特定技能でも実地検査が増えてる現実が、あらわに

ポイント

↑のマンガの吹き出しのように、
いかにして法の網目をかいくぐれるか、逃げられるか、隠せるか、ごまかせるか…の努力こそ、
的外れで価値のない事だと思えてなりません。

 
特定技能での法令違反が処分公表されてる先は、
入管のHP内にありますが、
そこではそれほどの数が載っていません。

ですが…

実際には、去年の数字なのに、コレだけの数、
実地検査に入られ、改善指導や改善勧告が、
労基や労働局から、うたれているのが現実です。

令和6年の監督指導、送検等の状況
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63807.html

以下、特定技能欄より抜粋。

・監督指導を実施した5,750事業場。
・送検したのは7件。

まずコレ、
「疑わしい事業所」=リークや労働者から相談があった先のみ。
つまり、実地検査に至らなかった先もたくさんある。
(電話調査とか、Web上での面談とかね)
もちろん、この公表集計に含まれなかった実地検査もたくさんある。

 
何が言いたいのかといえば、
特に業界をナメ腐ってる不慣れで金が最優先の方々。

阿呆な先は、安定して事業は続かない。

特に、現場で汗流している一サラリーマンの方々が、
メンタルやられて離職していきます。

あっと、企業単独受入してる先も、同じことね。

 
奴隷商人と後ろ指を指されるか否かは、
本来、ルールさえ守っていれば良いというものでは決してありませんが、

客観的に奴隷商人と明らかに言われてやむを得ないのは、
ルールすら守らない、守れない、知ろうともしない、
そういう方々。

そして、幸いなことに、
指導された先のほとんどの受入先が、
ちゃんと襟元正して改善しているからこそ、
6千近くある事業所中、たった7件しか悪質先はないと言える。

ただ、相当に大変だったでしょうね…指摘されるまでケアしなかった先ほど、
軌道修正に対するコストや労力は、相当必要だったでしょうから。

 
あのね…子供じゃないんだから、
ちゃんと知って、守っていきましょうよ。

そんで、
怒られたから直す…ってのも、止めた方が良いですよ…そういう時代じゃないから。
何より、社長が直すんじゃなくて、現場の一従業員が直すんでしょ。
それこそ人手不足が加速しますから。
困るのは社長自身なのに、皆いなくならないと気づかないし気づけないし、いなくなってさえ気づけない。

 

せっかくなので、長い追伸。

阿呆が鬼の首でも取ったかのように毎年騒ぐこの公表ですが、
現実を簡単に説明しておきます。
(事実をお分かりの方は、スルーください…新規参入者も多いので、ちゃんと書いとこうかなって)

ポイント1.労働基準関係法令違反の疑いがある事業場に対して監督指導を実施

→そもそもが疑わしい事業所=リークがあった、労災事故があった、賃金不払いなどで揉めてた…などの事業所へしか行かない。

(加えて、役人さんは指導した結果が無くては仕事をしたことにならず、怠慢と評価されるため、手土産(記載漏れ、提出忘れ、計算間違いなどでも、法令違反の指導書をきる)は必須)

ポイント2.度重なる指導にもかかわらず法令違反を是正しないなど重大・悪質な事案に対しては、送検を行う。

→つまり、指導してもなお従わないから送検までした悪質先が、

技能実習 16件
特定技能 7件

というのが、現実としての公表です。

ちないに、技能実習フィルターをかけない日本の事業所全体でも、
同様の理由で7割前後と変わりありません。

しかしながら、送検処分先は残念なほどに圧倒的に多いのが現実です。
(A4のリストで数十枚に渡って処分公表されています)

つまり、受入してる先のほうが、よっぽど法を守る意識が具現化できてるようです。

メディアの面白おかしく騒ぐ報道に振り回されぬよう、お気を付けください。

 
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