“育成就労”は、本当は「誰」に必要なのか?

受入企業向け

「誰」が「誰」を“育成”して“就労”を促すべきなのか。

私達は自分たちのことを棚に上げて、
知らずと上から目線でいるのではないか?

自分で自分を育成できない者が、
いったい誰を育成できるというのか。

他人よりも、自分のほうがまだ育成しやすい。
それだけ他人を動かす、他人は育てるのは簡単ではないことくらい、
誰でもわかってる。

日本はもっと憧れる国に、
もっと頼れる国に、
もっと選ばれる国にならねばと言う。

選ばれるのは国なのか?
人ではないのか?
その人が「選ばれる人(会社)」でなくては、選ばれる国になんて未来永劫、成れないのではないか?

端的に、日本の企業人が、業界人が、労働者が、労働者の先輩たちが、
業界で事業を営む経営者たちこそが、
自分で自分を育て、部下を組織を同僚を、そして自分を育てられずして、
求める結果など得られるはずもない。

本来、育成就労なんて上から目線で制度が制度が制度がと論じる前に、
自分で自分を育てられる人間に、
大人として成長・進化し続けられる人材になることが先決ではないのか?

本当に育成すべきは、自分ではないのか。

そして、業界人の先人の部類に入ってきている私、いや私達にしたら、
私達こそ、新規参入してくる方々、後輩たちを育成していかねばならないのではないか。

批判になりかねない事はご容赦願うしかありませんが、
特に高潔をうたい、資金にも人材にも、余力のある大手どころや、
様々な業界団体は、
身内の、いや業界人全員のための育成に取り組んでいる先はあるのか?

検定や資格商売、自身への利益誘導たるロビー活動には熱心でも、
本当に業界を、日本社会を、将来を生きていく後人達を憂いて、
心から懸命に地道に的を得た取り組みを続けている先はあるのか?

 
ぶっちゃけ私には、まったくそんな印象も結果も実績も積み重ね続けてる先があるようには感じられない。

だって、誰一人置き去りにしないと言いつつ、個別対応を継続的持続的に取り組んでる方々などほとんど見られないから。

そう、まともな監理団体や登録支援機関の、まともなボランティアもどきの方々以外に見たことがない。

もう一度言う。
マクロなんて外野でヒャーヒャー騒ぐことなんて、誰でもできる。

この業界では、現場で一人ひとり向き合う職員以外に、自分で自分を育成できてる方々はいない。

他人様、制度、社会、国、役所をグダグダ言う前に、
自分を、周りを組織を育成してから物を言うべきだと、私は忘れず、私に言い聞かせ続けたい。

さぁ、頑張ろーぜ!

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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