一言で言えば、
間に入って世話してくれる業者、それも自社の窓口担当者が、
『信頼できる人なのかを見抜く目』が肝要です。
コレ、実は、雇用する労働者を見抜く目と同じスキルになります。
運が悪いは、目が悪い…
人を見る目を育てるには、
一つは、数多くの人と接してみるしか、ありません。
コレが、体験的経験値。
もう一つは、
どういう目で人を見るかってコト。
・嘘を言っていないか。
・求められる実績と言える中身がその担当者にあるか。
・人のお世話をするために、必要不可欠な思いやり的素質がありそうな人なのか。
・責任感を感じ取れる物言いが伝わってくる人なのかどうか。
・アナタと相性が合うかどうか。
上げだしたらキリがありませんが、
コレって、自社の労働者雇用のための面接と同じじゃありませんか?
あ、一緒に育っていける戦友となれそうかってのも、オモロイポイントかもしれません。
人を選ぶ…難しいことですが、
昔から言い続けてる『誰と組むか』が全てです。
それは、
大手だから…
(受入人数、事業規模、年商、上場かどうか、本社が東京にあるか、送り出し国に拠点があるか…など)
中小零細だから…
(一人でやってるんだから相当な覚悟と責任感でやってくれるだろうとか?誰かの紹介だからとか?)
とか、そういう選び方をすることは絶対にありえない。
私が思う、一般的にマトモな業者は、
まず間違いなく、真摯です。
筋を通します。
そのうえで、利点とリスクをキチンと両面で説明してくれます。
法的なポイントも都度都度のアナウンスは欠かしません。
プラス面、メリットだけをひたすらにゴリ押ししてくるタイプは、
さもすれば自信満々に見えるかもですが、
後で、後悔先に立たずとなるケースが少なくありません。
逆にリスクやデメリットばかり前置きしてくるタイプは、
自信なさげ、やる気なさげに見えますが、
実は相手のことを考えて慎重に言葉を選んでいる場合も少なくありません。
フツーの常識ある日本人として、
相手に迷惑をかけてはならないと思えば思うほど、
『事前に、こういった様々なリスクがあり、
責任は全て雇用主にかかってくるのですが、
これ等のリスクを踏まえて共に乗り越えて行けるよう、精一杯のお手伝いはさせていただきます!』
と言い切れる相手を選ぶべきです。
いくら業者へお金を支払う側だとしても、
全ての責任は、雇用主にかかってきます。
後出しじゃんけんも否めません。
ですが、どれだけ非営利事業だの、
法的に責任がないだのといえど、
どこまでも商取引的な側面からは、常識的に道義的な責任は免れるハズもない。
そんなときに、逃げる相手かどうか。
事前チェックリストなどにて基本的なポイントは仕組み化で事前防御できますが、
ケースバイケースの面は担当者の能力により大きく違ってきます。
特にトラブルシューティングについては、顕著に表れます。
よほど出来の良い担当者であれば、
自身が所属している団体や会社がたとえどうかなろうとも、
別先を探してきて、後の引受先までつなげていきます。
それが、お世話になった人間として、当然のこととまで考えて。
(途中で実習生や特定技能者など残したまま身を引くことになるならば余計に)
何も、スタート時点から、
マイナスのことや、最悪のことばかり考えるのもどうかと思われますが、
人ひとりの人生が大きく狂うリスク、
同時に、受入先が招きたくもない労基や入管、機構、協議会の実地検査を受け、
痛くもない腹を探られることで、万が一クリティカルな倒産危機へと招いてしまうコトになるのだとしたら、
不法就労者雇用にて、労災罰金刑にて、
会社に多大な被害を呼び起こす起因をつくらないためにも、
慎重になって当然の事業だというコトは、
どれだけ情報弱者であっても、
ちゃんと感じ取れるアンテナー人を見る目は必要不可欠です。
逆に、ソコを言わずに進める相手ほど、任せたいとは私は思えません。
騙された…って経験のある方は、
自身の見る目がなかったとして、
次は騙されないように、学びを活かして、気をつけましょう。
しょせん、自分にはセンスがないと諦めるならば、
そもそもが労働者の雇用自体も諦めることになり、
事業運営者としては力不足となります。
そもそもが、労働者に頼る事業は行わないほうが良い。
騙される受入先がなくなればなくなるほど、
川上でトラブルが減らせるのに…との思いから、
たまにはと、こんなコトも書いてみました。
組むべき相手と組めたなら、
こんなにストレスを感じずに済むことはなく、受入と配属後の指導に集中できますよ。
追伸、
もしかすると、異性のパートナーを選ぶのも、同じことが言えるのかもしれませんね。苦笑
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