フィリピンの特定技能の転職の困難さを解説してみます。

仲間

年末、実は、私、
大騒ぎしてました。

ほとんどの時間を持ってかれた。涙

その記事タイトルに関する内容について、
色々と書き記してみます。

参考になればと。

 
私、実は、元職員とか言いつつも、
今まで現場が絶えたことはありません。苦笑

逃げ切れないし、逃げるつもりもないし。

以前、独立せざるを得なくなった際、
バトンリレーできるところは全て引き継いできたんですが、
それでも数件だけ、残っている中のお話です。

背景(基本アウトライン)
・特定技能
・フィリピン
・飲食料品製造
・元技能実習生
(コロナ化をまたいで、2年以上待って2022年来日、就労)

受入先は、この人材ならばと、
歴代の受入の中でも、一番親しく、思い入れもあり、
信頼できる2名を、再度特定技能として受け入れに動きました。

やっとの思いで受入にこぎつけられるまでに、
コロナをはさんで丸2年以上の月日が流れていました。

その間、彼らは待つしかなかったのですが、
受入先もまた、色んな時代の波にさらされます。

ソコは海産物の加工製造会社でしたが、
年々、漁師からの水揚げが減っていきます。
自然や環境の変化に、アレコレと策を打ってきましたが、
力及ばず、とても現状人数での操業が困難になっていきます。

それでもと、踏ん張り続けましたが、
とうとう、人員削減の決断を迫られるに至りました。

結果、彼ら二人も、日本人同様に、
解雇となります。

一カ月前に解雇予告通知をし、
その後も受け入れは困難を極めることを承知の上で。

本人たちに話をした日も、
ガックリしてはいましたが、
ある意味、納得せざるを得ない状況であることも、
理解はできるようでした。

同時に、彼らの事情としても、
息子を大学に行かせ続けたいとして、
転職先を強く言い防止ました。

よって、
転職先探しに励みます。

法的に言えば、
支援10項目の中で、更に任意的支援となる部分です。

私、考えました。
以前、別理由でしたが、期間満了における入れ替え時、
ハローワークへ相談するも、
屁の役に立たない実態を経験していると、
法的にはともかくも、実質意味がないコトを肌身で理解しています。

別に、ハローワーク登録が法的強制ルールではない。

意味のない面倒な事はせず、
ひたすらに、知り合いの仲間内に、
様々、声をかけていきました。

おかげさまで、何件かひっかかるも、
結論とすれば、
1.フィリピンの手続きの面倒さ、コスト感、ストレス。
2.年齢からの優先順位の低下
から、転職面談にすら、たどり着けませんでした。

飲食料品製造なら、どれだけでも幅広い裾野で、
受入先などごまんとあるハズなのに。

私が知り合いにしか声をかけなかったのは、
実質、大きな意味があります。

1.彼らをイリーガルワーカーへ転落させたくない。
2.親身には動いてくれない。

大きくは、この2点です。

ハッキリ言って、
人身売買ブローカー…人材をデパートの商品のように並べて、
こんなにも売り物があるから、ぜひどうぞ~!なんて方々には、
とても任せられない。

フィリピンの手続きをわかっている方でなくては、
トラブルのもとにしかならない。

なによりも、私自身が、誰と組むかが一番大事だと思っている。

などなどの信念的理由から、
信頼のおける方々にしか、声などかけられようハズもない。

世間様でいう、転職自由とか、
職業紹介事業者がどうとか、
機械的、機能的な理由だけで、
右から左なんてできようはずがない。

結果、
彼らは、招聘してくれた会社が業績復帰するまでを待つことになりました。

彼らには彼らの生活と諸事情がある。
会社には会社ごとの考え方や選択肢がある。

無理にどうこうしても致し方ない。
無理やりハメ込むことが、決して良いとは思わない。

世間様は外国人労働者にも転職の選択肢をと叫ぶ。

でも、現実は、そうは簡単に問屋が卸さない。

 
ベトナムやインドネシアなどであれば、
未だもう少し、足かせが少なく済む。

だけど、ことフィリピンにおいては、
労働者保護と言いつつ、
様々な縛りがある。

そもそもが、基本的に、
一契約が終わったなら、
いったん帰国するのが筋となっている。

ソコに労働者個々の意思や選択などはない。

良い悪いは、見る人、見る角度によって変わるし違う。、

内実もわからんが嫌にとやかく言われる筋合いはない。

だから、周りで偉そうにあーだこーだいう人を横目に、
お気遣いありがとうございます…と言いつつ、
当事者に与えられた選択肢と、
その道のりを加味したうえで、
労働者と受入先が当事者として決めた意思に従って、
より良い方向で具現化していくのが、
特に特定技能において大事なコトだと思う。

少しは伝わるといいなと思いつつ、
愚痴半分で書いてみるも、
誰かの足しになるといいなと。

追伸、
私も知りませんでしたが、(忘れていただけかも。汗)
自然の大きな変化、影響による解雇については、
その後の外国人受け入れ制限から外れる場合があるとのこと。

削った日本人は戻ってこないけど、
今回の二人は戻ってくる気満々なので、
願わくば、業績回復して、
上手く事が運ぶことを祈ってやまない。

 
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