最賃が上がり続けるからこそ、監理団体や登録支援機関が、受入先へ提案すべきこと

お金

最賃が上がり続ける。

コレに不平不満を言うだけで終わる人は多いけど、
今回は良い悪いは別にして、
現実として受け止めざるを得ないならば、
受入側、業者側はどうすべきなのかについて、
直視して向き合いたい。

端的に言えば、
人件関連費が上がるなら、
その分の粗利を増加させねばならない。

なお、理屈上は別先の経費を抑えて増加分を補填するってのもアリだけど、
あんまし現実的ではないので割愛。

粗利を増やす為には、様々な施策があるが、
私ごときでさえ思いつくポイントを列挙してみると…

例えば、コスパを上げる
=生産性を上げるとは、よく偉い方々がもう何年も言い続けているし、
わかっている先はコツコツ取り組み続けてるけど、
経営者次第で、無理な先には無理。
(ある意味、行きつく究極は、大企業化でしかない。)

1時間に100個作って今があるなら、
200個作れたら良いとの理屈もあるけど、
非現実的だとしたら、
そもそもが人じゃなく機械生産など根本的に生産製造工程自体、構造的に改革せねばならない。
=人手をかけずしてって改革になる。
設備投資や減価償却などのコスパと比較してみてって感じ。
ただ、そもそもが人件費よりも機械に変えれば100個作る経費が安くなるならまだしも、
200個作れて元が取れるなら、もう100個の売り先も見つけなくてはならない。
細かく言い出したらキリがないので、この辺で。

また、コストを下げられない、
機械で経費スイッチできないならば、
そもそもが、現状での生産品製造品の単価を上げるとなる。

交渉上手な営業マンでもいれば、
または、同業他社への乗り換えがそうは簡単にできないなら…
=唯一無二の技術などに基づいた商品・サービスならばまだしも、
一般的には、ソコまではいかない場合も。

それどころか、追い打ちをかけるかのごとく、
SDGs、RBA、サプライチェーンマネジメント上、
最賃とは別口から更にコストアップを押し付けてくる元請け先は、
あくまでも企業努力で納品単価維持を…イヤもっとの値下げを求めてくる始末。

いっそ、
商品ラインナップを増やしたり、
新たな事業へと乗り出したりして、
会社全体で、新たな付加価値を付け足していくか、
新たな付加価値を生み出していくかして、
特に新たな販売先を増やして行かないとならない。

 
アレも無理、コレもイヤ…
そんなんだったら、事業そのものを止める…

そうなる先もあるくらい、
知恵や工夫、戦略、戦術、
仕組み、企画、などなどの能力やスキルが求められ、
なおかつ、
ホントにお金がかかる総合的な仕掛けに乗り出す決断力や、
粘って成功するまで試行錯誤を繰り返して、取り組み続けるチカラまで必要もなる。

結果、受入先は当事者そのものなので、
真剣極まりないのが当然ですが、
業者側も、ただただ口利き屋としてコバンザメを続けているくらいじゃ、
共倒れも当然なので、
外国人人材以外の提案力が求められていく。

単に貿易や海外進出の手助けと言っても、
声だけかける提案や、
具体的な事例や実績を元に投げかける提案もあれば、
企画書という書面にまで落とし込んだ提案もあります。

相手が中小企業であれば、
責任者と定期的に会話ができるのだから、
その利点を活かして、様々なキャッチボールをしていけば、
的を得た提案まで昇華させて行くことが可能です。

めっちゃ平たく言えば、
業者側は、
受入先を何らかの方法で今以上に儲けさせねば、
受入は継続しない。

受入側も、
コイツは真剣に自社のことを考えて気遣ってくれてて、
信頼の置けるヤツだと重宝するようにもなる。
=浮気なんてとてもできなくなる。
監理費や支援費単価なぞ、気にもかけなくさせるくらいに、
グリップしていける。

こういう担当が指摘、助言、提言してくれることならばと、
意識すらすることなく、自然と耳を傾けていく。

技能実習生や特定技能者に寄り添い、
丁寧にキメ細かく対応するように、
受入先へも同じように対応するだけの話。

ソレが真剣であるからこそ、
アレコレ調べたり、繋ぎを作ったりして、
提案する内容にも、魂が込められていく。
相手にも伝わっていく。

 
本気でビジネスとして相手をおもんばかるならば、
最賃が上がったと連絡するだけでなく、
そこから一歩踏み込んだ提案ができるようになるのが、
望ましいのではと、いつも思います。
別に、この最賃の件だけじゃなくとも。。。

追伸
右肩を上げ続けていくのも、色々大変です。苦笑

追々伸
送り出し側だって、できることはたくさんあるでしょうからねー。

  
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