「特定技能への道」が、「技能実習上がり」しかなかったら良いのに…

仲間

技能実習の利権保護としか、たいていの人は受け止められないのでしょうけど、
そんな低レベルの話がしたいんじゃなくて…

技能実習受入れも経験してない受入先は、
本当にどれだけ外国人労働者の受入が大変なのか、
まったくわかっていない。

そして、わかっていないからこそ、
法的な問題のみならず、
ナゼ、登録支援機関が毎月、一人頭何万円も費用として請求せねば、
やってられないのかが、理解できない

結果、社会問題はまだまだ何年に渡っても、
なくならない。

残念な言い方をすれば、
特定技能制度が原因で、もっともっと悲惨な社会問題が増えない限り、
法が厳罰化へは動かない。

支援責任者も支援担当者も、
罰金や懲役などの具体的な罰則がないと、
ルールすら理解もせずに、
誰かの名前だけ載せて、
すべきことすらせずにトラブルを量産させていくだけ。

誰も処罰されないからと、
水面下で悪質ブローカーは山ほど好き勝手にうごめいている。

最初から歴史の反省を活かして、
残念ながら厳罰化を明記して法整備すればよいものを、
それらを取り締まり摘発し行政処分するにせよ、
人件費もコストも、相当かかるから、
人が悲惨な事件として何人も死なないと、
社会がソレを許さない。

技能実習受け入れ先であれば、
法がどうであろうと、ちゃんと様々世話をしていかないと、
実利に結びつかない
コトを、肌感覚で分かっている、

だからこそ、
今までに何度も転んで傷だらけになりながらも、
少しずつ理解が進み、受入先としての成長がある。

結果、
監理団体へ監理費の支払い含め、
ある意味、企業単独受入は目指さない。
(中小企業の場合)

技能実習であればこそ、
当初こそ色々と丸投げしてきた先があったとしても、
結果的に、自社ですべきことを理解し、
少しずつ階段を上っていける。

監理団体も他生のリスクこそ共に背負う部分があったとしても、
マトモに歩める相手であれば、
二人三脚で山を登っていける。

だけど、特定技能は、そうはならない。

即戦力だと思って、外国人労働者を採用していく。
法が在留など許してくれないから、
メンドクサイ法を、最低限ケアしてくれさえすればいいと考える受入先がほとんど

色々わかっている受入先は、
(間接業務を自社内で対応、消化できる先)
自分たちでもできるので、
良い制度と活用し実利も得られますが、

人手不足で困っているのは、
小難しいコト、メンドクサイことを、丸投げできるコトだけを考え、
都合の良い業者を探している。

ソコへ安易に乗っかり、
こんな金額じゃ割に合わないからと、やってもいないのに、
それも十分とは言えないのに、
やった体にしてビジネスだと割り切る、
これまた残念な業者が、悪質ブローカーとして、
増殖していく。

法的には、どんな契約をしていたとしても、
受入先が最終責任を負い、登録支援機関は責任を問われない
コトを知っていてか知らずしてか…
道義的な責任など今時、ビジネスライクに作った委託契約書をタテに負うはずもなく、
トロイ受入先で、自分たちも被害にあったくらいにしか思わない。

なんもわかってない残念な受け入れ希望先は、
千円だろうと1万円だろうと、
お金を支払っているんだから、
オマエのところが全部やれ、
俺様は忙しい…
そんな先ばかり。

結局、人は痛い目を自分で見ないと、
自身の行為を反省できないし、
何がどれほど足りなかったのか、
考えようともしない、理解なんてできるわけない。
反省すらできない先は、
ただただ相手のせいにしかせず、剣呑とした恨みつらみの関係性ばかりを量産させていく。

まったく、いつの時代も世知辛い世の中です。

せめて、気づいた人が、
早く階段を登れるよう、
できれば無理なくいつの間にやら、山の頂上を目指して、
自らが望むからこそ、楽しく登山していたように、
そういう場を、集まりを、作り続けられたならと思う。

性悪説的な厳罰化による効果をよくよくわかってはいても、
性善説的に、どうにかできないものかと、
ついツラツラと考えてしまいます。

天岩戸をつい自らが開けてしまった天照大神。

やっぱり、わかっている人たちで、
楽しくワイワイと過ごしている姿を、
見せ続けるしかないのかなぁと。

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