どれだけ制度が変わろうとも、3年クルクルを延々と…が大半なのかもしれない

受入企業向け

動画でしゃべってくださっている御大が、
ピンキリのピンのステージのお話が多いため、
ピンでもキリでもないマジョリティー的な大半の現実を書いてみる。
(あ、私が勝手に思ってるだけですけどね。苦笑)

 
だいぶ残念な企業が残らないという、淘汰の流れが進んでいますが、
だからといってほとんど大手しか残らないなんて社会は、
まだまだ、数年、10数年は必要なのでしょう。

で、そんな中で、
改めて周りを見渡してみれば、
どれだけITがAIが無人化、ロボット化が進んでいるといっても、
同様に人でなくてはできない仕事って、
それも失礼ながら誰でも一定以上はこなせる仕事って、
まだまだいくらでも残ってる。
(色んな現実があることを、知らないだけ、見えてないだけ、気づいてないだけ…)

外国人労働者、それも技能実習だの育成就労だの特定技能だのでの受入先は、
その大半が中小零細。
※零細では、ほぼ悪質ブローカーの吹き溜まりと化してきている感が年々大きくなってます。
ただし、最近、行政処分でも個人事業主の処分先は減っている=既に年々、受入自体が減少してるのかなと。

そんな先では、どれだけ賃上げが叫ばれようとも、
「現状以上に毎年の賃上げに耐えられるほどの利益増大が毎年続けてできる」経営者の器ばかりとは残念ながら思えない。
=せめて最賃上昇に耐えられる先のみが関の山。

加えて、キャリアパスだの言われても、
毎年否応なく10円ずつでもUPさせればいいんだろ…程度。
よって、長期間雇用など初めからする気がないし、
昇給させてまで任せられる仕事をそもそもが用意できないのだから。
というか、現実は、最賃程度の方々に賄ってもらいたい種類の仕事はまだまだなくならない。
(この人材ならば残って欲しい…なんて思わせてもらえる場合のみ、次のステージを聞いてくる程度)

 
しかし、何もこの流れは、受入側ばかりに起因するものでもない。

大半の外国人労働者は、そもそもが「期間限定出稼ぎ」が目的。
どれだけ「選ばれる国」とか、共生とか掲げていても、
本当に一握りの方々のためにだけ、その道をちゃんと用意しておこうってのが現実。

出稼ぎに来日してくれる方々は、やっぱり若者たちが多い。
その貴重な若い時期数年を、家族のためとは言え、日本で費やしてくれている。

恋愛するな、結婚するな、子を産むな、幸せな家庭を築くな…なんて、
とても言える権利は誰にもない。

当然、期間限定出稼ぎを全うするのか、その期間をもっと長くするのか、
はたまた、家族まで日本に呼び寄せ、共に暮らせるまでを求め望みトライするのかは、
本人次第。
だけど、よほどの環境整備が必須だし、当人の求められる習慣作りもまた決して容易ではない。

 
受入側、外国人労働者側、双方の利害が一致するなら、
やはり3年程度のクルクルが大半なのかもしれません。

しかしながら、これらを踏まえたうえで、
3年より先の選択肢を、どれだけ用意してあげられているかどうかが、
大事なのもまた、現実なのでしょう。

ただ、コレマタ残念ながら、
その道を用意するだけでも、相当なリソースを食われるため、
結果、受入先も業者側も、レアケースのための予防コストなど費やせることなく、
行き当たりばったりの出来高にしかならないのが現実です。

よって、せめて、3年経った後で、
更にその先へと進む意欲を持ってくれている外国人労働者の方々の、
転職転籍だけは、邪魔せず、むしろ3年頑張ってくれたお礼も含めて、
支援してあげるのが、最低限の人としての在り方なんだと思われます。
(いったん帰国していくなら、多少は別ですけども)

 
日を追う毎に、国会審議が通過していき、
諸々の枝葉末節が表に現れてきたとしても、
3年後の施行後も、結局は3年クルクルを主軸として、
業界は回っていくのかもしれません。

誰がどれだけ声を上げようとも…ね。

 
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