特定技能所属機関に二重に飛行機代を支払ってもらえますか?

受入企業向け

昨日の続きです。
昨日は、信頼関係を築けない人は、この仕事は務まらないって書きました。

どの程度の信頼関係なのかって意味でも、
お金の件はわかりやすいので、
書いてみます。

 
ある技能実習上がりの特定技能者が、
一時帰国となりました。

予定通り、飛行機は飛び、母国到着後に指定の隔離を終えて、
無事に故郷へと帰りつけたと。

そんで、家族とゆっくり過ごした後に、
いざと、帰国予定日が近づいてきたから、
出国について諸手続きに移ろうとした。
その時、
面倒を見てくれる送り出しからその国の管轄機関に諸々と確認をしていたところ、
どうやら出国するのにワクチン接種を受けてないと、
出稼ぎ労働者は出国させてくれないとの情報が…
 

なに?そんなの聞いたことないぞ…
他の人は問題なく出国してる。
日本だけなのか?この特定技能者に限ってのコトなのか?
いやいや、その国は労働者管理がうるさい国なので、
事前に指定の諸手続きは終えて、
その国の管轄機関からきちんと許可が出ていることも確認している…。
急に国のルールが変わったのか?!

特定技能者もまた、地元の管轄先機関へ聞いてみると、
なんと今度は、
『ワクチン接種していないと出国させないなんて特に聞いてはいないから、別に問題ない』 
との返答が…

う~ん、かの国らしく一貫性がない。苦笑
日本同様にかの国も、防疫責任の厚労省と、出入国管理責任の入管とのように、
縦割り行政になっている。

諸々あたってみて他の事例を確認し、協議してみても、
8割がたは問題なく出国できるだろうとして、
出国トライを敢行…
(特にその特定技能者も、早く日本へ戻って稼ぎたいとのこともあって)

結果、
当初の帰国予定日から、一カ月近く遅れて、出国…
無事にワクチン未接種でも出国ゲートを通過できて、
飛行機に乗れて、日本へ到着し、現在隔離中…
 

 
問題は、この2転3転の不確実な状況下で、
エアチケットを二度購入せねばならなくなったというコト。

当初、当然、往復で買っていた。
だけど、予定通り戻ってくる日程では帰国はデキナイ…
(その時には未だ次の帰国予定日の見通しなど見当もつかなかった…)
=次にいつなら戻ってこれるのか、振り替えられる日程が定まっていない。

よって、購入済みの「戻りのエアチケット」は、
とりあえず延ばせるだけ後ろに延ばして、日程変更。

その後、もろもろがわかり始めて、
定かではない中でも、出国トライをすることで決断。

購入済みのエアチケットの、再度の日程変更を考えていたら、
振替する日程のエアチケットの価格クラスが当初よりもめっちゃ高い。
それなら、新たにもう一度新規で、別航空会社のエアチケットを購入したほうがまだ安いことに…
(ちょうど別の航空会社の手続きができる状況に…)

注:めちゃ簡潔に書いてますが、ホントに細々した調整や相談、判断がありました。

結果、かくかくしかじかの状況にて、
大変申し訳ありませんが、エアチケットを再度ご負担願いたいと。
ご理解いただき、しょうがない、負担するから進めてくれと。

 
…ココもまた、受入側に一定以上の信頼関係がないと、
『プロなんだから、お前が負担しろ!』…などの一言で、窮することになります。

ぶっちゃけ『プロなんだから、それくらいのリスクは想定して事前にケアしておけよ…』と、
耳が痛い言葉も聞こえてきそうですが、
人間なので、漏れたり見落としたり気づかなかったりする場合もあります。
同時に、それ以外では問題なく十二分な対応ができていました。
そして、そもそもが、このような状況下なので、
特に日本国外だと、「何が起きて予定通りに進まなくなるかはわからない」と、
そういったリスクについても、当然、ご承諾をいただいていました。

ホントに、このお仕事、一筋縄ではいきません。
平時でもそうなのに、今は特にコロナ禍なので余計に。
 

あらゆる方向から事前にリスクを提示して、
それらを踏まえて全力を尽くすと、
こういった言葉が信頼されて、
すべきことをしたうえで、致し方なく…なんて許容範囲に収まります。
当然、今までアレコレと全力を尽くしてきて、
トラブル解決をはじめ、それを目の当たりに見てきていたからこそ…でもあります。

 
当たり前のように、当たり前に時間や物事も過ぎていく。

そんな当たり前に進めるために、
いったいどれだけの時間と労力とコストをかけて取り組んでいるのか。

相手側も、アホじゃない限り、わかってくれます。
色々と心砕いて、ご自分たちではできかねるコトに取り組んでいると、
伝わっているからこそ、許容いただけるんです。

どこまでいっても、人対人。
理屈も筋も色々ありますが、
海外諸事情が絡んでいると、ホントに日本の常識は通用しません

我々プロでもそうなのに、
(いや、もっと上手に立ち回れるプロもいらっしゃるのでしょうけど。汗)
本業でもない受入側が、独力でやるなんて、
ホントに、やれるものならやってみれば良いと。苦笑

それだけ堂々と言えるくらいに、
全力で最低限のコストに収めている自負があるくらい、
自信をもって対応していれば、
(相手に予定通りの実利も確かについてきていれば)
それは、相手からの十分な信頼を得られるレベルであると言えます。

そんな担当者だらけだったならば、
この業界もトラブルなんてほとんどない(マネジメントできる範囲内に収まるって意味)と思うんだけどな~。苦笑

以上、実例でした。

追伸、
昨日も今日も、事例上お分かりのように、
密なやり取りを通しての送り出し機関との信頼関係も、当然必須要件です。

  
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さてさて、次の企画がいよいよ一つ一つ表面化していきます。
カミングスーン。笑
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