面白い…というか、当然の流れですね。
「ゆるブラック企業」とは、
残業も成長もない企業のことを言うらしいっす。
https://style.nikkei.com/article/DGXZQOLM08BC20Y2A200C2000000?channel=ASH05007
以下、記事よりいくつか抜粋引用して、
付記してみます。
・ハードワークだけれど成長できる業種(コンサルティング業など)
・それほどハードではないけれど成長できる業種(IT・通信・インターネット系など)
・ハードではなく成長実感もない業種(メディカル、行政機関、社団法人、学校法人、金融など)
こういう分け方もアリですね。
「やりがい詐欺」…
さて、この業界ではとてもこの被害者が多いのが実情ですが、
自ら望んで被害にあってるのが悩ましいところです。苦笑
要は、自分の給料を上げて、外国人の若者たちの給料を下げるか、
若者たちの給料を上げて、自分たちがやりがい詐欺の被害になるかの、
二択しか用意できていない先ばかりなので。
多様性が広がる中で、成長したい人とそうでない人が分かれるようになりました。
ハードワーク&成長を求める人もいれば、
ゆるワーク&非成長(たとえば安定)を求める人もいます。
・・・
一番良いのはもちろん、働きやすくて成長できる業界を目指すこと…。
働きやすいと感じるのも人それぞれ。
そして、成長も自然と意識(ストレス)すらなく、
「いつの間にやら成長してしまっている流れ」に入ることが
求められていると感じています。
(前出の2番目かな…ハードワークでもハードワークと本人が感じないくらい夢中であれば、なお良しと)
さて、ひるがえって、私たちのこの業界。
外国人労働者に求められているのは、
キレイごと抜きに、賃金以前に、
日本人が集まらない仕事=日本人が就きたがらない仕事。
ハードワーク×低賃金な仕事。
だけど、
入口はともかくも、
「期間限定の出稼ぎ需要組」と、
「当面は日本で長く働きたい組」とに分かれるのが実情です。
よって、
どちらも集めるためには、
やっぱり、キャリアステップ的なレール、
ストーリーを会社ごとに用意する必要があります。
コレが良いのは、
・ナニジンも問わないこと(日本人同等以上、同一労働同一賃金ルール反映)
・希望者のみ、評価に見合う人材のみ、次へ進むことができるという、
客観的合理性のあるスクリーニングができるコト。
=ヤル気を正しい方向へと向けるコトが可能となり、業績に直結・連動できるコト。
=ナニジンでもその人それぞれに選択できるコト。
成長したくない(見合うだけのハードワークを求められたくはない)…
ソコソコ稼げればよい(成長せずとも最賃クラスでも十分満足)…
実は企業側は、こういう層の人材もまた、
必要としてるから。
誤解と偏見を恐れずに言うならば、
低賃金の単純労働者もまた、必要としているのだから。
(あくまでもこの業界の受入企業側の現実として)
コレらが導く現実は、
「給与の固定化」であり、
「もっと欲しい人の競争激化」となり、
どちらに転んでも企業側は損をしにくくなるってコト。
それでいて、
人材側も、自ら選べるんだから、納得して就業することができる。
後は、働き方や、働きがいに応じて、
企業ごとに求心力の強弱が定まっていく。
*「やりがい詐欺」に上手にハメ込めるかどうか。
多様化が尊重される今の大きなメリットは、
「自分で選べること」。
その「選択肢」が多様にあるコト。
それでいて、働くという価値においては、
長く勤めていた方が、職場での人間関係にストレスが少なく済むこと。
(転職のたびに新たな人間関係を構築するストレスを回避できる)
長く勤めていた方が、昇給しやすくなること。
(その会社での昇給の仕方が、より分かりやすくなること)
ちなみに、昔はソコまで会社の内部事情が分かりにくかったので、
3年は一つの職場で働いて、酸いも甘いも一通り経験すべきとの観念が浸透していましたが、
この相互判断が早まっているので、
3年もいずして、合う合わない、向き不向きが実感をもってわかるってこと。
コレもまた、良い効果ですよね。
合わない人材に長く勤めてもらう必要はないし、
合わない会社で長く勤める必要もない。
労働者の流動化もまた加速することでしょう。
となると、
労働者もまた集めやすくなる。
この流れについていけない企業(労働者に選択肢の提示がデキナイ企業)は、
やっぱり淘汰される。
こうなってくると、企業側のみならず、
労働者側もまた、希望者だけがストレスの少ない競争原理にさらされるので、
より良い時代へとまたステップアップしていける。
やっぱり、過渡期は、経営者のアンテナ、適応力、リーダーシップが、
強く求められるなあ。
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