ある中小企業の、今後の身の振り方…

お金

最近、ある中小の経営者の方から、
元請け先へMAを打診してみる事を視野に入れている…と相談があった。

要は、現在、受入中の実習生、次に受け入れる実習生の行く末にも配慮したいからと…。

 
ある意味、自然の流れであり、
至極フツーの配慮の事前相談です。

本当にそう動くかどうかは別にしても、
行く末の意思決定においては、
全ての判断材料をテーブルの上においてみて、
総合的に決断せねばならないし、
一度、賽(さい)を投げたなら、出目は出てしまうモノだから。
その結果、様々な各所各先へと影響は波及してしまうモノだから。

なによりも、今まで付き従ってくれている従業員の行く末を懸念せねばならないから。

 
こういう先は、遅かれ早かれ、水面下で動いていると思われます。

だって、経営している意味が、なくなってきていますから。

労働者も集まらない…
不透明な先行きの中、資本投下して長期間かけて返済を終えるまで勝負する意味もない…
法は増々、細分化と厳罰化を繰り返し、毎年毎年アップデートを重ねて適応せねばならない…
利益も増やせないのに、人件費は上げ続けなきゃならない…
経営を続ければ続けるほど、不安定要素に大きく振り回されて、健全な経営を続ける自信はない…

それが、経営者が置かれている現状であり現実です。

元請け先は、下請け先を内製化できれば、
コンプラも手が届く範囲が増えて、リスクマネジメントしやすい。
というか、次から次へと下請け先ばかり増やしたり、
その管理って、本当に大変。

トカゲの尻尾切りで済んだ平成までと違って、
面倒なサプライチェーンなんて縛りまで気を配らねばならなくなってますからね。

大手だけに、そういった身の保身のためのアンテナは低くはありません。

 
よって、
廃業でもMAでも、片道切符で迷惑巻き散らかしてドロンするでも、
中小零細相手にしてる当該業界の業者たちもまた、
静かに淘汰が進みます。

ただ、その場合、
元請け⇔下請けの関係性はないので、
MAという選択肢の実現化は困難な先が多い事でしょうね。

となると、プロの出番が増えるのでしょう。
業界も深いところで、様々繋がってる方って、
それこそ水面下でいらっしゃるものですから。
(私はそういうことはしてませんし、その部分で深く繋がってはいません)
(そういうことも対応されてる方と、繋がっているだけで…)

さぁ、我ながら、中途半端な立ち位置にいるかも…って感じる方は、
本当に先行きを見越して、あの手この手を打っておかないと、
いざ…って時には、手遅れで間に合わなくなります。

よくいますよね、勘違いしてる方。
自分の都合だけしか考えていない方。

売り時は利益が出てるときであり、
利益が出なくなったから、誰かいませんか~?では遅過ぎで誰もいないって理解も及ばない方。

 
いつもながら偉そう言いますと、
私がこう書き始めるってことは、半歩遅れて、そういう事態が起こります。

タイミングは様々なので、数年スパンでタイムラグはあることでしょう。
ですが、こと業界でも、本格化し始めるってコトです。

 
既に倒産件数は軒並み増え続けています。
私が生意気言うまでもなく、ドンドン進んでいる先もあることでしょう。

時間は平等公平に過ぎていきますから、
どう過ごしてきたかが問われるので、経営者は色々考えることが多いかもですね。

追伸
書いたように、判断や決断が早い先は、売れるタイミングで売ります。
遅れれば遅れるほど、売れ残りになり、また売れ残りを掴む確率も高まります。
悩ましいですね、まったく…。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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