先日、久しぶりの海外面接に同行してきました。
その際、感じた事を一つ。
そこの受入先は、近年、
「人間的な成熟度合い」と、
「対象職種での経験」を、
双方ともに一定以上ある事を重視してるが故に、
結果的には、30前後が候補者に並び、
同じく27〜32くらいの採用が続いていました。
ただ、昨今の日本語能力が何かとより求められるので、
まだ吸収力があるだろうと、
今回は、少し募集レンジを広げて、
少し若い20代前半〜も候補者に加えるようにしました。
面接の結果として、
従来の30前後以外に、なんと一人はかなり久々に、21の子が合格となりました。
彼らを前に、合格とその後の各種アナウンス(そう言えば特技で言う事前ガイダンスかも。苦笑)をして、
面接会場を後にしたのですが…
その際、やっぱりを感じたんですね。
この子たちの面倒を見なきゃいかん…
せめて来日してからの3年、今から約4年程度は…
目の前には、やはり喜びと少しの不安を抱える若者達。
この責任感を自然と感じられない大人は、
この業界には、いちゃならん。
彼らが見知らぬ異国へ来て働いてくれるおかげで、
自分達もメシが食えるって仕事をしてるなら、
奴隷商人なんてソシリを受けたくないなら、
妻や子供達、親や周りの友人、知人にどんな仕事をしてるのか、
胸張って言える為には、
せめてそれくらいの覚悟…腹を据えて、合格を言い渡す場にいなくっちゃ、
自分が自分でなくなってしまう。
そう自然と思い起こさせてもらったんですね。
特定技能まで含めたなら8年…10年。
別に誰に言われる話じゃなくて、
契約で私自身が縛られてるからとかじゃなくて、
自分で対応できなくなったなら、
誰かに引き継いでやってもらうのが仕事にしたら当然なのだけれど、
それでも、せめてその大きな分岐点に立ち会ってしまったなら、
人として大人として社会人の先輩として、
彼らが契約という約束を守る限り、
できることはしてあげなきゃ、
それこそ嫌悪してやまない悪質ブローカーになってしまう。
周りには、偽善者だのブローカーだのと、好き勝手言わせておけば良い。
ただ、自分で自分を裏切ったなら、
それこそ自分の人生が暗くストレスフルにしかならない。
ずっと心に嫌なトゲが抜けなくなる。
ビジネスっちゃビジネスでもあるのですけど、
そんなこんなで、
やっぱりそれこそ、
9割ボランティア1割ビジネス程度でいるのが、
本当に丁度よい心構え。
ソレを自身で最初っから納得してれば、
忙しいだの面倒だのと、言ってはいられない。
だって、自分で決めた事なんだから。
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