技能実習と特定技能、いや外国人労働者業界は、『経験値が全て』といっても過言ではない理由

受入企業向け

経験値…実体験といってもよい。
改めてしみじみそう思った。

(レギュラー読者ならご存知の)大百科なるものを作り続けていて、
文言チェックなど何十、いや何百ページと何度も読み返していると、
「いくら伝えても、自分で痛い目、嫌な思い、深刻な事態を実体験しないと、腹落ちしてわからないだろうなぁ…😢」
って部分がいくつも出てきます。

この現実は、制度がどう生まれ変わろうとも絶対に変わらない、人としての現実が横たわり続けています。
(人間が一夜で進化するなら別ですが、最低数百年スパンで時間が必要です)

 
そういう意味では、大変罪深い業界とも言えます。

無知の方には、全てはマッチポンプとしか映らない。

一般的な想像力で表面的には理解できるも、いざその場になったら抜け落ちてると思われるし、
それこそ周りも自分も実体験してきたからこそ、実践できるようになった部分もある。

ただ、確かに周りから何度も同様のケースを見聞きしていると、
自然とその局面で思い出し、先回り対応ができる場合もあるので、
決して役に立たないわけではないと信じて、

誰もがトラブルを自ら抱え込みたくはないから、
優しい常識的な日本人は自分のせいで他人が傷つき大迷惑を被らせることを良しとはしないから、
真摯に取り組みたいと願う業界人が多いことを祈って、
お仲間の方々と作り続けている。

もちろん、自己満も多分に含まれると思いますが、
それでも、後人に続く方々にとっては、踏み台くらいにはなることも事実だと。

 
以前、どこかで、こんな表現をしたことがあります。

実体験を経ずとも、他人の体験を可能な限りリアルに臨場感もって想定し、
自分ならどう考え、どう立ち回るべく声をかけるだろうか…

そういった、スポーツで言うイメージトレーニングさながらに何度も繰り返していると、
さも自分の経験禍のように咀嚼され、その局面でも適正適切に立ち回れるようにもなれる。

車の事故は、自分で起こした人は多くはないけども、
どういうことをしたら、どういう事態になるのか…ってことは想像に難くないので、
実体験をせずとも、先回りして気をつけるし、
思い起こして気をつける機会も、免許更新時やTVの警察24時などにて思い起こさせてもらえる。

車の事故のように、目に見えるリスクではないので、
想像力が弱い方には、届かず響かない場合もありそうですが、
それでも現実ではあなたの事情など関係なく、起きる際は起こるべくして起こる。

 
業界は常に新規参入者で溢れている。

決して排除したく、先行者の既得権益化を目指すものではないんですが、
せめて先人の経験は反面教師として活かして欲しいと願うのは、
別に上から目線でも何でもなく、人として自然な思い。

新規参入者がみんながみんな、同じ落とし穴に並んで落ちていく状況を見続けて、
「そんなの相手の勝手」とばかり、ホカっておくから、
いつまで経っても悪質ブローカー、奴隷商人、人身売買屋とのそしりをまぬかれない。

 
人しかいない業界、
人と人をつなぎ、人との接し方を学び、人と協力して一つの事を成し遂げる。

自分が成長・進化せずして、成り立つ業界ではないことを、どうかわかって欲しいと願うばかり。

だから私は、解体新書だの、監理団体の実地見学会だの、視察だのと、
アレコレアレコレ、取り組み続けてる。

判断するのは相手。
せめて気づく人、見つけてくれた人、捜し求めてくれてる人に届けば…響けばと、
いつも足を止めずに、やり続けています。

年数が長ければ、経験豊富なら、関わってきた人数が多ければ、
事業規模が大きければ、看板が光ってれば、良いというわけではなく、
根幹は人(その人の人間性を含めた属人力)がモノをいう業界
(組織も仕組みもスキームも、人が組み立て育てるものですから)

 
願わくば、私たちの経験値、実体験値が、業界の方々にとって、
少しでもお役に立てればと願ってやみません。

 
本日より、解体新書企画の再募集を始めました。
以下のメルマガから届く案内より、ご確認ください。
※大百科も未完成ながらお届けしていきます。

————————————————————–
現在、6年続いている解体新書企画をご案内中。(お申込は9月30日まで)
メルマガ無料登録はコチラ
自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
————————————————————–

コメント

タイトルとURLをコピーしました