「特定技能は分野毎」、「技能実習は職種作業毎」に「在留資格が違う」くらい、違うのが問題…苦笑

受入企業向け

ある士業の方がおっしゃっていて、
確かに…と苦笑いしてしまいました。

特定技能は、分野毎に手続きがまるで違う 。
もちろん、入管申請については共通する部分は多い。
でも、それですら、分野毎に添付書類、追加書類が違う。

経産省3分野は、特に、職種適合の部分で、
最初のハードルは職種によって難関になっている。

産業機械製造なんて、
白黒がわかりにくい製造の場合、
3カ月経っても加入の是非の答え合わせ結果が返ってこない。
当然、入管申請はこの協議会に事前加入できていない場合は、
申請すらデキナイ。

建設においては、キャリアップはもちろんのこと、
JACへの加盟、登録、等々の諸手続きが必須。

逆に、飲食料品製造はまったくほとんどのストレスなく加入でき、
また審査結果の連絡も早い。

試験で言えば、
『介護』は合格率が高めだし、日本国内でも送り出し各国でも、
こんなコロナ禍でも旺盛に試験開催されている。

経産省はろくに特定技能試験が実施されていない。
建設も同様。
この3分野+1分野は、数少ない試験実施があっても、
合格率はめっちゃ低い。(特に経産省)

入り口のハードル(様々な難易度)も違えば、
のど元を通り過ぎた後も、また違う。

介護はイチバン違うと思われる。
敷居は低くても、実際に勤まるかどうかは、
その受け入れ施設の教育指導力次第。

建設や経産省3分野は、
そもそもが経験豊富な慣れた人材以外、
門戸を狭く設けているので、
ほぼほぼ、即戦力として、活躍している人財や受入先が多いことでしょう。

外食…このコロナ禍で振り回され具合が、
イチバン顕著な分野ですが、
はたして安定雇用できているのか、
安易に解雇になったり、転職も可と言いつつ、
現実はそんな簡単ではないので、
憂き目にあっている特定技能外国人は少なくないと、容易に想像がつきます。

農業もまた、
期間限定で、繁忙期だけ人手が欲しいなんて先ばかりと思われ、
安定雇用は入り口の時点で、十分な相互理解が求められていることでしょう。

造船、ビルクリ、自動車整備、航空、漁業…
全て、分野ごとに特徴が違い過ぎる。

技能実習は言わずもがな。 
基本的には実習計画や審査基準が明文化されているのが、
良くも悪くもですが、
コレまた、職種作業によって、もろもろ違う。
特技でも同じですが、
特別教育、特別講習、特定健診なども違うし、
労働安全衛生上の指導もまた、共通しているようで、
ケースが全然違う。

技能実習2号移行対象職種 85職種 156作業
コレだけのレールの違いがそれぞれにある。
しかも、一年実習まで入れたなら、
それこそこれでもかと言わんばかりに、違いがありすぎます。

現場に出て、やりながら、肌感覚や経験を積み重ねるコトで、
応用が利くようになったり、
辛い目を見て、心から早めにトラブルの芽は摘むようにしようと成長できたり、
現場で、目の前の人財や、受入先の経営者や担当者の顔を見て、
実際に本音トークを繰り返して、わかってくることもたくさんある。

 
まったく、罪作りな業界だと思います。苦笑
どんだけ経験を積んでも、ルール自体が変わっていく。

AI様でもついてこれないんじゃないかと思うくらいに、
ケースバイケースばかり。

『型ありきの型破り』とはよく言ったもので、
型どおりに進められることのほうが、圧倒的に少ないくらい。

でも、じゃあと言って、『型』自体を知っておかなくっちゃ、
どれほどの『型破り』が許容されうるのかも、
判断がつかなくなる。

入管法的に、
労働法的に、
安衛法的に、
実習法的に、
特定技能の制度的に、
分野毎の協議会的に、
送り出し国側のルールに応じねばならないので、
受入先の考え方や価値観はこういった特徴があるから、
この人財はこういう性格やスタンスで動いているから、

まあ、いったい、どれだけの視点を複眼的にケアしていなくてはならないのでしょうか。 

いくら士業とはいえ、
いくら歴戦のプロとはいえ、
確認確認、また確認をしながら、頭をフル回転させて、
俯瞰的に物事を推し進めていかないと、
『当たり前』自体が成立しない。

受入先、外国人労働者を基本として、
送り出し機関や、関係行政管轄先の方々と、
円滑にコミュニケーションを図れる能力がないと、
そもそもが一人で全部できるコトではない。
 

こんなにも複雑怪奇な業界なのに、
いつだって、新規参入してくる人たちは、後を絶たない。

ホントに、難儀な業界ですね。苦笑

だから、ご苦労されてる方々は、こぞって、止めといたほうが良いと、
ついつぶやいてしまうんです。苦笑

いや、この一筋縄どころじゃいかないからこそ、
この業界はオモロイ
と、
若者からの「ありがとうございます!」と「笑顔で」感謝されるだけで、
ヤリガイ詐欺にあっている人が、止められない業界でもあるんですけどね。

————————————————————–
さてさて、次の企画がいよいよ一つ一つ表面化していきます。
カミングスーン。笑
・当方からの様々な企画、案内をお求めくださる方は、コチラ。 
“20minutes”YoutubeLIVE 配信リンク案内LINEオプチャはコチラ 
*よくわかんないけど情報が欲しい方は、とりあえず一通りご登録ください。笑
————————————————————–

コメント

タイトルとURLをコピーしました