情報弱者、リテラシー弱者が危ういワケを具体的に…

受入企業向け

こんな記事とツイートがありました。

「無経験で高収入」実は東南アジアへの人身売買。台湾や香港を震撼させた詐欺の実態とは
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_63044bb8e4b00c150d640f39

ヤフー記事のコメントはコチラ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfabd00759bb81e4a2cd174baf570eefa97913e4

そんで、
極めつけ?は以下のツイート。
https://twitter.com/bostonmania2021/status/1561749144745771008?t=uku4DIn3nikcLVG5P6PMxw&s=19

 
お分かりでしょうか。
対岸の火事と決めつけて読むのは、浅はかです。

良かれと平和ボケした日本人は、
色んなところで、足元をすくわれます。

良かれと…

・技能実習に手を出して、提携した送り出し機関は、
何年か経ってよくよく来日した外国人から話を聞いたら、
トンデモナイ先だった…多額の借金をこしらえさせられ、にっちもさっちもいかない。
→結果、失踪し、自身の信用、信頼をなくし、多大な迷惑をまき散らした。

・現地の送り出し事業に手を出して、
懸命に日本側の提携先を見つけようとしたら、
マトモな監理団体などはすでに提携先があり、新たな提携などしてくれない。
提携に興味を持ってくれる先からは、無理難題やキックバックなどの袖の下を要求してくる。
そもそもが、送り出し国の法なども理解していない。
受入先はもちろん、監理団体などの事情なども全く分かっていない。

・カワイソウな外国人を見て、どうにかしてあげないとと動いてみた。
知れば知るほど、ややこしい世界が広がっていき、
あげく本人の情弱な問題も露呈し、悲しい想いをするだけで、
自分の知識と力のなさを痛感した。

などなど、底の浅い一般的な日本人が、
いかに日本の常識の中だけで暮らしてきたのかがわかることになる。
自身の想定が、いかに遠く及んでいなかったのかがわかる瞬間です。

別に必要に差し迫られない限り、底が浅いままなのは、
自分がソレで良しと決めているならば、卑下することではありません。
ただし、業界人は、そうはいかない。

コレラを、情報弱者、ないし、リテラシー弱者と言えるんだと思う。

 
現在、円安×物価高×賃金上昇のない日本社会において、
ど新人など屁の役に立たないから不要と、自分の存在価値さえ見いだせずに、
海外出稼ぎも少しずつ視野に入ってくる日本人も増えていくのかもしれない。

いや、それ以前に、
コロナも明けつつある中、
世界(送り出し各国)がどれだけかつてと比較して世知辛くなっているのかさえ、
平和ボケしている日本人には肌感覚で、ついていけない。

むしろ日本国内でのコロナ制限にストレスを感じ、
海外へ飛び出したあげく、以前と違う海外の様子に気づけず、
ストレス発散とはっちゃけてしまったあげく、
こういった被害にあう日本人は増えそうな気がしています。

もしかしたら、
久々に羽を伸ばしたくて送り出し国へ面接などに出向いた社長さんたちの中には、
以前同様にアホなことをしていたら、
大変な目にあったなんてネタが、いくつか「既に生まれている」のかもしれません。

 
私が申しあげたいのは、実際にはこういった表面的な事ではなくて、
そもそもが、「わからないこと」がわかっていないという、『無知の知』の話。

もしくは、
歴戦練磨の方々が、オレ様は大丈夫とアグラをかいていての、
足元をすくわれる話の事。

時代の変化のスピード感覚は、
従来とは比較するまでもなく激変しているのに、
ソレすら気づかず、今までと同じ価値観、同じ基準で、
自分の過去の経験だけで、物事を見て、判断しているのでは、
道を大きく外れていくポイントがたくさんあります。

実れば垂れるこうべかな

年配の私たちは、世間様はもちろん海外に至るまで、
学ぶべきことが山ほどあります。
そして、それらのヒントは、こうやって目の前に転がっています。

情弱はまず見ない。
リテラシー弱者は、見ても響かない。

少し話がズレますが、
若者たちにもたくさん教わることがあります。

偉そうにふんぞり返っているだけでは、
とても気づけず、学べない事ばかり。

いかにして、自分の情報力&リテラシー力(入手、選別、読解力、想像力、応用力など)を
そのレベルを上げていくか、
研ぎ澄ませていくかは、今後ますます大事になっていきます。

 
ただね…そうはいっても、
おそらく人は、ココに労力や時間を割き、頭を使うことを敬遠しがちなので、
結果、『誰』からの情報かどうかって視点に、流れていきます。
(水は高きから低きに流れていくものですから)

つまり、アナタがその『誰』かになれば、
人はアナタを頼って生きていくことになるって意味です。

逆に言えば、
情報力、リテラシー力のない人、
頼れる『誰』がいない人は、
時代の荒波に飲み込まれ、
前出のような被害にもあってしまう「巻き込まれ事故(ホントは自分が招いた事故)」も増えていくことでしょう。

くれぐれも、お気を付けください。

追伸、
今回の紹介リンク先のようなリスクは、
送り出し機関側の方が、
ソッとタイミングみて「お気を付けくださいね」って
日本側へアナウンスしてあげると良いのでは。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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