本当に準備すべきは、最終報告書でもその解説セミナーでもない…

受入企業向け

先週、やっと有識者会議が終わり、
業界は本格的に新制度セミナー一色になってきています。

まぁ、文章は読んでもその意図や派生する現実を想定できる方々ばかりではないので、
「誰かにすがろう」=「自分で読まずとも問題ない」と無意識に思考停止してる方、
オレサマには他にもっと大事なやらねばなことがあるんだ…って方、
聞けばわかるものをナゼ読まねば?読んでもわからんのに?って方、
他にもたくさんの”自分の頭で考えない方”がたくさんいらっしゃるので、
これ幸いとセミナービジネスに取り組む方の良い顧客となっていきます。

ただし、当然、そんな方々ばかりじゃなくて、
自分で読んで、自分で考えて、
それでも抜け?漏れ?見落としの確認、別視点などの補強を求めて、
セミナー参加されてる方も。

 
私、この先、準備が必要だと思うのは、大きく三つ。

一つ目、そもそもの最終報告書の理解。
まだ確定した法も出てないから現時点では具体的に対応しようもないので、
ゆっくり時間を取って、何度か読み込んで理解を深め、色々と派生させて妄想してみる程度で十分。

二つ目、現場、現実の理解。
噂はあっという間に独り歩きして、受け手の都合よく解釈され、更に確定情報にすり替わりますので、
今は特に、こっちのほうのケアを、し続けるべきでしょうね。
具体的に言えば、組織内、受入先、送り出し機関、そして特に情弱な外国人労働者といった関係当事者間での、
“あわてないあわてない…”、急いては事を仕損じる…的なテンションの鎮静化。
一つ二つこうなっていくかも?と例示したうえで、
早とちりで先走って動くと、結果、損をすることの理解を、先回りして推し進めるべきでしょう。

そして三つ目、足元の整備、見直し。
これ、私が一番おススメしたい部分だけど、
明らかに「できる方」と「できない方」とでハッキリ分かれます。

というか、
「できる方」は、そもそも今までもこれからも勝手に自分でし続けているので、何ら問題なく。
「できない方」は、正にデキナイから「しない、してない、しようとすら思わない」。

 
「足元の整備」とは、
法「枠」を知り、現場の「現実」を知り、そのうえで、
関係当事者をwin4allへと導く組織となっているのかどうか。

こういう時こそ、何度目かで足元を見つめ直して、
ストレスの少ないスタートが切れる準備をしておくべきでしょう。
(勝負は「始まる前に決している」ものなので…)

足元を正確に把握できているのか。
絶対評価的な観点と、相対評価的な観点と区別しながらも、
「どこを目指す組織なのか」が定まっているのか、
トップ自ら誰よりもソコにコミットできているのか、
それらは組織内に浸透しているのか、
浸透するだけの神経網はあるのか、機能しているのか。

できていれば、
明らかになっていく新制度などにアジャストするだけで済むように、
自然と自動的に成っている。

できていなければ、
明らかになったと声をかけても、笛吹けど踊らず。

それだけなんだけど、
じゃあ、どうしたら良いのか、考えないし、実行しない。
冒頭に戻って、何の発展も進捗もない無限ループですかね。

 
トップ自らわかってないし、足元すらろくに見えていない場合は、
吹く笛すらトンチンカンでメロディにもなっていなければ、
そもそも笛すら吹けないのかな。

ネットで誰でも見つけられる楽譜を渡して、
後はお前が演奏会の会場を押さえ、観客を動員し、
観客を感動させる演奏をするのが、オマエの仕事だと…。

そういう経営者を何度見てきたことか。

そんな組織にいたら、人はよく見てますから、
遅かれ早かれ人が去っていくのでしょう。

よく言いますよね、会社は社長の器以上には成らないと。
正に…ですね。

 
誰も言わない、誰も言ってもらえない、誰も丁寧に教えてくれない。
でも、自ら気づき、探し、調べ、トライアンドエラーを繰り返し、
身に着けていく=拡げていく器の問題。

世界に、特に送り出し各国には、見せつけてあげたいものですよね、
格の違いってヤツを。

だからこそ、日本に魅力を感じて、出稼ぎに来てもらえるのでしょうから。

注:いつものごとく、自分で自分のデカくて重たい尻を蹴っ飛ばすために、自分に言い聞かせてます。汗

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