新規参入の登録支援機関(組合も)がわかっていないこと

受入企業向け

男性が同胞を孕(はら)ませてしまったらしい…
それも別の会社で働いてる技能実習生の子…
その受入会社も組合の人もカンカンに怒ってる…
どうする?

女性が男を連れ込んで、同居の別の女性が迷惑してる…
相手の男もチンピラ見たい…
なおかつ女性は母国に旦那さんがいる
どう解決する?

妊娠発覚!どう立ち回る?
順番がわかってないと、全部手遅れで大変なことになるけど…
そもそも、妊娠を打ち明けてはくれないまま月日が過ぎて…

住居トラブル、どーする?
水を出しっぱなしにしていて、一階の住民に多大な被害をもたらし、
大家さんもカンカン…原状回復に200万かかるって…どうする?

無免許運転、発覚、どーする?
原付バイクで事故を起こした、どーする?

社内の日本人上司からモラハラ、パワハラ、セクハラ発覚
どーする?

ちょっと肩を叩いただけで、
あの人は怖い、もう働けないとなり、
外国人によってはその国の大使館に駆け込んで、
暴力行為が行われている可能性がある…
大使館から入管に連絡が行った日には、
速攻で入管から問い合わせ連絡が来ますが、
対応できますか?
ソコに5人、10人、15人といたら、
全員が私も私もと辞める、転職する、帰ると一斉に言い出しますが、
アナタはどうされますか?

 
ほかっとく?
責任はあるけど、
登録支援機関の場合、罰則はないよね。
一人月に1万などで委託されていたら、
割に合わないからケツまくる?

入管もバカじゃないよ、
許可下ろさなくするよ。

デジタル庁を筆頭に、今や全てレコード管理されてるから、
その登録支援機関じゃ、その支援責任者じゃ、
今後の申請が通りずらくなるかもよ。
(少なくとも、ちゃんと支援できますか?って入管から電話かかってくるかも)

どーする?
出来高で切り捨てる? 
失踪させて終わりにする? 
裁判になれば責任問われて賠償確定するよ。 

技能実習新法の前、旧法の罰則明記がなかった頃でも、
過去に監理団体は敗訴してるんだけど…
私が知る限りだけでも2,3件ほど…
自分は逃げられると思ってる?

外国人が亡くなったら、
エバーミングして遺体返還のお金、
何百万もかかるけど、
大丈夫?
実例は少なからず…

犯罪行為で刑事罰、
カッとなって殺人、殺傷、 
加害者の場合なんてのもある。

薬物栽培、薬物仲介… 
月1万?2万?でできると思う?

やってられるかって、ケツまくる?

登録支援機関契約を辞退、破棄する条項でも入れとく? 
それで通れば良いの?

 
そう思った方、奴隷商人だと自覚してください。
事業参入する資格は、
道義的にありません。 

 
前にも言ってたんですが、
私に言わせれば、私ももちろん含めて、
受入企業と労働者との間で何かしらのお金を取る人はブローカーです。

それは、有資格団体(監理団体、登録支援機関)でも、士業でも、送り出し機関でも、
まして法務省でも厚労省でも入管でも収入印紙でも、
JACでも各関係省庁が管轄する分野別協議会でも、
日本語検定、技能検定機関でも、
すべからくブローカーです。
(視覚さえあれば良いなんてそんな安直なコトであるハズがない)

何なら、住まいを探す不動産会社も、
携帯を売るお店(業者)も、
保険を取り次ぐ代理店も、
何もかもが、ブローカーが介在して、
色んな事がスムーズに回っているのが、今の社会構造です。

ただ、
ブローカーには、特にこの人のお世話をするブローカーは、
道徳的に、倫理的に、
機能的付加価値のみならず、
相手にとっての満足=不平不満を起こさせないコトについて、
責任がついて回ります。

法はあくまでガイドラインです。
コンプラ軽視では決してありませんが、
時に法の定め以上のことも求められるし、
筋の問題として、法さえ守っていれば、
ブローカーに安全も安心感も、信用も信頼感も、
十分だとは、決して言えません。
 

 
私は、入り口から出口までを、
一貫して目をかけ見守り、寄り添うコトが、
この仕事の本筋
だと思っています。

それは、
時に誰にもわかってもらえない苦労もたくさんあり、
でもそれらは、決して表面化せず当たり前と言われ、
だからこそ、当初の取り決め以上のお金は、
そうそう容易に請求しにくい側面もあります。

そう、お金儲けが、しにくい業界だってコトです。

これ等の道義的責任こそ、
ブローカーとしてプライドをもって取り組むべきポイントであり、
ココを押さえて立ち回れない人たちは、
結果的に、事業もうまいこと続かない

だから、わかってますか?って、
特に新規参入者の皆さんへは、
改めて投げかけてみたい、確認して欲しいところとなります。

ベテランの方々も、
年末の今こそ、
年明けの一年の計を考える際、
イズム、姿勢、価値観、考え方、方針、信念の根幹として、
何度目か、改めて意識してみると良いかもしれません。

新規参入者を排除したくて、
参入ハードルを高く見せているのではありません。

当たり前のことを当たり前のようにこなしたくとも、
特にこの業界では、日本人の常識では到底想定できないコトばかりが起きます。
腹をくくってトコトンできるかどうか。
今回お伝えしたことが、ちゃんと腹落ちしているかどうか。

たまには、こういうコトも、
立ち止まって考えてみていただくのも宜しいのではないでしょうか。

さて…明日は何度目か、
ちょっと進化した、お金儲けについて考えてみようと思います。

 
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