「李代桃僵(りだいとうきょう)」さよなら「零細の受入先」&「想定力のない監理団体」

ポイント

「李代桃僵(りだいとうきょう)」とは、「スモモがモモの身代わりになって倒れる」という意味の故事成語で、損害を受け入れがたい状況で、不必要な部分を犠牲にして、全体の被害を最小限に抑えながら勝利を目指す戦術を指します。相手の攻撃を避けるため、味方の部下や不要なものを身代わりにして主力を守る、などの状況で使われます。
故事: 桃は価値が高い果実であるのに対し、スモモは価値が低い果実です。敵の攻撃から桃の木を守るために、価値の低いスモモの木が犠牲になる様子から来ています。
兵法: 兵法三十六計の第11計にあたる戦術です。
比喩的な意味: 他人の身代わりになってとがめを受けること、または、不必要な部分を犠牲にして全体を守ることを意味します。

by AI

つまりは、

育成就労の職員上限規制は、
1人2人3人程度の受入先を、
排除していく。

受入の相手をしてくれる監理支援機関は、
一つもないということ。

ココもね…けっこう皆さん、軽々に考えてる方は少なくないと思われる。

受入先はもちろんの事、
特に、監理支援機関成りを進む予定の監理団体先もね。

 

まず、一般的に想定が及ぶ範囲の確認。

大手以外、8社40人=1社5人以上の受け入れをしてくれない先は、
この先、外国人労働者の受け入れは難しい。

一応計算上では、こういうケースもありうる。

1社で100人受入してる先を抱えていたりすると、
2人で16社80人、
3人で24社120人が上限となるので、
1社100人+20社一人ずつ…でも計算は合うことになる。

でもねえ…

こんなの毎回毎回、月毎?に計算する?
皮算用も良いけど、それで調整できたりするワケないですよね。

予定より一人減ったり、途中帰国したり、
逆に、人手不足の加速で、受入人数や受入ペースが速まったり…。
特定技能へ上がったり。

とてもじゃないけど、上限いっぱいを狙うのが基本線だとしても、
とてもとても上限マックスをきれいに維持できるはずもないのが現実。

となると、監理支援機関側でフツー考えられるのは、
1社で〇人以上の受入先以外は、取引はお断りする方針を取るしかないのかな…ってなるのは必然。

 
ここまでは、たいていの方々は想定される。

でもね、これ、よくよく考えると、結構めんどくさい。

最初は良いですよ。
みなさんゼロスタートだから。

これが1年、2年、3年と続けば続くほど、
かなりのボディブローになっていきます。

これも時系列で倍々ゲームを想定し、
1社1社、マックス受入まで進むかどうかを考えねばならない。

特に、一度取引した先を、自団体都合で切るのは、かなり難しい。

初年度はともかくも、
お金をいただくプロなんだから、
受入側に言わせれば、「もっと早く言えよ!」なのは当たり前。

いや職員の上限規制が…なんて言い訳は、
「お前んとこ、プロなんだろ?違うのか?」
で終わる。

いや、常勤専業役職員を、都合よく増やしたり減らしたりのコントロールも必要かもしれません。

あぁ、サラリーマンは、「一身上の都合」で、いきなり辞める方もいらっしゃるでしょうから、
上限いっぱいで回してれば、
時と場合によっては、逆に計画申請を却下されかねない。
➡前受入先と面接合格者と送り出し機関に迷惑をかけ、信頼を一気に失う。

一蓮托生制度なのは、変わらないのだから。

 
最初は枠にゆとりがあるからと、
1社1人の受入先も、2年後3年後には5名以上まで受入を増やすからとの口約束から、
受入を始めた日には、
喉元過ぎた2年後3年後には、予定通りに進まず、首を絞める要因になるかもしれない。

逆に、最初っから5人受け入れを始めた先が、
2年後、3年後には、15人どころか20人、30人になっているかもしれない。

 
そんな、モノじゃなくて、ヒトなんだから、
外国人労働者も、常勤職員も、
おいそれと受入先側や監理支援機関側の都合で、
一人二人の出し入れが容易なはずがない。

双方ともに、経営側のかじ取りは、とっても困難です。

=とても上限いっぱいで回す事を目指さず、
ある程度はバッファを残して緊急時に備えるように考える。

テキトーに2割前後のバッファをもって計算を考えるとすれば、
6社~7社で、30~35人平均となるようにでも、考えて進めるしかないかもしれない。

3年後にはマックスに至ることを想定し、
常勤職員と維持費のバランスも、計算に入れて、
1年目、2年目を、技能実習の受入活動原資で、
回す事を考えねばならない。

いやまて、どちらも非営利事業だからって、
でも異なる制度だから、監理団体と監理支援機関は別物だからって、
そんなん言われた日には、どうやって損益ゼロを目指せというのか。
(さすがに伝家の宝刀「経過措置」ってヤツが発動されるとは思うけれども…)

オーマイグッドネス…

ろくでもないルールだな。苦笑

でも仕方ない。

殺人事件を起こす人材を招へいするような受入先を相手にしている監理団体があったり、
ボコボコにイジメるような受入先に外国人労働者を受入させたり、
妊娠出産を死産で終わらせさせる人材を発生させてしまったり、
たとえ身勝手であろうとも、駆け込み寺に駆け込まれて、ユスリタカリを受けるようなわきの甘さを残したまま受入してたり、
賃金不払いや安衛法違反、人権侵害、不法就労など行政処分先を減らせなかったり、
ろくに管理訪問指導にもいかない監理団体を減らせなかったりと、

業界が自ら健全化を進めてこなかったから、
こんなめんどくさいルールが量産され続けていく。

ただ、唯一、良いなと思うのは、
今まで行政処分されてきた受入先の中には、
一人二人三人と数人程度の受入先も少なくなかった。

これらがテーブルにも乗らない程にハードルが上がるので、
(結果的にね)
そういう行政処分先は、必然的に、存在しなくなっていく。

 
それにしても、ルールの量産は、必然的に行政コストを跳ね上げる。

人手不足は、それこそ入管も労基も機構も同じ。

自分で自分の首を絞めているのは、
役所側も下々の私たち側も、同じなんですよね。

なので、
くだらないルールだとわめく前に、
そもそもそんなルール量産に歯止めをかけるべく、
解体新書企画を始め、色んな取り組みにトライし続けてるし、
スマコンなんてささやかな抵抗もしてるつもりなんだけど、
力及ばず…。

第7回 笑顔でありがとうコンテスト | 『笑顔でありがとうコンテスト』
コンテストのルールおうぼ:2025 年 11 月 1 日~30 日とうひょう:2025 年 12 月 1 日~20 日けっかはっぴょう:2025 年 12 月 25 日予定お気に入りのしゃしんの★をクリックしてください。※11月中のいいね!...

みんな、投票してね。笑
 

————————————————————–
*こんな私から様々な企画、案内が届きます。
フツー、一般的には流れない案内ばかりなので、オモロイっすよ。
メルマガ登録はコチラ
自分で言うのもなんですが、”目覚めたい業界人”は、登録しとくと良いと思います。
————————————————————–

コメント

タイトルとURLをコピーしました