業界人は特に勘違いしてはいけない「子供の在留特別許可」問題。
最近、法務大臣が何十年も前から訴えられてきた「カワイソウな外国人の子供たち」を救うべく、
「優しい日本」「外国人に選ばれる日本」として裁量権の幅を調整する見解を示しています。
業界人は、これを勘違いしてはいけません。
まさか報道を見て、
「技能実習生や特定技能者が妊娠出産したらカワイソウだから、当然の人権だからと、在留特別許可が下りる」
と考えている方はいませんよね。苦笑
特に、自分で調べて、自分で読んで、自分の頭で判断しない方、
そんなヒマは我にはないと、この人が言ってるんだからそうなんだろうって方。(←ほとんどがこっち…私も含めて)
ちゃんと確認しておいた方が良いですよ。
特に、色んなケースで妊娠、出産に寄り添わねばならない方々。
このケースでは当てはまる…このケースでは当てはまらない…
そういう事態に陥ったなら、その時に、その管轄先の入管へ確認するって手もアリですが、
頭の片隅に「どんな選択肢があり得るのか?」の判断材料程度は、残しておく必要があるでしょう。
だから私、少しでも自分の頭に残ればと、こういう場でグダグダ書いてるだけですから。苦笑
…と言っていながらも、
ハッキリ言いますが、妊娠、出産について、個人的な見解は、変わらない。(あくまでも私の主観ね)
法が、国が、入管が、「こうしなさい!」って強制力を押し付けてきたとしても、
本質も現実も変わらない。
だから、考え方もおそらく変わらない。
ケース毎に選択肢は二種類しかない。
1.帰国する…特に婚姻に日本人が明らかに関係せず、金がない場合はこの一択のため、ほとんどがこっち。
2.日本で出産、育児する…日本人が配偶者などで専用家政婦や在留資格手続きなどを賄えるだけの大金持ちに限る。
そう、ハッキリ言えば、妊娠も出産も金次第なのである。
みんなそう言えないから言わないだけのこと。
ここに批判や非難をしてくるヤカラは、まったくもって現実も一般的な想像力さえも大きく欠落していると言うしかない。
経済社会、資本主義、貨幣経済の世の中、
「金が全てじゃないけれども、全てに金がかかる」のが現実なのです。
批判非難してくるヤカラもまた、金が入ってこない(持ってない)と支援なんてしませんしデキませんから。
結果、現状批判しかしない。逃げられない相手を攻撃するしかできることがない。
気持ちの強い方は特に、自身のメンタルヘルス上も、吐き出してセルフマネジメントしてるだけ。
この業界は特に、「経験して実体験してみないとわからない、気づかない、気づけない問題」も大きい。
フツーの想像力があれば”気づける”ハズですが、
バタバタしてて人生経験も薄いと当たり前のことにさえ”気づけない”方が少なくないし、
気づいても面倒がって目先に多大な労力を費やしたがらない。
結果、同じ残念な現実を生み出していきます…今までの悲しい反省は生きない、活かされない。
妊娠した…
妊婦が動けない時、誰が世話をしますか?言葉通り、24時間×数カ月間、付きっ切りで。
つわりが激しい時、妊婦は一人で自分で乗り越えるんですか?
破水した際、すぐさま病院へ連れていくのは、誰ですか?
出産した…
おむつを買うのは誰ですか?
離乳食って何ですか?
出産した子供はナニジンになりますか?
親の国の諸手続きはどんなことがあり、どんな準備をしておくべきですか?…誰が教えてくれますか?
育児中の生活は誰が支えてくれるんですか?
妊婦の覚悟や気力だけで乗り越えられるものなんですか?
妊娠、出産、育児…全ての行為とその過程において、
通訳さんって都度付き添ってくれ、個別の事情に寄り添ってくれるんですか?
命って、そんなに軽く、簡単に、粗末に考えて生んで良いものなんですか?
周りにいる良心的な大人たちは、個人の自由と権利だからと、見て見ぬふりでホカっとけば良いのですか?
母国へ帰国し親元で安心して出産、育児したほうが、赤ちゃんとお母さんにとってまだ現実的に良いのではないですか?
全部、気づいてからでは遅く、不可逆的かつ命の危険、生涯に渡って各種権利放棄するような、
今までにさんざん問題となってきた狭間に自ら好んで陥っていく行為。
若いうちは見えない、気づけないことが多いので、
せめて適正、適切、適度な判断材料を、ちゃんと並べて説明…教えてあげることが必要ではないですかね?
選ぶのは、妊婦とその配偶者並びに両親。
自分で選んだ限り、それこそ、当事者責任であり、受益者負担。
バカみたいに、出産一時金や育児の休業手当?など目先のわかりやすいお金しか見えない、教えないアホな日本人にはならないで欲しい。
言い方を変えると、生き地獄へと誘っているとしか思えないから。
(こう書くと見えてないアホが、この一文だけ取り上げて、また批判する…リテラシーが低いと自ら主張するかの如く)
目の前の部分最適しか見えていなくて、全体最適=人生という俯瞰的な視点から、
全体像が見えない若者たち=バカモノたち。
(いい年こいたオッサンの今でも、私はアホだから親しみを込めて)
「余計なお世話」は必要だし、
そのお世話する側には、相当以上の人間力が求められる。
(でないと、良い意味で届き響くお世話にならない=大迷惑で嫌な思いにしかならない)
偉そう言ってる人たちもまた、実際には上手くできる人たちではない場合も少なくない。
(名プレーヤーと名監督とは、必ずしも同じではないってヤツね)
なんにせよ、適度に余計なお世話を諸先輩方がしてきてくれたからこそ、
今の私があるのは事実。
私もまた、私なりに、適度に余計なお世話を続けていくばかり。
届くよう、響くように。
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※7月のアンケートでご希望が多かった各種イベントのスケジュールが定まってきました。
順次、ご登録者へアナウンスしていきます。
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