるだけーの方は、
なかなかに厳しいかも…。
まして、無料ステージで足踏みしてる方々だって。
ま、私のコミュニティが全てじゃないし、
主たる軸足でない方々もいらっしゃるでしょうから、
当然、私がアナタの全てを知る由もありませんが、
「何もなかった日々に、ちゃんと力をつけてきた人」であれば、
それが「十分なレベル」に至っていたなら、
生き残ってしまうでしょうねー!
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