先日、また有識者会議がありましたね。
勉強がてら、最初の資料を読んでみて、
気になったところをメモ代わりに書いてみた。
https://www.moj.go.jp/isa/content/001433112.pdf
・相変わらず、特定技能は即戦力だと…。
→即戦力以前に日本で生活したことなく、更に初海外だとしたら、即戦力以前の問題だと思われるが…。
・育成就労制度はその分野で日本で3年の育成が必要な分野に限る…。
→自動車運転などは免許取得後の育成となり、こういうケースは育成就労に相応しくないとの事…ん?ん?ん?
→特定技能の全分野(細かな職種違い含む)での育成就労が設けられるわけではないかも?
(追いつかない部分で時差があるよって意味なのかもしれませんね)
・親会社子会社間であれば、在籍出向も認められる。(複数雇用契約)
・特技1号の5年後、2号への検定に不合格だと、もう1年のボーナストラック。
(育就と同じく)
・特技1号のための資格試験は原則、各国で行うとあるが…
→各国の思惑からして全ての送り出し国で、全ての分野の試験が開催されるとは限らない。
・元技能実習生(いつもの2年10カ月以上ってヤツね)は、しばらくは特技1号の資格を有すると認められるらしい。
・おっと、特技1号の有資格者と認められる育就3年就労までの検定ハードルは、
「技能検定3級」または特技評価試験とのこと=新たな試験が検討されるわけではないと。
※専門家会議が始まったので、新たに整備されるかも?って可能性もあるのかと思ってましたが、
定まるまでに相当な時間を要することから、暫定的なのか?
↓
「適用除外」として現行の技能検定なども明記が…。
https://www.moj.go.jp/isa/content/001433119.pdf
・育成就労の日本語ハードル…N5もしくは認定日本語教育機関(就労過程限定、100時間以上?)の受講
→送り出し国に認定日本語教育機関ができるとしても相当時間がかかるため、
来日後に現行の法定講習同様の対応が必要=よりコストフルになる…N5非合格者の受入だと。
+特技移行時≒3年終了までにN4が求められるので、N5入国でも3年の間に相当な日本語教育(講習など)を受入先負担で課せられる
→→なので、そもそもN4+該当試験合格者を最初から特技1号で受入したほうが、
初期コストは少なく済む…が、
そもそもそんな人材を「受入先が希望する候補者達」で揃えられる送り出しがあるのかどうか?
(この点一つとっても、金のない中小零細には、もう受入はデキナイ)
・この「基本方針」の段階からハローワークの明記が複数ある事から、
ハローワークがもっと法的な意味で関わってくる可能性があるかと。
(例、転籍、転職支援ではハローワークの求人票などを証拠として求めるとか?)
(有紹に介在させないとあるので、分野別の求人求職マッチング対応はもちろん、ハローワークによる一元管理に動くのか?)
・改めて…全情報は役所間で共有される。
=労基が入った、4日以上の休業となる労災が起きた、不法就労で摘発された…分野別協議会にも共有されるし、
分野別協議会による職種不適合情報もまた、入管に共有される。
もちろん、資格を失った送り出し機関の情報も、
警察沙汰となった外国人の情報なども。
※今まで報告された紙を人力で総合的にチェックしていた分、担当官の属人力頼みだった部分が、
AIエージェントにサジェストされるポイントだけ、確認するようになるかもしれない。
→どれだけ複雑でも順次浮き彫りになり、当事者さえ抜けていた部分で、色々止まったり
・ずいぶん先の話になりますが…
特技でも育就でも受入終了となる分野が出てくる可能性を加味して終了できると明記がある。
→例えば、介護では高齢者数もピークを迎えた後は減る一方なので、
その時に人手が足りていたら、新たに受け入れる必要が無くなるから。
(こんな長期スパンで就労決めてる外国人なんて皆無と思われますが…)
・特技転職の場合、退職後は3カ月しか在留が認められない。(基本的に)
→採用が決まっても、在留資格更新や諸々でメッチャ時間はかかるから、
もし転職するなら、ほぼ水面下で手続きを進ませて、もろもろOKが出てからの転職???
実際にやってみればわかるけど、けっこうムズイと思われる。
・国によっては受入しない。
自国民引取義務の拒否、不法滞在や送還忌避などが多い国…?
→書くだけ書いてあるけど、優しい国日本では、よほどの事でもないと受入拒否国にはならないと思われる。
分野別、特技、育就、各種試験もろもろの運用方針や運用要領など、
総じて、アレもコレも有識者会議からの提言を受けねばならないため、
有識者会議だらけとなる。
(また定期的な見直しもそれぞれに必須とあるので、延々と有識者会議は続く)
なおかつ、閣議決定でほとんどが定まっていく流れ。
(パブコメなどは出る場合が多そうだけど…)
(てか、AIエージェントでも活用して、せめて回数少なくしてほしい。苦笑)
さぁ、泣いても笑っても、進みます。
一緒に色々と対策準備をしていきましょうね。
追伸
明日、追記も書いときます。
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フツー、一般的には流れない案内ばかりなので、オモロイっすよ。
今はこんなんやってみてます。
https://smiles-thanks.jp/l/u/share
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