数日前に、ある協力関係者から、
議員さんや経団連などの勉強会資料が回ってきました。
おそらく、各関係省庁の官僚が作成した、
【国際的な人の往来再開に向けた
段階的措置に関する説明会資料】
ってヤツです。
内閣官房、出入国在留管理庁、
外務省、厚生労働省、
経済産業省、国土交通省
って、名前が連なってます。
さすが情報が様々集まってくる行政だけに、
頭の良い官僚だけに、
色んな対策ポイントがちりばめられた、
資料でした。
正に、リスタートを許可していくうえで、
どういう道筋をたどればよいのかといった、
ロードマップのたたき台とも言えます。
しかし、こういった資料は扱いがけっこう難しい。
なぜならば、ドンドン変わっていくから。
この時点の状況下では、
こういったロードマップが考えられるけど、
世界の状況が、一国一国の状況が大きく変化すれば、
その時点でのロードマップはまったく意味をなさないこともある。
結果、タイムラグが発生し、取り返しのつかない混乱になることも。
こういった資料は、間違いなく、一人歩きし始めますから。
結果、時間が経つと、Fakeニュースそのものの原因にまでなりかねない。
だって、関係省庁名がこれだけ列記されているのだからと、
信じる人は多いでしょうからね。
そして、コレが確定公開情報とさえ、混同しかねない。
Fakeニュースに踊る人は星の数ほどいます。
リテラシーの問題もあろうかと思いますが、
そもそも、業界に詳しくない人は、自分が信じたいモノを信じるので、
勝手に踊りだす人が増え、
世間もそうなんだと認識が広がっていきます。
でも、確定公表された一次情報を待って、
動き始めても十分遅くはない、この業界。
先行者メリットは確かにある場合もありますが、
それ以上に、突っ走ってしまったがために、
コントロールできないリスクが顕在化するほうが怖い。
守るものがない方々には、
一か八かのギャンブラーもできるかもしれませんが、
守るものがある方々にすれば、
そんなギャンブルにのれるわけがない。
人は誰よりも先んじて、最新情報を知りたがります。
それは、その情報を利用して、周りに教えてあげることで、
自身の評価を高め、必要不可欠な人財だと、相手に認識して欲しいから。
ビジネスベースの場合は、当然のごとく、
コレが一般的です。
ですが、この業界には、そういうレベルではなく、
互いにシェアしあうことで、相手も自分も助かることを、
経験含め、理解できている方々は、確かにいて、
自分の仕入れた情報を流すことで、
信頼のおける仲間内から、自分では気づかなかった視点や気づき、
アイデア、考え方、受け止め方など、見つかる場合も多いので、
そういう相乗効果を狙って、
あえて、せっせと情報提供くださる方も少なからずいらっしゃいます。
まぁまぁ、また話がそれ始めましたので戻しますけど、
つまりは、憶測、未確定情報には振り回されている暇はないってことです。
そして、確定情報とは、決してメディアでもなく、
公的機関から確定公表されるものです。
メディアで拡散してくれる場合もありますが、
その場合も、一次情報を確認すべきです。
そこから自分の頭で正しい解釈をして、
咀嚼消化したうえで、この確定情報が、そういう流れを引き起こすか。
自身のケースで当てはめた場合、
どう活かすべきなのか。
色んな展開が始まります。
そう、極端な言い方をすれば、
全ての言動の礎(いしづえ)となるのは、一次情報だってことです。
社会的に確定した方向付け。
であれば、
アナタは日々忙しい中、どうやって一次情報をチェックしていますか?
法務省一つとっても、ドンドン発信情報が更新されています。
また、状況に応じて、より分かりやすく伝えるためにと、
情報発信スタイルや構成も、また変わっていきます。
厚労省も、経産省も、国交省も、農水省も、
入管庁も、観光庁も、機構もJITCOも、
日々、発信していたり、
また、発信していなかったりもします。
前述通り、確定情報ですら、
アップデート、いわゆる上書き更新されていきます。
見落としていた、知らなかった、
抜けていた…すべて、法令違反という名の罪です。
特に、こんな状況下では、刻々と情勢が変化していて、
アップデートも追いついていくのが、
相当なストレスです。
時間と労力ばかり費やされ、
それらは結果的に、お金という数字にまで大きく影響していきます。
本当に、イレギュラー状態が続いている今、
メンタルがやられる人が続出していくのは、
至極当然のことです。
アナタの精神衛生は、どうやってケアしていますか?
安全で、安心して、信用できて、信頼のおける拠り所はありますか?
おかげさまで、ご好評いただいてます。
ずっと継続くださっている方ばかりです。
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アナタのメンタルヘルスや損、失敗を避けられる足しになれたなら、
光栄です。
注:解体新書有料会員の方々へ配信しているサービスとなります。
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