円安がもたらす技能実習生や特定技能者への影響を考えてみた

お金

これを書いてる日は149円でした。

答えを言うと、出稼ぎ外国人のレベル感がどこまでどう推移するかによる。

少しポイントを整理して、数点、列挙してみる。

・日本では稼げない…
でも、米国はおろか、オーストラリアやEU諸国に出稼ぎに行ける枠はかなり限られている。
(送り出し各国の貧困層を合算するイメージで考えるとわかるかな…分母が分母だからね)
要は、行きたいって希望だけじゃ、行けない。

・各国のZ世代の心象、判断基準がどう変わるか…
出稼ぎ外国人の行動原理、動機は大きく2種類ある。
一つ目は、金額の多寡…言わずもがなで、よりたくさん稼げる国へ行きたい。
二つ目は、口コミ…誰がどう言おうと親や友人、知人、恩人が勧める先へと行きたがる。

個人的には、この2点を大きなポイントかと考えていますが、
後者には、私が感じる続きがあります。

近年、多少の傾向を感じているのは、
「世代間の価値観の違い」×「情報化社会」が、安定安全な出稼ぎを選びたがっている…ってこと。
つまり、最大最高に稼げるかもだけど、ハードルが高過ぎる…
自分が異国で問題なく働けるかどうか…
つまり、一定数が「優しい国」を選びたがる傾向が生まれているように感じてなりません。

もちろん、送り出し国も大きな過渡期にある今、情報強者と情報弱者は混在しています。
一律でどうというほどの傾向までは、まだ行ってないと思う。

もちろん、金さえ高額なら、何が何でもそこへ行きたがる…でも自分で努力はしない…って層は、
いつの時代であっても一定数います。

でも、人が人である以上、情報がより正しくより適切に届く社会が進んでいる以上、
人間は、稼ぐ前提においても、身の安全や、自身の安心を求める想像力のある人材が増えていく。

 
ここにおいて、8~9割が満足してきた技能実習を約30年間、取り組み続けてきた実績は、
各送り出し国で大きな好影響を及ぼすと考えられます。

スミマセン、他国でどれだけの満足度が得られているのか、その人数まで私は知らないので、
相対的にどうなのかは、どなたか調べるのお好きな方、教えてくださいませ。汗

それでも、一定数と言えるだけの分母を積み上げてきたと言えるでしょう。

 
さて、根底に出稼ぎがある以上、稼げなければ意味がない。
かといって、他国と相対的に日本が安全、安心において、劣るとも考えにくい。

どちらへどれだけのペースで転がっていくのかは、神のみぞ知る?

ただただ、押さえるべき点を前面に出して送り出し機関が募集をかけていくなら、
安全、安心≧最高額出稼ぎ先って図式も成立しやすい人材を集めてくれると思われます。

追伸、
それでも、同じ安全安心な日本の中で、より高額な賃金先へと移りたがる傾向は無くなりにくいですけどね。
そして、それすら超えて、「自分はココで働くんだ!」って思わせる受入先もありますけどね。

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