特に中小企業が、監理団体や登録支援機関へ、なけなしのお金を支払う本音

お金

今更ながら、ふと思った。

どうして中小企業がこの業界で業者へお金を支払ってでも、
監理、支援などをお願いしているかの理由…

ソレは、ズバリ、

① 前もっての段取り
② そのアラート
③ 各種書面の用意

この3つだと感じる。

 
段取り・アラート・書面準備

いつまでに、何を、どれだけ、しなくてはならないのか。
すべきなのか。

この辺り、戦術的な部分になりますが、
背景は、アレもコレもソレも、やらねばならないことが多すぎだから。苦笑

来月(一か月後)には、何をせねばならないのか。
そのために、各手法が変わっていれば、対応しないといけない。
でも、そんなの調べている暇なんてない。

3カ月後の監査や定期届までに、
何をせねばならないから、
今のうちから、コレとコレとコレを準備したり、
やっとくと後でラク。

半年、1年先にすべきことなんて、
とてもじゃないけど、覚えていられないし、
準備なんて頭が回らない。
包括的、俯瞰的に、どのポイントについて、
注力しておくべきなのか、
日々バタバタしてるんだから、
時折でもアラート的にも声をかけて指摘して欲しい。

定期的ならまだルーティン化すればわかるけど、
時折発生するトラブルやその対応対処、
随時届など発生時、発生後にすべき対応、
これらにまつわる各種書面の数々。
とてもじゃないけど、頭の中に入りきらないし、
どの局面で、どのように、どこまで書面に表記すべきかなんて、
とてもじゃないけど、勝手なんかわからない。
ヨソ様がどんな要sかもわかんないんだし。

書面の記載例やら書式やらがあるのはわかるけど、
そもそも、ドコにあるのか、
どの書面が必要なのか、
とてもじゃないけど、わからん!
全部網羅なんてやってられん。

税務の手続きや処理の全てがわからずとも、
税理士が手伝ってくれるように、
労務の全てを理解していなくても、
社労士が助言、提言してくれるように、
技能実習も特定技能も、
とてもじゃないけど素人じゃ無理だから、
やはり業者へ依頼せねば、
そもそもの経営や事業そのものに注力できる時間も労力も割いていられなくなる…

運用要領600ページ読め?
全て頭の中に叩き込め?
法のアップデートも全て上書き更新して把握、理解しろ?

ふさけるな!
んなもん、できるわけなかろうに。

・・・

そう、だから、
貴重なお金を支払ってまで、
フツーは業者へ頼って、頼むんです。

そんな図抜けた勉強のできる頭の良い経営者ばかりじゃない。

いや、経営者はそもそもが人を使って全体最適を整え、
向かうべき方向を示し、皆を引っ張っていくのが仕事。

まして、一担当者レベルでは、
マルチタスクは当たり前としてアレもコレもやってる中、
間違いなくオーバーフローにしかならない。

むしろ、依存して任せまくってた日には、
その担当者が辞めてしまう。

むしろ、
時折、来訪してもらう際に、
少しずつ、アレもコレもとわかるように教えて欲しい。
本業でない分、忘れがちだから、
何度か、慣れるまでは、教えてもらえるとありがたい。

どんなタイミングで、
どれだけの書面が必要で、
どのように作成すべきなのか。

総じて、杓子定規な書面の世界と、
リアルで起きる問題とのバランス、
立ち回り方、そのやりようなど、
アレコレと助けてもらいたいから、
中小企業は、お金を業者へ支払っている。

業者は業者で、
ぶっちゃけ、一人、ひと月、3万円などでは、
とてもとてもこなせないけど、
ソレが、毎月、数年続くならばと、
最初こそ多大な労力とコストがかかるものの、
実際に稼働し始めたタイミングからの活動原資を頂戴することで、
何とか賄っている。

 
決して受入先は他責思考な方々ばかりではない。
だけど、業者側のミスや漏れ、抜け、助言違いで、
取り返しのつかない事態になったり、
クリティカルな被害が発生したりした日には、
そりゃ、お金を支払ってる側としたら、
文句の一つでも言いたくなる。

プロはその責任は決して小さく軽くない。

ナゼ、技能実習の実習実施機関が、監理費を支払っているのか。
ナゼ、特定技能の所属機関が、支援費を支払っているのか。

プロはその意味をちゃんと理解し、
期待に応えていくのは当然のコトだと思います。

 
追伸、
本当は、雇うべきではない労働者を未然に事前にはじき、
雇い入れてからは、労使の蜜月が問題なく続くために、
お金を支払っているんだけど、
もう一歩突っ込んで、実態としての本音部分は、
やはりこの辺りにあるように感じた、今日この頃。

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