技能実習生の「変化」を改めて肌で実感しています…

ポイント

先日、久々に「海外面接」にご一緒してきました。

私、今でも、なかなか抜けられない現場を、
いくつかは抱えていまして…。

で、今ではWeb面接も多いらしい中、
(面接のために現地入りする方々は、かなり少なくなったと送り出しが…)
やはり「人」は実際にリアルで会わねばわからない…空気感的な肌感覚を、
書いてみます。

あの…どこまでも『私の個別ケースでの主観的な感覚』で、
業界全体とか、ある国限定でそうとか、
そう言ってるつもりは全くありません。汗

 
 
特に、昔と対比して考えると違いは顕著になります。

昔々、中国、いやベトナムにも行ってた頃は特に、
今回のフィリピンであっても10年前と比べてみると…

一番の違いは…

【ガツガツ感】

どうにも行きたいです!自分を採用してください!などの意欲度合いが、
やっぱり大きく変わってきてる。

日本へ行きたくない…ワケじゃない。
お父さん、お母さん、家族の為に稼ぎに行きたい…って思いも変わらない。

でも、昔ほどの必死で…的な「激しい感情」が、かつてほどには、表に出てはこない。
社長さんを前に並んだ時の、プルプルと震え気味な様子も、全員が全員じゃない。

ナゼ、日本の募集にエントリーした?
お金を稼ぐのは誰の何のため?
何年、日本で働いてみたい?

いくつかのジャブ的なお決まりの質問への回答が並び、
それらを少し掘り下げツッコんで聞いてみても、
最初から書かれている回答や、
その応答も、微妙にかつてほどの近視眼ではなかったり、
だいぶ曖昧ながらの将来設計までが、口から自然とスルスルと出てきたりします。
(送り出し側の助言などの躾?指導?も進んでいるのかな?苦笑)

いわゆる近視眼の度合い、単眼?複眼?的なニュアンスが、
根本的に変わってきていることを、
ここ数年で、かなり実感しています。

 
 
去年の面接でも多少は感じてはいました。

来日し、生活を見に行っても、
確かに家族への仕送りはしてるものの、
「自分の為」にもちゃんとお金を使ってる。

その人材の中の数名は、アニメグッズをしこたま買い込んで、
自分の部屋に所狭しと飾っている。

とはいえ、身元を崩すほどの金銭感覚はなく、
あくまでも自分でコントロールしているように見える。

 
この業界で、
10年やってました…
20年やってきた…

私のようなロートルが、
「オレサマ、色々知ってるぜ、ウェーイ!」
なんて偉そうに、さもありなん…としゃべっている方々もいますが、

ホント、この業界もまた、
「現場の現実」は移り変わりが激しく速い。

何も法的なルールの話ばかりじゃない。

彼の国の、募集にエントリーしてくれる外国人の若者達も、
もっといえば、彼の送り出しスタッフも、
全部が全部、大きな過渡期の中、
変化の推移を肌で感じる局面は多い。

現場を知らねば、個別のケースとその背景や抱える諸事情を知らねば、
これまた全体最適の局面判断も、
その意思決定も、微妙にズレていく。

 
浦島太郎になったら、
私もブツブツ偉そうに言えるもんじゃないなぁ…
と腹落ちして実感してしまった、
今回の面接同行でした。

 
追伸
Web面接のコスパやタイパはその場その時その状況下では良いのですが、
何年スパンでの長い目で見た時には、
はたしてどうなんだろう?
本当にそうジンワリ感じてなりません。

コストとか手間とか、一瞬で一気に終わるこの業界で、
持続的な事業を営むという観点から見た場合…
まぁ、経営者の器次第だと思いますけれども。

 
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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