技能実習&特定技能の「押印不要詐欺の弊害」は、こんなところにも…

受入企業向け

ある地域で、
技能実習生の○○さんが無事に期間満了を迎え、
帰国の途につきました。

監理団体は無事にお役御免ですね、機構にも報告終えてるし。

で、数ヶ月経ったあとで、
入管からの問い合わせ電話が…

○○さんが特定活動→特定技能で申請が出てます。
おたくが作成された書面を基に、別の団体から申請が出て許可されてますが、
おたくが手配したもので間違いありませんか?

ん?
無事に終了して帰国したハズですが…
その後はウチはなんもしてませんよ…

 
ある地域で、
技能実習2号3年目が終わろうとしています。
ある日、突然、別先へ特定技能で転職しますと言い出しました。

ほえ?
もう少しで技能実習も無事に満了だから、その後のことかと思いきや、
明日からもう出ていくとのこと。

どういうこと?

 
どちらも、勝手に書面作られて、
引っ張っていかれたコトに、
後から気づく。

気づいてもどうにもならない。

入管は書類さえ整っていれば、
変更申請のあった在留資格は許可せねばならない。

 
 
水面下では、本当に色んなことが巻き起こってます。

アホはどこにでもいる。
そして、アホはアホ同士、
別の場所で好きにやっててくれれば良いけど、
こうやってマトモな先も巻き込んでいく。

入管だって、全部の申請書面を全て出元までの虚偽の是非確認なんてデキナイ。

こういうことは、
運用要領には書かれているわけない。

不慣れな方々もまた、わからんことがわからんまま、
荒波に船を出してしまっていることにさえ、気づいていない。
完全に運任せの船出。

大手の看板を背負っている新人現場サラリーマンも、
新規参入に乗り出した経営者や独立したがりな人たちも、
こういう事態になるリスクさえ、
まったくわからず、右から左の人身売買手続きに燃えているのかな。

押印詐欺に振り回され、イエローやレッドカードの汚点がつくのは、
いつだって受入企業側。
(あ、業者やブローカー側の当の本人も、当然、資格や名前は一切使えなくなるでしょうね)

押印詐欺案件には十分気をつけましょう。

追伸、
監理団体と送り出し機関自らが、
受入先と共に慎重に選別した技能実習生上がりの、
身元も素性も経歴もハッキリわかる人材以外、
受入先は見向きもしなくなっていくのかな。

特にマトモな先であればあるほど、
転籍、転職目的で流れる人材には、
門前払いが常識になるのかもね。

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自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
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