『外国人新規入国、全面停止』の事後対応について書いてみる

受入企業向け

こういう事態があると、確かに一日二日潰れるのが、
予定が狂うのが、痛いとこですよねー、
コロナの、変異種のバカヤロー!苦笑

年明け早々も年末からの混乱、迷走が続いています。

今回、昨日の早朝に飛び込んできた、
『外国人新規入国、全面停止』について、
書いてみたいと思います。

外国人新規入国、全面停止へ 中韓などビジネス関係者も
2021年1月5日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/ASP146D1NP14UTFK012.html?iref=comtop_7_01

コレ、この業界では二度目となり、
なおかつ一年を過ぎようとしている中、
それも年明け早々なので、
けっこうキツイところがありますよね。

お仲間内の方が、
日本人以上に、入国待ちの来日予定者以上に、
在留中の外国人労働者のメンタルケアを十二分に気を付けましょう…
そうおっしゃっていましたが、正にです。

外国人材活用のコンサルタント(育成就労・特定技能) 人財ソリューション ライトブレス
【外国人材のメンタル面 崩壊の危機】 (技能実習・特定技能) ・全世界からの新規入国拒否 ・母国の入国制限処置 ・GO TO キャンペーン停止 ・緊急事態宣言 ・毎日の新規感染者数の発表...

さて、状況的には全く同じではありませんが、
2020年3月下旬以降の状況と、ほぼ同様の条件下が、
再び訪れたワケです。

大きく違うのは、全面受入停止状態が、
たぶん一、二カ月くらいは、続くのかなという、
「解除の先行きがある程度見える」ことですね。

ココは特に出口さえ見えなかった去年とは、大きく違います。

一言…

『何もあわてる必要はありません』、

コレにつきます。

正確に言えば、あわてても良いことは一つもないってこと。

先日、業界人は個々にリーダーであるべきだと書きました。
リーダーが地に足付かず、慌てふためていては、周りが心配になるだけです。

落ち着いて氷のごとく冷静に、
すべきことを丁寧に検討して、
一つ一つ、事に当たるのは今までと何ら変わりありません。

変更に次ぐ変更で、メンタルがやられている方もいらっしゃるとは思いますが、
こういう時は、良い意味で、心をマシーンにすればいい。

不謹慎な言い方をすれば、
ゲームを上手にスルスルと攻略してやるぜ!ってくらいがちょうどよい。

自分の頭の上空にもう一人の自分がいて、
その上空の自分が、見下ろしている自分を、
コントローラーで操縦するかの如く…

こういう俯瞰的な自身のコントロールは、慣れてくると意外と役立つスキルとさえ言えます。
切り替えスイッチみたいなものでしょうか。
(コレも自分なりのマインドマネジメント、マインドコントロールでしょうかね。苦笑)

「頭」は氷のごとく冷静に、
相手と向き合うときは、暖炉のごとく「心」暖かに穏やかに。

まずは、キチンと正しい一次情報を把握して、
軽々に動かないこと。

そんで、メディアがこのように事前情報を教えてくれるので、
迎え撃つべく、メンタルの準備は可能になります。苦笑

一日二日遅れると、入国が間に合わないなど、
早急な対応案件を抱えている場合は、
確定公表を待つ前に、前倒しできるかどうかの交通整理などの準備には、
すぐに動く必要はあります。

ですが、そういったケース以外は、
単に先送りせざるを得なくなっただけで、
誰にもどうすることもできない現実を許容する以外、
何にもできません。

逆に直視できれば、すべきことも見えてきます。

帰国は実習生などにとっての母国のルールを再度チェックしては確認すること。
(感染悪化中の日本からの帰国に、何らかの制限が新たに付与されることになるかどうかの確認)

来日予定者へは、間に合えばそのままの来日。
急遽の前倒しが可能ならば、その手配確認。
間に合わなければ&止まった後の来日予定者は、
各種手続きのキャンセル連絡や、
本人への事情説明、待機中の対応確認などなど。
当然、受入先や入国後の隔離先、研修センターへも連絡調整が必要です。

いかにして、浮足立つ周りを、その方々の気を静められるかどうか。
自分で自分のマインドコントロールができない方々は特に、
何度も話をして付き合うしかないのかもしれません。

「寄り添う」って、そういうメンドクサイことでしかありません。
でも、相手を思い遣る気持ちさえあれば、
自分自身が『何に自らコミットしているのか』さえハッキリしていれば、
メンドクサイなど言っていられるワケがない。

特にその調整かじ取りができるのは、
アナタしかいないのだとしたならば、余計に。

いつもながら言いますが、
こういう有事の際には
今まで相手先と、どういう付き合い方をしてきたのかが、問われます。

ちゃんとした信頼関係さえできていれば、
何かあれば連絡してくれると、相手も承知してくれているので、
対応はメチャメチャ楽ちんです。

気遣った電話一本、メッセージ一つでも、まったく問題ありません。

ずっと言い続けていますが、
外国人技能実習生や特定技能者、技人国の方々、
また受入先の方々、
そして、送り出し側の方々、
(送り出し側の方々は、日本の監理団体や登録支援機関などの方々)
全方位で、一人一人にキチンとグリップを利かせられているかによって、
煩雑さや対応力が大きく変わっていきます。

一人で何百人も面倒を見ている担当者は、
悲惨とさえ言えるのかもしれません。

ただ、最近ふと思うのは、
受入先と実習生との距離感を上手にコーディネートして、
受入責任を当事者同士で全うさせていられる担当者は、
そのレベルにいる担当者が関わる先であるならば、
その限りではないのかもしれませんけど。

まぁでも、ほぼいないでしょうね。苦笑

いずれにせよ、
私も含めて、周りの人たちは好き勝手言いますが、
イチバン大変なのは、やはり現場第一線で体を張っていらっしゃる方々です。
矢面に立つ方々。

願わくば、それぞれのリーダーたちを束ねる経営者の方々が、
それぞれに素晴らしい背中を見せていただきたいものです。

どういったハンドリングを見せてくれるのかによって、
組織に属する各リーダーの対応は大きく変わっていくものと思われます。

こういう時に、経営者の本質もまた、見えてきます。
カネが優先か、相手が優先か。
腹のくくり具合、正に経営者自身が何にコミットしているのかが、
よくわかります。

コストさえ最小限に抑えられれば良いのか。
法さえ守っていれば良いのか。
こんな時だからこそ、一人一人の相手まで丁寧に声をかけるのか。

HPに堂々と明言している会社方針などを、
どれだけ体現できるかどうかです。
組織としての拠り所は、ソコにしかありませんから。

追伸、
しかし、こういう状況に陥ると、
天邪鬼な私は、いつもながらついつい思ってしまいます。

現場の第一線で活躍されてる方々には、
まったくそんなゆとりはないだろうと思いますが、
この業界だけに依存し続けることなく、
別枠での生活原資の柱構築は必要だよなぁと。

昔から、経営の安定を図るには、
多角経営、柱が何本かあるほうが、
屋台骨が揺らぎにくい…
揺らいでもすぐには倒壊しない…
そう言われ続けてきています。

この業界の中でも外でも、柱は作りようがあります。
コツコツと取り組み、積み上げてきた人だけが、
獲得しうる複数の柱。

煉獄さんが倒れても、次の柱が支えてくれる。
鬼滅的に言えば、次の世代へとバトン(事業)を手渡すことまで含めて、

リーダーがゆるぎなく倒れないことは、とても大事なことだと思います。

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