コチラの続きを…
機構の実地検査で判明した、違反指摘内容のポイントや集計結果について、
特にフォーカスして調べてみましょう。
なお、特定技能の受入先も、遅かれ早かれ同じ道をたどります。
注意を払うべきポイントとして、最初から押さえておくと、
後々、めっちゃ楽です。
令和元年度業務統計
このページの末尾にあります。
今回は、以下、受入先のみ。
勝手に多い件数ランキング。苦笑
1位 1,645件 『各種管理簿を適切に作成・備付けしていなかったもの』
2位 1,063件 『宿泊施設の不備(私有物収納設備、消火設備等の不備等)に関するもの』
上記2つが、1,000件超え。
まぁ、ここは、お役所常識。
何らかの指摘指導をしていかないと、実地検査する彼らもお仕事してないといわれちゃうので、
お土産程度の指導ですね。
乱暴な言い方をすれば、正直、あまり気にするほどのことでもない。
ただし、改善指導を言われたら、
ちゃんと改善できたことを立証報告せなばならないので、
お気をつけて。
次、
3位 747件 『残業代が適切に支払われていなかったもの』
コレ、3位にきてますよ。
マヂで、実は給与計算もイイカゲンな先は少なくありません。
そもそも、社長の意識が低いとこが、中小企業では多い。
そんなに細かくうるさくやんなきゃダメなのか!(怒)
今までトラブルになったことは一度もないぞ!(怒)
はい、そうでしょうね。
だって、社長に逆らえる従業員って、いると思います?
ほとんどが言う前に辞めてるでしょ。
自身の言うことを聞けない人は要らないってスタンスでしょ。
だったら、自分にだけ甘やかしてんじゃなくて、
1円たりとも間違えない賃金支払いをしなさいなって言いたくなる。苦笑
だから、できる人ほど、あなたの会社を辞めていき、
できない人しか、あなたの会社には残らないんです。
外国人労働者なら、もっと素直に言うことを聞くとでも、
お思いですか?
そう明確には意識はしていなくとも…
なお、指摘されて、ココを改善立証できなかったら、
真摯に受け止められなかったら、
次回の受入に大きな影響が出る可能性が高い。
理解できない先は、監理団体も離れていくし、
じゃあと、別の監理団体に依頼しても、
今はレコードはほとんど繋がってますので、
どのルートを通そうが、機構が許可を出さないでしょうね。
4位 651件 『軽微変更届を適正に提出していなかったもの』
5位 613件 『その他(帳簿書類の作成・備付に関するもの)』
う~ん、ココもあまりツッコめない。
6位 583件 『実習場所が計画と異なっていたもの』
たまにありますね。
新たな工場敷設のため、場所を変えていた。
農作業の場所が違う住所地だった。
社内の人員配置の大幅転換で、
別地域で実習が行われるようになった。
全て機構へ報告上げなきゃならない部分ですね。
えっと、長くなるので、以下は列記のみ。
7位 401件 『技能実習生に対する指導体制が不十分であったもの』
同率7位 401件 『計画通りの報酬が支払われていなかったもの』
9位 363件 『実習内容が計画と異なっていたもの』
10位 334件 『その他(技能実習の実施に関するもの)』
ほとんどの受入先は、まともな監理団体の指導のおかげか、
1位、2位あたりで終わっているのではないでしょうか。
そして、やはり、
賃金不払いが残念ながらイチバン多く、クリティカルな指摘事項です。
あとは、9位の職種不適合ですか。
外国人技能実習生の受入をすると、実地検査は必ず来るし、
特に連動して、労基の呼び水になるということ。
賃金不払いは、明らかに悪質とみられ行政処分の対象となること。
行政処分になると、
5年はサラされますから、甘く見ないほうがいいですよ。
検索すれば、ずっと出てきますから。
忘れられる権利など、まったく保障されてませんから。
そして、実際に行政処分を受ける先自体も少しずつ増え続けてきてますから。
公表、公開される件数も、その頻度も。
監理団体についても後日チェックしてみますので。
https://gaikokujin.link/blog/?p=5150
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