ある方とお話していて、
あぁ、そういうことなのかなぁと思ったことを。
この方、特定技能の登録支援機関ビジネスに取り組みたいのですが、
勝手がイマイチわからない。
ぶっちゃけ、頭の良い方は、
事業などに取り組んできた方は、
想像力のある方は、
色々人間関係など苦労してきた方は、
多少なりとも想像がつくことのように思いますが、
やはり、実際にやってみないと分からないものなのでしょうか。
この方からのご質問は、
何度色々説明しても、
どうも的外れな質問ばかり届きます。
いつも『点』の質問だけ。
ナゼ、○○の国が良いのですか?
この国で、業務提携の相談に乗っていただける方はいますか?
トレーニング機関の設立に協力してくれる人はいますか?
特定技能狙いで、現地へ今飛ぶ意味ありますか?
おそらくこの方の中で、点と点が線にすらなっていない。
それらをつなぎ合わせて、面すら作れていない。
もっといえば、立体図や、時系列的な変化の流れなど、
当然、繋がっていないのではと思われます。
この方は、まだなんとなく現段階でのニワカ知識で実際に進めると、
たぶん大変なことになりそうだという認識はある様なので、
悪い方じゃないとは思うのですが、
大変失礼ながら、もしかすると、
特定技能とかそれ以前に、
事業に取り組む考え方や想像力、また、計画そのものが
作れないのかなぁとも思ってしまいます。
また、もしかすると、ご自身の頭の中身を、
他人に上手に伝えられない方なのかもしれません。
背景を詳しくは申し上げられないのですが、
少しでもピンとくればと、
料理に例えて、お伝えしてみました。
人参はどこ産が良いか、
自社農場を産地に作ろうと農家の方々とお話する為に、
産地へ視察に赴くことも大事ですが、
最終的にお客様の口に入って美味しいと感じていただく料理の提供と
理屈は同じです。
コレが、人参ではなく、人、
それも外国人というだけで、
難易度が更に跳ね上がり、混乱させているのではと思われます…
今では、様々な場所で、『点』については、
散弾銃のように、質問と返答が繰り返されています。
でも、大事なのは、
その1点、また何十点、何百点を理解することだけではなくて、
それらを理解したうえで、
自分はどうしたいのか、どうすべきなのか、
何が足りないのか、どういうステップを踏むべきなのか、
入口から出口まで、結局、どの時点でナゼこういうポイントが、
いや、いくつのポイントがケアされなければならないのか、
実際に、このステージでは何が起きうることであり、
それらに対しては、どう乗り越えていくべきなのか、
色んな問題を目の前のテーブルに載せて、
整理整頓して、全体像を作り上げることではないでしょうか。
確かに、地齋にやってみないと分からないこともたくさんあることでしょう。
頭の中で思い描いていた内容と、現実とでは全然買っても違うことでしょう。
やって失敗して、初めてこの点、真剣にケアしておかねばとんでもないことになると
理解できることも少なくないのかもしれません。
それでも、アナタの初めてに付き合わされる、提携先や関係者、
特に特定技能候補者や受入先の方々は、
大変な事態へと転がり落ちていきます。
何が言いたいのか。
人一人の人生、いやその家族のそれぞれの人生まで大きく左右するお仕事である以上、
そんなに安易に、イイカゲンに、テキトーに、
特に自身の目の前の利益だけを追い求めて取り組むことは、
控えていただく方が、自分にまで火の粉が降りかかるリスクも考えれば、
止めておいてほうが良いのもまた事実ですが、
それでも、誰にでも、初心者の時期はあるってことです。
そこで、出来る範囲のあらかたの知識や準備ができたのであれば、
実際に、一歩目を踏み出してみないと、何も始まらないということ。
色々言い続けていますが、
百聞は一見に如かずと同じ。
百分も、一見も、一動?にはかないません。
本気で、一切の損をしたくない、リスクを背負いたくないのであれば、
実際にリスクを負って取り組んでいる場所で働いてみるのも手です。
多少なりとも、体で覚えることができますから。
私も含め、アチコチで良かれと思って、色々言われていますが、
どれだけ耳年増になっても、どうにもならないってことです。
願わくば、多少のトラブルであっても、
逃げずに、楽せず、正面からぶつかっていく姿勢と、
粘り腰のある方に、頑張っていただきたいと思います。
(偉そうでスミマセン)
もしくは、
経験豊富でアナタが信頼をおけると判断できるコンサルを、
用心棒を隣において、しばらくは付き合って寄りそって
足りない点を支えてもらうことが無難なのかもしれませんね。
別に営業でもなんでもありませんが、
もし気になる方がいらっしゃれば、ご参考まで。
みんなで、楽な方へ流れていかないことを願ってやみません。
事業って、何でも、そんなに簡単なコトじゃないでしょうしね。
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