最近、不慣れな方向け、初心者向けにお伝えしてることも多いので、
復習方々、こんな事も改めて書いてみます。
監理団体と兼務されてる方は、無論、不要です。
業者的に一番不慣れで未成熟でもできそうに感じるポジションでしょうか。
わかりやすく乱暴に言えば、
「義務的支援だけすればいい」
と勘違いしてる方って少なくないんじゃないかな。
その義務的支援だって、「程度」の問題から言えば、
「したか、しないか」だけで言えば、
したって書いとけば、見つからない怒られない誰にもわからない…って思ってる人もいそうだし、
部下がちゃんとしてるかどうかの確認管理すらしてない先もありそうです。苦笑
たぶん…メンタルやられてる方は多そうな気がして…。
登録支援機関の職員がすべきこと…。
義務的支援なんて列記したって意味ないと思うので、
別の思いつくところを書いてみます。
特に受注したての頃…初心に戻って…自分なら…
1.とにかく行く
受入先はもちろん特に外国人労働者との関係性構築に、
何度も行きます。
行くだけじゃなくて、色んな会話をします。
目途として行ったら2時間以上はザラです。
事前にチェックリストを作っておきます…忘れるから。汗
事前ガイダンスや生活オリエンテーションなんて、キッカケや都合よく話せねばならない言い訳としてでしかない。
細かく、深掘りし、例示し、リスクや懸念点、アルアルケース含め、説明は尽きません。
それも、受入先向けと外国人労働者向けと。
雇用契約説明も住民税のタイミングや扶養控除にかかる必要書面その他控除、脱退一時金、
病気やケガ対応、有休の意味と取り方、一時帰国、昇給、賞与、シフト、3年5年それ以上の簡単な選択肢(キャリアパス)…
これだけでも何時間必要なんだろう。苦笑
それから、寮生活も電気ガス水道の使い方や節約、入居時の画像を撮影しておき、
いずれ退去するときには同じ状態で出ないと回復にお金がかかること、
近隣への挨拶、ゴミの出し方出す日出す時間、季節の移り変わりで布団やらエアコンの使い方、
シャワー、洗濯機、掃除機、レンジ、冷蔵庫、食器全般、油の取り扱いや換気扇掃除…
思いつくままに書いててもエンドレスで出てきます。
これも何時間かかる事か。
全ては最初が肝心です。
それも、言った言わないで揉めること自体意味ないので、
書面でも画像でもSNSでも使えるものは何でも使って、
実際に、届いてるかどうか、響いてるかどうか、そもそも理解がどの程度及んでいるかどうか、
顔見て、返事聞いて、その程度や加減を確認して、
言い方やその後のリマインドの必要性を図ります。
これらを何度も懸命に伝えていくだけで、
受入側とも、外国人側とも、関係性は自然と育まれていきます。
質問や相談も、「自分宛」に届くようになります。
2.調べる、聞く(問い合わせて確認する)
1の行ってアレコレと話をしていると、
次から次へと調べて確認しないとならない点が山ほど出てきます。
この時間をちゃんと確保し、調べまくるし、
それでもわからなかったり疑問に感じる点がいくつも浮かんできますので、
管轄先の問い合わせ先を調べて、ひたすら何度も電話して聞きます。
※役人さんも、マトモに懸命に取り組もうとして問い合わせてきているとわかれば、
親身に応えようとしてくれます。
ただし、役人の立場を考えれば、奥歯にものの挟まったハッキリしない言い方も多いので、
聞く側の工夫の仕方で、「聞きたいこと確認したいこと」といった目的を達成しやすくなります。
その人なりのやり方があるので、経験して工夫するのみです。
3.先回りしてアナウンスしていく
わかりやすいところで言えば、
受入先には、○○月間だの○○キャンペーンだの最賃更改だの算定基礎やら月変、36協定や変形労働更新時、社内カレンダー更新時などなど。
(チクるわけじゃなく、外国人労働者からどんな相談が届いてるかとか、fbなどでどんな行動をしているかなども)
外国人労働者側には、
妊娠だの言う前に、変な男、女に気を付けろとか、性病ケアやら結婚、出産時の膨大な手続きやら異国出産や異国子育てのリスクや、まつわるお金がどれだけかかるか(もらえるカネよりよほど出ていく金が膨大だって話)やら、
失踪だの言う前に、転籍、転職は自由で好きにすればいいけど、大人として社会人として身勝手なふるまいをするとどういう事態になるか…やら、
海外送金、休日の過ごし方、日本語の勉強、寮仲間との人間関係、などなど時節柄でも一年通してでも、
いくらでもネタは溢れてる。
別に行くだけが全てじゃない。(行かなくてもいいワケじゃない。苦笑)
SNSなどで個別やグループで繋がっていて、都度、拾ったり気づいたトピックは、メモ代わりにでも、普段からアナウンスして行きます。
こういう継続的な定点観測のアプローチの仕方で、最初に構築した関係性は持続発展していく。
ざっとテキトーに書いてみましたが、
けっこう本質的な部分を踏まえて言語化してみると、こんなイメージでしょうかね。
これらを、面倒と思うか、プロとして頼られてると思うか、
そもそもがこういう地道かつ目の前の相手にダイレクトに関わることで、
一社一社、一人ひとりの多文化共生を実際に実現させていく要としてのヤリガイを感じてならないか、
こればかりは、人にもよるし、
金稼ぎ手段としての度合い、程度に応じて、
大きく変わってくるのでしょうね。
ただ、アナタや会社がどう思っていようとも、
受入先も外国人労働者も、アナタに頼る現実は何も変わらない。
そこに付随する「責任の重さ」も変わらない。
だから、どれだけ大変かを身に沁みてわかっているからこそ、
私は現場の一職員を応援したい。
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