『正しいルールというのは…人を愛することだと思う。』
尾崎が10代の頃にLIVEのMCで語っていた言葉。
私は50をとうに過ぎても、こんなふうに端的に言い表せない。
時代も業界も、今も昔も、行政が設けたルールばかり追いかけてる。
もっともっと大事なのは、「自分で自分に設けたマイルール」であるハズなのに。
そんな「腹落ちして自分が進む道を自分で定められているかどうか」のハズなのに。
私の拙い想像力でもわかるのは、
人を愛するとは何も恋愛的な意味合いではなくて、
もっともっと根源的な部分。
人に優しくあれ、人と向き合え、人に寄り添え、
そのためにも、相手を理解しよう、自分を伝えて理解してもらおう、
そのためにも、まずは自分も理解しよう、様々な事に自問自答しながら周りの話も聞きながら…
そして、そこから逃げるな、立ち向かえ、もがけ、それが生きる意味なのだから…
そういった意味だと思う。
自分よりも弱いやつは守ってやれ、
男は女子供は守ってやれ、(今風に言うなら、守れる側がケアして支えてやれって意味)
他者からの圧力のはけ口として弱いものイジメするくらいなら、おかしいと思うものに立ち向かえ、
愛することでこそ、相手はアナタに興味関心を寄せ、理解しようとなる。
愛することでこそ、相手が心を開き、アナタに近づこうとなる。
エトセトラエトセトラ。
ソレをあえてルールと言う尾崎には、
やっぱり敵わない。
尾崎の昔のLIVE動画を見ていると、
男女ともに熱狂してる。
今どきの熱狂とは程度が明らかに違う。
(今どきはよくわからんけど、各動画のコメント欄を見れば、違いはよくわかる)
人の心を揺り動かしてやまない行為を、彼がしてきていることに他ならない。
行政の細かいルールばかり追い求めている業界人。
マジメか?ってツッコミたくなるほど、毎日勉強?チェックばかり。
いや、大事なのよ…大事なんだけどもさ…。
もっともっともっと大事な事って、ソコじゃない。
ルールで人の心は、動かない。
厳罰化…
うん、確かに実際には効果的なんだけどもさ。
そもそもが、恐怖心で強制的に従わせようって魂胆が、私は嫌い。
相手をそうやってコントロールすべきだって考え方なんでしょ。
(どうしようもないバカッツラは痛い目見ないとわかんないし、痛い目見てもわかんないのもマレにいるんだけどさ)
情報化社会の成熟度合いに応じて、細分化ばかりが進み、
結果、重箱の隅で現実的に処分件数を増やさねばならない実地検査組…役人の構造的宿命。
よって、重箱の隅すら完璧にケアしている人が偉いし、そこを目指せ…でないと守りたいものも守れなくなるぞ…
う~ん、言いたいことはわかるけど、
なんかさ、どうにもナンセンスに思えてならないんだよね。
幾千万のルールを全て完璧に守ることが、目的じゃないんだから。
完璧に守ってさえいれば、みんな幸せになるワケじゃないんだから。
そんなゲームみたいなことのために制度事業やってんじゃないんだから。
誰を何から守りたいんだ?って話。
それに、
たった一つのミスを取り上げてワーワー騒いでマウント取りたがる人もいるんだけど、
そもそも論的には、もっと大事な事をケアできていれば、
そんな一つのミスでそもそも大騒ぎはしないから。
非営利事業…本音と建前。
人間社会が創意工夫の末、たどり着いた法による支配。
今では更にその先、
法が万人に公平平等なはずなのに、
多様性を尊重し、誰一人として置き去りにしない社会を。
(右向きながら、左側もケアするよって)
現実的に十分ではないにせよ、このお人よしテイストは、嫌いじゃない。
青臭い理想くらい掲げてないと、
私達はAIほど優秀じゃないから、
どこへ向かって歩いているのかさえ、すぐにわからなくなる。
問題は、理想と現実の乖離が、どれほどのものかって話。
明らかに2面性の2枚舌な国々や連中よりは、よほどマシ。
み~んな、目の前の些事にしかフォーカスしない。
全体最適は、もっともっと高く深く、広く4次元的な観点から考えたい。
GXだのSDGsだのサプライチェーンだのって、そういう意味でしょ。
それくらいの視座ももって取り組んでいなくっちゃ、
とてもじゃないけど、現場は務まらない。
それくらいぶっ飛んだ極端な視座があるだけで、
どれだけ気が楽になるというか、冷静に客観的にブレずに迷わずに、
正しく苦悩して目の前の些事に取り組めることか。
だから私は、現場の一職員を尊敬してやまない。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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