厚労省が推奨する人材像を見れば、時代の流れがドコへ向かおうとしてるのかわかる

受入企業向け

昨日の呼び水になった厚労省のポータブルスキルについて、
少し掘り下げてみてみましょう。

たまには具体的に絞ってお届けしてみないとね。

ご自身の強みを約15分で診断できるホワイトカラー対象の職業能力診断ツール「ポータブルスキル見える化ツール」を提供中 
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25313.html

厚労省のHP構成の中に、
大きく『人材開発』ってカテゴリーがあるのをご存知ですか?

そのページ内の「技能の評価・振興」の中に、

ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23112.html

ってのがあります。
この部分の更新アナウンスがあったってコトです。

ちなみに、ココで言う『ポータブルスキル』とは、
「特に、ミドルシニア層のホワイトカラー職種の方がキャリアチェンジ、キャリア形成を進める際にご使用いただくことを想定しています。」
とあります。

正に、この業界のコトが当てはまります。

 
また、
「ポータブルスキルを測定し、それを活かせる職務、職位を提示するツールです。」
ってことは、
長年選手を対象としたツールであり、
無論、新人さんもまた、ドコを目指すべきかの足しになる指標となります。

お分かりでしょうか。
どんな人材を目指すべきか。

課題、情報収集、分析、仕事の進め方、計画の立て方、
管理、プレッシャーの乗り越え方、対応、責任…
納得感、コミュニケーション、利害調整、合意調整、
動機づけ、育成、業務割り振り…

全部、抽象的かつクリエイティブな頭脳労働です。
その上で、上記のワードにポイントを置くべきだと、推奨しています。

時代の流れのいく先を、具体的に言語化して指標化している
って見るのが正解だと思われます。

ま、なんのことはない、昔から頭を悩ませてきたことを列挙し、整理されているだけです。
(ソコに意味があるんですけどね)

 
ただ…昔とワードごとにテイストが微妙に違う。
男性的ではなく、女性的にバイアスを傾けて立ち回らねばならないってこと。
多様性=きめ細かく、気遣いも添えて…

さらに、明らかに大きな違いは、
(なお、本ツールは、キャリアコンサルタント等の支援者が求職者や相談者等に対し相談支援を行う際に活用することを前提としています。)
って但し書きもあるように、
面談機会を丁寧に設ける必要性がある…ってメッセージが添えられていることも、見逃してはいけません。

もっと言えば、先週の「根活」同様、
特に上司の立場の方は、今抱えている部下の面々と、
定期的な面談(定点観測)が必要だってコト。

技能実習でも言われてみれば、
毎月訪問や3カ月毎の監査と、意味合いは全く同じなんですね。

会社で日本人相手に、労働関連法上で、
「上司は毎月一度1時間以上の面談を部下とせねばならない」
なんて、法文化してくるかもしれないくらい。

この手間がとっても大事だし、
その導入・活用能力こそが、ポータブルスキルであるとも言えそうです。

 
なんか、少しでも時代の肌感覚が伝わればと、
コレ、丁度良い題材かなと、書いてみました。

ご参考になれば幸いです。

追伸、
今、ルールが変わる時代とは、社会の根幹が変わっていくという意味でもあります。
そんなときは、ルールメイカーである行政がドコを向いて歩みを進めているのかを理解しておかないと、
時代の流れから取り残されかねないリスクもあるので、
こんなテーマを上げてみました。

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自分で言うのもなんですが、業界人は特に、登録しとくと良いと思います。
だって損はないんですから。
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