ホント、
2017年以前よりも2018年以降(技能実習新法施行)、
2018年よりも2019年以降(特定技能施行)、
そして2019年よりも2020年以降(コロナ対応)と、
比べてみても、業務の質量は激増し続けてる。
振り返ってみれば、
卒倒しそうなほどに増えた業務量と、求められる『質の高さ』。
一つ一つの細かな判断(選択)自体を間違えると、
明後日の方向へと転落しかねない。
ずっとずっと言い続けてますが、
この業界のヒーローは、現場一線で一人一人の外国人労働者と直接接しているイチ職員です。
もちろん、受入側の担当者の方も。
だから、イチ職員こそが、法も良く良く知ってなきゃならないし、
その場その場で、適正適切な判断(選択)ができないといけない。
たまに叫びたくなるほどに、
私は士業でもなんでもない!
労務管理のことは社労士に!
お金のことは税理士に!
入管申請のことは行政書士に聞いてくれー!
って言いたくなることも、多々ありますよね。笑
でもね、この業界に入ったならば、
少しずつでも、そういった局面局面の知識を、増強し続ける必要があるんです。
じゃないと、特に現場は務まらないから。
でも、人間は急激な変化にはついていききれない。
経験者でさえ、ついていくのがやっとであり、
なおかつ、混乱してわけわかんなくなる場合も多いのに、
ゆっくり階段を上るヒマもない新人参入者が、
とてもいきなり歴戦にプロになんて、成れるはずがない。
運用要領を渡されて、読んどけ!って言われて、
「わかりましたー!」って答えたはいいものの、
読み込める人がどれだけいるものか…いや一人もいないだろう。(反語。笑)
そんで、
運用要領さえ読み込んでおけば、
後は現場で問題なく立ち回れるなんて、イージーでインスタントでもない。
OJTは必須。
受入先や送り出し先、はたまた実習生から教えてもらうことも数多くある。
さて、こんなことを言いたかったワケじゃないんだけど、
それでも、いっぱしのプロ職員が、
実習生を守り、受入先を守り、監理団体を、送り出し機関を、
そして、自分自身を守っていることに、変わりないってこと。
この業界を守っているのは、現場の一人一人だってこと。
以下の問題が今、現在進行形で、現場で起きていることが容易に想像できます。
陰性証明を偽造するバカモノ。
それを良しとする送り出し機関。
陰性証明取得後、72時間、ほったらかしにして、
直前で観戦させて入国させてくる送り出し機関。
いやいや、
そもそも日本のルールをきちんと指導できない日本側の問題もたぶん大きい。
そんで、
入国したてて、14日間隔離を個室対応徹底していなくて、
コロナ感染させちゃうバカモノ。
今なら、ロクに実地調査に来ないだろうからと、
現場を押さえられねば、後でどうとでもできるとテキトーにしている先。
(実習生本人はちゃんと見ています)
帰国困難で、ストレスを抱えている実習生。
もっと良い先へ進もうと、転籍、転職を図ろうとする実習生。
技能実習期間が終わり、
雇用継続する意味がないと判断された子を、
どうやって帰国できるまで持ちこたえさせられるか。
それも、イリーガルじゃなくて、堂々と警察官の前を歩ける状態で。
帰りたい、帰れない…
戻りたい、戻れない…
当時の長渕の歌がこだまします。
これらのメンタルを全て、崩壊しないようにケアしないといけません。
更に、この年末年始の大騒乱。
いきなり来れなくなる~!
陰性証明不要だったのに、また必要になった~!
誓約書を改めてきちんと対応しなきゃいけなくなった~!
急遽、予定が前倒しになり、全ての段取りをやり直した。
キャンセルした先のフォローもしなきゃいけなかった。
そして、1月の入国ラッシュに加えて、
2月にはまた配属ラッシュが待っている。
緊急事態宣言下での配属って、大丈夫かなぁ。。。
ね…これらの諸問題を、誰が解決しますか?
会社ですか?責任者ですか?
いいえ、現場で直接対応する、アナタがすべきことです。
…倒れるってば。汗
ぶっちゃけ、今は、どうにもしようがない子を帰すに帰せないとしたら、
野に放つしか手がない場合があります。
ですが、99.9%、受入側の責任であり、
監理団体がおしりを拭かねばならない問題です。
こんな子が紛れ込んでしまうこと自体が問題ですが、
人だけに、120%の不良品検品はできるワケがない。
ただし、
コレを色々と、このレベルで対応できている先ばかりじゃない。
100人入れて、半分以上が逃げちゃってる団体だってあるんじゃないかな。
何が言いたいのか。
メディアニュースを見ていればお分かりのように、
放逐された外国人労働者たちが、行き場を失い、生活の糧を失い、
ドンドン、マフィアへの道を転がり落ちて行ってます。
コレが進むと、中国マフィアならず、ベトナムマフィアがもっと日本に根を生やし、
勢力拡大していくでしょう。
日本が暴力団を排除するまでの苦労と時間を振り返ってみれば、
外国人暴力団を排除する苦労よりも、
生み出さない苦労のほうが、よっぽど楽なはずです。
日本の治安を、この業界から守っていくためには、
やっぱり、現場のイチ職員しか、守れないんですね。
だから、倒れないでいただきたい。
休むのは全然アリ。
特に、メンタルがやられると、体調まで崩すし、
今、ゴホンゴホンなんてやり始めたら、
アナタ自身が魔女狩り裁判の当事者になります。
誰かのために頑張っていて、
結果、誰かに後ろ指をさされることになっては、
元も子もない。
現場の一職員が潰れないコト、倒れないコトが、イチバン大事!
日々、学びながら、元気に毎日を過ごせていないといけない。
こんな状況であっても、笑顔を絶やさず、
目の前の子や受入先をどれだけ救っていけるかどうか。
それが、結果として、
世界平和(日本と送り出し国)のために、動いていることになるのだから。
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