私の場合、facebookやTwitterの投稿をたまに見るのですが、
残念だなぁと思うときが、多々あります。
私自身も何年か書き続けてきて、気づけたことなのかもしれませんが、
…あまりに不平不満のはけ口や、集団イジメ的な会話が続くことが多い。
今のコロナなんか、特にそう。
いや、私も知らず知らず、
他人様のことをとやかく言えないことを発言しているのかもしれませんけど。汗
つまり、、、
PCR検査を受けさせない国が間違っている。
安倍総理の、日本の方針は間違ってる。
この非常時に、外出する奴が悪い。
マスクを買い占めるやつが悪い。
世間や政治家や、特定の個人を批判、非難するようなコメントが、
後を絶たない。
Twitterのほうが、酷いかな。
facebookのほうがまだましかもだけど、
こんな悪い奴がいる。
こんな悪いとこがある。
誰か、こうして欲しい。
国ないしコイツはこーすべきだ。
クレクレ星人や非難しかない憂さ晴らし星人が多い。
もちろん、全員とは言いません。
都度都度、相手をおもんばかり、
建設的、生産的なコメントをされている常識人の方もいらっしゃいます。
でも、それにしても、
残念なコメントは多い。
特にこのコロナ騒ぎで、本当に顕著になった。
ネットの世界って、タイムライン的に流れていくし、
むしろ吐き出してスッキリしたいストレス解消目的、
=発言に責任なんて持てないし、そんなつもりで発してないからと、
まぁ、一方的なコメントが世を席巻している。
情報弱者=自分で咀嚼消化できない人は、
可愛そうなくらい、一喜一憂して振り回されている。
少なくとも、そのように見える。
コロナ対応など、
3.11対応や9.11対応と同じで、
世界に誰一人として、全員を救う絶対解など、
誰も分からない。
わかるのは、過去の対処が正しかったのかどうかの検証が、
今になってわかるだけ。
その過程において、
一局面だけを切り取って言うならば、
何とでもいえる。
まして無責任な思い付き発言なんて、
誰でも好きなだけ言える。
残念なのは、それらをマトモに受け止めて、
鵜呑みにする人たち。
そうだそうだー!
って便乗して、騒いでしまうと、
冗談でもホントに知らず知らずそういう頭に、
思考に染まっていってしまうものですから。
環境が人を変えるという、本当にわかりやすい事例のような気がします。
とはいえ、SNSはとても貴重な情報源であることもまた事実です。
TVや新聞などでは伝えないことを、
節々で伝えてくださっている良識者も少なからずいらっしゃるから。
この外国人労働者支援業界でも全く同じことが言えますよね。
妊娠騒ぎにおいて、人権的にはそれを理由で帰国させてはならないとされていますが、
本人と赤ちゃんの生命のみならず、
生まれた後の環境、母体や赤ちゃんに降りかかる様々なストレスなど考えると、
親御さんがいて、母国語で細かなコミュニケーションが取れる母国へ帰国したほうが、
どれだけ安全なことか。
実態を理解しているプロの方々は、
よほどの条件が重ならない限り、
一般的には、ちゃんと様々なリスクを説明して、
自発的な帰国を促す流れになります。
コレを人権派という方々は、
当事者の困難も知らずに、法令違反だ、人権侵害だなどと、
騒ぎ立てます。
まったく同じ理屈です。
念のため、確認しておきますが、
このケースにおいて、悪逆非道な待遇下…例えばレイプされたなどの事例では考えていません。
むしろ、とても裕福とまでは言えないまでもフツーの日本人彼氏がいて、
外国人技能実習生の女の子との真剣なお付き合いで、
結果、妊娠騒ぎになった場合においてを想定しています。
もちろん、まともな事業主とまともな監理団体の対応においてです。
出産から子育ての大変さを知らない輩が、
好き勝手言い始め、
想像力のない大衆が、
自分の都合で呼んでおいて、妊娠したから帰れなんて酷すぎると、
大きな声を上げ、
それに便乗する大衆が、人権と法令違反という絶対正義を振りかざして、
大騒ぎを始めるというものです。
妊娠は、監理団体のせいでもなく、受入企業のせいでもないのに。
本人が抱えるリスクを懸命にケアしようとしているだけなのに。
冒頭にあげた、全国民PCR検査なんて、
イタリアなどで医療崩壊を招き、
結果、感染者や死亡者までたくさん発生させてしまっているのに、
PCR検査を全国民にさせないなんて、
国は国民の健康を何だと思っているんだ!と騒いでいた人たちと、
同じ理屈ですよね。
共通するのは、責任なんてこれっぽっちも取る必要のない人が、
当事者ではない人が、安易に批判し非難し、大騒ぎをする。
当事者の指導や選択は、
結果的にベストオブベストの最適解ではなかったのかもしれませんが、
少なくとも、安易に目先のことしか見えていない人の選択よりは、
よほど適切かつ適正な選択である場合が多いものです。
だって当事者は相手のことはどうなってもいいなんて思って立ち回っていないですから。
誤解と御幣を恐れずに言うならば、
ポピュリズムに迎合している政治家が権力者の当事者であった場合、
取り返しのつかない事態が引きおこり、
結果の責任は、その政治家には取れないってことです。
ポピュリズムの源流となった人たちは、その責任を取らないってことです。
4千人の死者の中には、結果、責任を取った人たちがいるのかもしれませんけど。汗
つまり、
大衆は常に間違っているという、大衆に権力を持たせてしまうことは、
間違っているともいえます。
同時に、技能実習でも特定技能でも、
わかっていない大衆のまま、事に当たると、
取り返しがつかない間違った判断をすることがあるってことです。
だから、外国人労働者一人一人と向き合い対応する一職員、一担当者は、
大衆であってはならず、プロであらねばならない。
そのプロとは、法を知っていればプロなのではなくて、
全体像…入り口から出口までの俯瞰的な全体最適の視点から、
今この局面において、
どう立ち回るべきなのかの選択ができるプロでなければならないってことです。
でないと、人が死ぬ…まではいかないかもしれませんが、
少なからず、人一人の人生が大きく変わる。
別にSNSの残念なコメントを止めようというつもりで書いているワケではありません。
そういうコメントに悪影響を受けないように、
気をつけたいものですね、という意味で書いています。
やるべきことがわかっている方々は、
周りの雑音を上手に交通整理して、
テレワークをどう活用して行けるものか、
ネットをどう活用していくべきなのか、
コミュニケーション能力をどう高めていけるものなのか、
などなど、
こういう時代に、俯瞰的、四次元的に見て、
どう会社を、業務を、自身を、自分と周りの将来を切り回していくべきか。
ソコに特化して、思考をフル回転しながら、
様々なことに当たり続けているように思われます。
これらもまた、リテラシーという言葉に集約されるものなのでしょうか。
ただ、末筆ながら、
私自身、常に間違っている大衆の一人として、
自意識過剰にならず、気をつけていかねばならないと、改めて思いました。
自分も大衆だと意識することで、
常に間違っているかどうかを、確認していきたいと思います。
追伸、
誰もが、こういう中の一人になりたくはないものだと思うのですが。
————————————————————–
適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
以下、無料メルマガのご案内からどうぞ。
対象:受入企業側、業者側(国内、国外問わず)、士業など業界関係者
————————————————————–
コメント