数こそ少ないけれど、未だに現場に関わっている私。
特定技能が始まってもう6年も経つ。
すると、何名か帰国した後から、
「私、特定技能で、また日本へ行けますか?」
といった相談は…届かない。苦笑
なぜならば、帰国時に、
「もしまた特定技能で日本で働きたいと思ったら、送り出し機関の募集に応募しなさい」
そう伝えてるから。
ちゃんと聞いて覚えていて、
少し休んだ後で、希望意志のある方は、
送り出し機関の募集を探して、
コレマタ見事に面接を突破して、
再度日本へ来て、元気に、頑張って働いている。
送り出し機関にも、伝えてある。
もし卒業生?から相談やエントリーがあったら、
良くして上げて欲しいと。
ただし、
コイツだったら大丈夫!ってヤツだけ。
逆に、ちょっとダメかもな…みたいなヤツは、
嫌がらせでも何でもなく、
止めといた方が良いと伝えてる。
もう、面白いくらい、百発的中。
つまり、デキる人材、良い人材は、
会社が変われど、活躍する。
自分をわきまえてるし、
相手の諸事情をおもんばかることもできるから。
更には、それらを踏まえて、
自分で道を切り拓いていくから。
かなり嬉しいのは、
「○○さん(私)、また日本へ来ましたー!」って、
必ず連絡してくること。
1年、2年、経っていようとも、
連絡してきてくれる。
つまりは、そういう関係性を、彼らと育んできた何よりの証拠。
「○○さん、戻りたいんですが…」
な~んて、元サヤ先に戻りたいヤツも少なからず。
残念ながら、色々な意味で、特技の雇用をしない先なので、
「ごめんな、無理!」
って、返してるけど。苦笑
たぶん、監理団体を長年やってると、
似たり寄ったりの経験をされてる方は、少なくない。
でも、登録支援期間しかやってない先では、
たぶん、こういうストーリーは生まれない。
※似たような感じであるとしたら、
結婚や産休などで一旦雇用契約を切ってから、
母国で少し落ち着いた後で、
「スミマセン、復帰できませんか?」
って相談を受ける事があるかどうかくらいなのかな?
個人的には、長年沁みついた習性やら思い入れやら…では決してなくて、
どこまでも、
1.育成就労で1~3年の試用期間を設ける。
2.その中で、コレは…って人材のみ、労使相愛となれば、特定技能として継続雇用していく。
この流れがテッパンで王道だと思ってる。
(分野や職種にもよりますが、そんな説明や、そもそもそう考える理由を書くと長くなるから割愛)
でも、その王道でも、
「また戻りたいんですが…」
と、相手にそう言わせるだけの事を、してきたかどうか。
労働力としか見てない場合は、
当然、金の付き合いとして、お得かどうかで判断される。
相手にそう思わせてこそ、
定着化って言葉が、形骸化せずに済む。
決して、何かしらの技術や日本語を教える事じゃない。
そんなビジネスライクな話じゃない。
打算で整理しようと思えば、
打算でしかマネジメントできない。
(給与の額面だの、待遇だのってね)
そこで競争しない先こそが、定着化の現実味を帯びる。
当然、逆もまた然り。
コイツなら、給料上げて特定技能で5年いてもらえるとありがたい。
そう思わせてくれる外国人材こそ、
どこでも通用する。
どこまでもお互い様なんだけどね。
てことは、受入先を監理・指導・支援するのみならず、
外国人労働者もまた、監理・指導・支援することで、
両面で定着化に向かうようになれば、
人手不足に困ることは無くなってく。
3年後も、できれば残って続けて働いてもらいたい…って思わせてくれるだろう人材を選び、
なおかつ、そう思ってもらえるよう、来日後も自然と関係性を育み、
特定技能として助けてくれる人材を、一人でも多く増やしていく。
そんな流れを作れれば、けっこう安泰な気もする。
追伸
似たり寄ったりなのが、以下の企画。
サブスク的なアップデートまとめ単体会員と違い、
いつでも止めて構わないし、止められるキッカケを、定期的に設けてる。
でも、ほぼ9割強がリピーター的ご参加ご支援継続者の方々。
そう、相手が誰であろうと、どんな場面であろうと、同じ話。
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