(A)新人職員向けにいくつか基本的な部分を列記してみる

アカデミー

現在、水面下で新人向け基礎講座を用意しているので、
前後はしますが、思いついた部分を、
メモ代わりに数日、アレコレ書いてみようかと。

 
 
・初心者の頃は、なんでもガムシャラに取り組んでみた(調べてみた)方が良い。

わからない事がわからない…
とはいえ、なんか膨大に色々あるから、何から手を付けていいかわからない…
でも、膨大過ぎるがゆえになんか効率的に取り組みたい…

気持ちは分かります。
でもね、そんな小手先の事を考えて下手に時間を無駄にするよりも、
ひとまず上司や先輩に言われたことを、たとえ優先順位がどうであれ、
ひたすらに「点」を数多く学び調べ考えて実際にやってみるのが一番です。

「点」自体をたくさん知らないと、「線」にも「面」にも「立体」にも「四次元」的にも、
何にも自分の中で見えてきません。
四の五の言う前に、ひたすら目の前の事に懸命に取り組んでいくのが、
結果的に早道になります。

ローマは一日にして成らず…ですね。

ただし、現在でのポイントは大きく1点あります。

AIを活用すること。

調べ物などは絶対にAIを活用しましょう。

当然時短になるし、自分や諸先輩方が指摘漏れしてた部分まで、トスアップしてくれる確率が高い。

ただし、「鵜呑み」にしないこと。

自分でトスアップされた点を、自分なりに調べてみるまでが吉。
たとえ必要十分に理解できずとも、そんな積み重ねが、自身の知(血)となり肉となっていきます。

 
 
・ハードルはひたすらに下げること

このお仕事、知っておくこと、わかっておくこと、現場の現実、
この辺りに基づいた頭脳労働とコミュ力=人間力が大きく問われます。

結論としては人として大きく成長していかねばなりませんが、
これまた一朝一夕には成りません。

冒頭の通り、まずは何でもトライしてみるのが基本線ですが、
続かない、くたびれる…のが一般的な人間の性質です。(私がそうだから。苦笑)

よって、言葉で言えば習慣化、環境整備って部分ですが、
それぞれ、ハードルはひたすら下げる事。

どこかの本などでも読む話ですが、
例えば、

法文を読むなら、せめて毎朝、特定技能のページの更新情報だけでも、開く…
先輩が、同僚が、今日、何をやってどうだったのかを、一言でいいから聞く…
SNSで何かしら興味のわいたグループに参加して、一つでも誰かのコメント投稿を読んでみる…

なんでも良いので、自分にとって、「保育園児でもできそう」な行為まで、
あえてハードルはメチャメチャ下げるのが良いでしょう。

最初っから気張って頑張ると、即座に燃料切れを起こします。
今日はこんなにも頑張ったから…といって、その後は、何もしなくなります。

そうじゃない…。

運用要領600ページ読め!と言って、読める人なんてほぼいない。
まして、読んですべて整理整頓されて頭の中にはいる人なんて、ほぼいない。

だから、保育園児でもできる程度の事から、始める事です。
ソレが一番、『続きやすい』。

朝、出社したら、まずはコレしようって、自分で決めるんです。
で、それを自ら習慣化していく。
自分で決めるのがコツです。

で、できなかったからって、自分に失望しないこと。
次はどこまでハードルを下げたら、できるようになるのかな?
全く別の事で新たにトライしてみようかな?
なんて、自分の特徴、興味関心がどこにあるのかを知りましょう。

その積み重ねから、まずは自分の得手がわかるようになっていきます。

 
 
・(前述の続き)アウトプットする。

前述と連動していますが、保育園児で構わないので、
一つできたことを、毎日、誰宛でも誰宛でなくても構わないので、
自分の頭の中に留めず、アウトプットしましょう。

誰かに口頭で報告するでも良いし、
私のようにどこの誰が見てるかわからない場所へテキストで投げてみても良いし、
Xやらfacebookやらで、匿名で、誰も見てない場所へ、
ノーリスクで呟くことでもいい。

なんでもどこへでも構わないので、
一つでも覚えたこと、その自分なりの感想、解釈、感じた事を、
吐き出す事まで、習慣化しましょう。

読む < 聞く < 書き出す、吐き出す

これがインプットのタイパコスパの良い方法です。

やってみている人にしかわからないので、
やってみたもん勝ちです。

時に愚痴半分で吐き出すのもアリです。
自分のメンタルヘルスのセルフマネジメントにも役立ちます。

 
 
・もしかすると、グレーな答えを結論とした方が良い場合もある。

例えば…杓子定規な技能実習計画において、審査基準やら必須業務、周辺関連業務が言語化されています。
で、ルール通りに言えば、計画に記載のない業務をさせると、法令違反となります。
…そんな話通りにできる現場は、相当に限られています。
理屈で言えば、その通りに業務ができない先は受け入れするな!って事になりますが、
いったい、誰得?って話なわけです。
ルールは無視して構わないって話では決してありませんが、
尊重するにも限度があるって話。
当然、尊重の度合いもまた、当事者でしか判断しようがないんですけどね。

この辺りは、別にギリギリを狙って受入先を増やして金儲けするぜ!って意味ではなくて、
受入先と外国人労働者と、相思相愛で互いの目的に沿うものならば、
個人的には「こだわり」過ぎる必要はないと思っています。

どこまでも外国人労働者にも受入先にも、余りに好き勝手されたなら、
さすがに色々問題が大きいって意味から、
実質、アレコレと理由を付けて、就労制限が決まっています。

コレ、技能実習が育成就労になっても、大筋は同じ。
育成就労と特定技能でも、大筋は同じ。

その加減が微妙に異なるだけの話。

この辺りは、所属組織のコンプラ加減により、異なってくる部分です。
結果、慣れてくるまでは、所属長の判断に頼るべきですし、
最終責任者に責任を転嫁(苦笑)できるよう、きちんと判断材料を必要十分にテーブルに乗せるのがお仕事ですね。

ちなみに、何もこの就労制限の点のみならず、
妊娠問題でも、転籍、転職問題でも、様々な場合において、
上手に良心的にグレーな判断の方が、現実が上手く回る場合は多々あります。

 

…あぁ、コレも書き出すとキリがない。
でも、だからこそ、書いて整理していこうかなって。

物好きな方は、ご参考まで。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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