先月、毎年の入管白書が出てました。
年一の事だし、たまには色々とのぞいてみよう…って眺めてたら、
お…これは…ってポイントに気づきました。
私がナゼかフィリピンとご縁があるので、フィリピンで見てみたら…
●フィリピン人の在留資格別新規入国者数の推移
2019 2020 2021 2022 2023
特定技能1号 1 46 9 3,668 5,827
技能実習1号ロ 12,640 4,822 224 12,918 12,859
特1は増え続けてるのに、技1は減少に入ってる。
●フィリピン人の在留資格別在留外国人数の推移
2019 2020 2021 2022 2023
特定技能1号 111 1,059 4,607 13,214 21,364
技能実習1号ロ 12,248 4,573 350 12,719 12,708
わかります?
特1と技1の在留者数が、すでに2年前の時点で、逆転してるって話。
業界歴の長い方、アップデートできてます?
育成就労に変わって行く過渡期であっても、
既に技能実習の入国者数のトレンドが転換し始めてて、
在留者数で言えば、とっくに逆転現象は具現化してるって…。
自分の目の前の案件しか見えていない場合、
こういうマクロ的なトレンドには、気づかないものです。
ちなみに、ベトナムでも同様…いやもっと顕著な数字になってます。
全体数字ではこんな感じ。
・2023年末時点における「技能実習1号」の在留資格による中長期在留者数は17万1,265人で、前年末と比べ6,272人(3.8%)増加している。
・2023年末時点における「特定技能1号」の在留資格による中長期在留者数は20万8,425人で、前年末と比べ7万7,510人(59.2%)増加している。
何を言いたいか。
送り出し機関側の方、特技招聘案件の方が、増えてますか?
特技招聘のトスアップできるだけの募集能力って、蓄積できてますか?
日本側の方、特技招聘できる送り出しと組めてますか?
日本国内移動組でも構いませんが、おそらく都会をのぞき、地方ではほぼ意味ないですよね。
時代は静かに移り変わってます。
アナタが浦島太郎のままか、裸の王様として陣頭指揮をふるっているのか。
経営側にそんな話は必要ない…って旧態依然の先は、埋もれ淘汰の一途です。
だって、裸の王様なんだから、誰も「あの王様、裸だよね」なんて言ってくれません。
だって、浦島太郎なんだから、水面下にいてノホホン過ごしてるんだから、
地上の世界の変化に目が向くハズがありません。
気づいた時には、時間は巻き戻らないし、
そもそも気づくこともなく、去っていくのでしょうね。
もしかしたら、
仕事はあるのに事業が成り立たない事の理解ができないし、
そもそも頑張ってる現場の方が分かってる分、
人が去ってく現象自体、最近の奴らは根性がないとか、お門違いも甚だ…ってまんまなんでしょうね。
それ以前に、訴えられてるかもしれない。苦笑
アジャストするなら、自ら動かないと、何も始まらない。
口を開いて待ってるだけでは、話にならない。
現場もまた同じ。
努力すべき方向やポイントが間違ってたなら、
どれだけ頑張っても意味はない。
失われた30年は良かったですね、変わらなかったんだから。
動き始めた2024年、2025年は、大変ですね、激動ですから。
で…アナタはどうしますかね?
根本から組み立て直す必要があるって感じてならないのは、
私だけでしょうかね?
2極化はドンドン進んでます。
行き当たりばったりで、自分の人生、運を天を任せますか?
そげんこつ言われてもどうしたらええか分からんもんばってん…って諦めますか?
追伸
セミナー講師業の方にとっては、セミナースライドネタの宝庫です。笑
業界人は現場にしか注力できない分、誰も見ない読まない理解しないし、何より私なんて覚えてられないので、
見て読んでTPOに応じて加工して伝えるだけで、ありがたがられます。
ぜひ、ご自身のメシの種に、チェック必須ですね。
そうやって、アウトプット前提でのチェックって姿勢が、そもそも読み込み度合いと理解を根本から変えますので、
実に効果的ですよ。
セミナー講師は、いわゆる代行業、翻訳業、伝播業だと思ってます。
更に、独自のキャラで、独自のアナウンス色を作れば、それは再定義されて更に付加価値を増します。
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フツー、一般的には流れない案内ばかりなので、オモロイっすよ。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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