今回は送り出し機関の方も必見かもですね。苦笑
業界経験のある方なら容易に想像がつきますが、
こんな時系列的観点での俯瞰的視野が持てない方もいらっしゃるので、
メモ代わりに整理して書いてみます。
(ゴメンナサイね、知らなかったって方はプロとは思えないので、知ってる前提で…)
結論から行きましょう。
フィリピン・ネパール・ベトナムは特に、
まず、新たに結核健診コストが増えますよ、ご承知おきくださいね…ってアナウンスから。
その後、
6月以降、9月以降の入国予定は、まず後ろへズレこむ可能性が高い事を、
受入側に承知いただく…ところからでしょうか。
更に言えば、
もしかしたら、ズルっと全スケジュールが後ろに延期される可能性もある事まで、
補足してるでしょうね。
注:特定技能外国人については、当面の間対象外…初入国組が多くはないからなのかな。
予定通りに行かない理由・色々想定しておくべきポイントをいくつか…
令和7年 3月24日 指定健診医療機関における健診受付開始(フィリピン・ネパール)
令和7年 5月26日 指定健診医療機関における健診受付開始(ベトナム)
※ 各国の「指定健診医療機関」など、本スクリーニングの詳細については、厚生労働省の特設サイト(令和7年1月に公開予定)を確認してください。
との表記はあるが、
1.日本側が指定する送り出し国の病院による「指定健診医療機関」発行の「結核非発病証明書」でなくてはならない。
→明らかに新たな利権にて送り出し国側での調整が間に合ってるのかどうか…間に合ってるから公表にこぎつけたと思いたいところだけども、だからといって送り出し国側が期日を守るとは限らない。
(日本側の都合で勝手に事前公表するのは正に好きにすればいいけども、それに付き合わねばならない理由などあるわけないのが送り出し国側の現実…逆の立場になればわからんではない)
2.「指定健診医療機関」が決まったとしても、
・その機関が手続き費用をいくらにするのか、
・健診にいつから対応するのか、予約は受け付けるのか、
・証明書発行までにどのくらいの日数がかかるのか、
(多分様式は各国語併記版でコロナ時のように雛形を出してくると思われる)
何も決まっていない。
そもそもこの健診コストを費用負担に組み込んでいないままでの受入申込において、素直に受入先が負担する先ばかりなら良いけども。
更には、フィリピンで言えばマニラにしか指定先がなかった場合、セブやバギオなどの候補者はそのためにマニラへ行かねばならないが、そのためのコストは誰が負担する?
ネパールだろうがベトナムだろうがどの国も同じ。
3.面接合格し、入国前法定講習も受講済みで、最後に結核判定が出た場合…
結論を申し上げると、どうしようもありません。
このリスクを回避するためには、そもそも論として、
面接合格後の健診自体に、この結核健診を加えて、最終合格の是非を決定する以外ない。
ということは、6月23日前までの入国を間に合わせられない限り、
面接自体、この件の流れがある程度見えてくるまでは、しばらく延期させようかどうしようかの判断を仰ぐこととなる。
…とまあ、ちょっと想定しただけで、
これくらいの余波のある結核健診。
これが忘れた頃に、インドネシア、ミャンマー、中国と日程を変えて続きます。
ミャンマーなんて、機能するのかしらん。
こういうのにちゃんと先回りして、
受入側も外国人労働者側も、送り出し機関側さえも、振り回さないよう立ち回るのが、
プロのプロたる所以です。
なにも難しい事じゃない。
調整調整また調整…手間がかかるだけの事です。
その手間がこの件のみならず膨大で、色んな角度から四方八方ケアしていけるのが、
プロなんですね。
ちなみに、当然、私だけが特別優秀でこれだけの想定ができてる…とかじゃないですよ。
この程度の対応は、ほとんどの方々が当たり前で適応していく部分です。
AIはこの域まで達せられるのかしらん。
追伸
AIに聞いてみたけど、まだまだ全然参考にならんかった。苦笑
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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