行政に依存するのは無理がある現実を直視しよう

受入企業向け

我々、この業界にいると、
どうしても行政のガイドラインに従わねばなりません。

なので、常に移り変わる法、ルール、アナウンスを注視し続ける必要があります。

しかし、
ソレとコレとは別問題。

行政からの発信をチェックすることと、
行政に依存することとは、違う。

最近、ロクにSNSチェックすらしていませんので、
肌感覚がわかりませんが、

以前は、法令違反先を取り締まらないお役所がダメだとか、
諦めにも似た、愛想つかしの方が多くいました。

そして、ほとんどの方は、ソコで止まる。

思考停止する。

昨日、4つの役割が求められていると書いてみましたが、
その中でロクに触れなかった『公助』という部分。

公助に依存=期待するのは、そもそもが無理だという現実に気づきましょう。

コレ、何も行政批判ではありません。
むしろ、お役人の方々の中にも、
懸命に公僕としてのプライドや義務、責任を全うしようと、
絶え間ぬ奮闘努力で臨んでくださっている方もたくさんいらっしゃるのは、
日々、あれだけの膨大なアップデートアナウンスを発信されていることを見ても、
よくわかります。

だけど、

時代の変化のスピードが速すぎて、
既存のシステムでは、追いつけないんです。

部下は、常に発言責任問題と背中合わせで、
上からのOKが出ないことには、発信しようがない。

例えば、熊本の災害で聞き及んだお話ですが、
ボランティアの方々を、県内に招き入れることはしなかったようですね。

コロナ感染被害による、医療崩壊を避けるための、苦渋の決断とはいえ、
上が、そう決めてしまったからには、
その決断が公表されてしまったからには、
その下で働くお役人の方々にすれば、
他の選択肢は取りようがない。

たとえ、目の前で困窮している人がいても、
一度定めたルールはルール。

隣町に集まった支援物資を、
そのまま持ってきてもらうことはできないがため、
助かる人を助けることができなくなる。

コレ、現場で直面しているお役人の方々にすれば、
相当なストレスです。

そんなこと言ってる場合か!って一人が好き勝手始めたら、
上が定めたルール自体が、意味をなさなくなります。

そう。
法で縛られたお役人の方々には、できないことも多いんです。

行政の方々には、できることとできないことがあります。

我々、下々の人たちにも、真逆で、できることとできないことがあります。

でも、縛られている強制力が強く働くのは、
行政側にいる方々です。

じゃあ、どうすれば良いのか。

昨日の流れで言えば、
自助、互助、共助を働かせることになります。

法は全ての人を救えません。

民主主義、資本経済、同様に、
他の手段よりは、だいぶマシ…程度の社会インフラでしかありません。

途上国ほかと比べれば、日本はまだ自由にできる選択肢が、
多くあります。

歴史、国民性、
基礎教育レベルもまた、
まだまだ人々のモラルに加えて、
自分の頭で考えて選択する判断材料も多く与えられてきています。

私たちは、行政に頼るまでもなく、
行政よりは自由に選択できる権利があるんです。

それは、行政に頼らずとも、
周りを変えていけるチカラがあるということに他ならない。

行政が不要だとは思ってもいませんが、
今までよりも、もう少し行政に頼らずとも、
より良い人生を送れる選択権が、私たちにはあるので、

十分に行使すべきだってことです。

先日、子供と話をしていて、

『お父さんは、考えるのが仕事で、楽しい…』

って、伝えたら、

『え~っ、考えるのヤダ…』(苦笑)

って、言ってました。

中一の娘です。笑

たぶん、ウチの中一の娘と同じレベルの人が、
ほとんどだと思います。

かくいう私自身、たぶん、数年前までは、娘と同じ。

もしくは、考えても考えても、
休むに似たりを数十年、過ごしてきていたんだと思います。

であれば、どう考えるのが、時代的にも、適正、適切なのか。

何のために、どうやって、何を積み上げていくべきなのか。

その為には、どうすればいいのか。

お役所に依存するのは、私は思考停止しますって言ってるのと同じ。
判断も決断も、選択もしませんって、言ってるのと同じ。
だから、どうか、お役所様、私の人生を決めてくださいって、他力本願でいるのと同じ。

流されることを自分で決めているのに、
流された先が自分にとっての不都合だった場合、
そこまで流れさせた相手に対して、怒っているのと同じ。

実習生にも、たまに伝えています。

アナタは、もう子供じゃない。

大人なんだから、プロのワーカー(トレイニー)なんだから、
だから、給料というお金をもらえるんだと。

だから、自分の手で自分の家族を守れているんだと。

コレ、自分にも言い聞かせていかないとなぁと、
いつも言いながら、思ってます。

お察しの通り、別に行政だけにこだわって言っているんじゃなくて、
自分以外の、誰に対しても、同じなんですけどね。

そう、例え、仕事で組んでいるパートナーに対してだって同じ。

依存と信頼は、違いますから。

また、話がアチコチそれていくので、この辺で。汗&苦笑

追伸、
あ、人に頼り協力し合うことと、依存することもまた、違いますからね。

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