地方の弱小監理団体や登録支援機関の職員に訪れる恐怖

外国人技能実習制度

今回は、大手で安泰?な方々はいったん横へ置いておいて、
地方でほぼお一人で八面六臂の立ち回りを演じながら、
力尽きるまで突き進んだ先に何もないかもしれない恐怖と向き合わざるを得ない方々のお気持ちを想像してみます。

特に、立ち上げ時から、組織も定まっていない頃から、
徒手空拳で誰に聞けばよいのかもわからず、
頼りにできる人は周りに誰もいない状況から、
恐る恐る一歩目を踏み出していく方々の事です。

近隣の中小企業の社長さんたちが色んな思惑で立ち上げた監理団体や登録支援機関は、
山ほどあります。
公表されているリストのほとんどは、そういう先ではなかろうかと。

その数。
監理団体は約3600。
登録支援機関は約8700。
半数以上がこの数年で増加した新設先なのでしょう。

ずっと定点観測しているとわかりますが、
監理団体の中には、「休業中」と表示が変更される先って、意外と少なくありません。
登録支援機関なんて、届け出だけして1社も、一人も支援していない先はゴロゴロあることでしょう。

それでも、この業界は、一度走り出したなら、
そう簡単に、途中で一旦小休止…なんて簡単にできるものではありません。

結果、1社だろうが、一人だろうが、
膨大に処理すべき業務を最低限でこなしながらも、
目の前で困っている受入先や外国人のために、東奔西走している方々がごまんといます。

失敗を繰り返し、迷惑を撒き散らし、
言葉通り屍を積み上げたうえに、
長年の団体、組織が今なお、運営を継続しています。

 
現行法上であっても、十二分に総合力を身に着けたと感じられない。
そのうえ、もっと厳しくなり、また色んなルールが新たに上書きされる。

もう勘弁してくれ、文字通り自分が死ぬ…。

 
これ、キレイごと抜きに、退職、離職をお勧めします。
それも、早い方が良い。

良い悪いの話ではなく、今後はもっともっと法は厳しく細かくなる一方だし、
そもそもこの業界自体が、一人でできる業界ではありません。

それは、ムリゲーと言ってよく、
ひとりの方は、潰れて良しです。

過労死するし、ストレスでうつ病になり体調を崩します。

経営者は、現場を知らないので、絶対に理解できません。

誰一人として、幸せにはならないのです。

 
もし、この業界のヤリガイ病に侵されているとしたら、
地元を離れても良しとするくらいなら、
安泰の大手へ転籍、転職していくと良いでしょう。

そうではないとしたら、別の道を模索すべきなのです。

活動原資を無理なく用意でき、同僚や仕事仲間を増やし、
たとえお一人でも現場を切り回しつつ、事業運営できる程の力量があれば、
当然、ご自身で自らたち上げていくべきだとも思われますが、
そういう方々は、おそらく恐怖より自身の期待の方が大きい。

 
基本的には、私は、この見解です。

無理なものを頑張る必要はない。
というか、まったくもって意味がない。
いやいや、不幸の量産の片棒を自ら担いでいることにもなる。

ただ、極端に割り切れる物ばかりでもない。

可能性が未だあると感じている方、
明るい将来を信じてやまない方は、
懸念材料を一つずつ、ケアしていけば良い。

そんな方には、現在募集中の「解体新書企画」は我ながら言いにくいのですが、拠り所とご活用されている方は多いらしい。

少なくとも、そういう方々が一定数以上いらっしゃいます。

今回のような弱小団体の方のみならず、
それなりの大手と言われる方々もまた、
組織が経費負担などしてくれずとも、
自分が間違った道を歩まぬように、
自分の言動が周りを振り回し、迷惑をかけぬようにと、
ご参加ご支援くださっている方々も少なくないほどです。

 
何度も申し上げますが、
一人ですべてを抱え込んでいる方は、辞めるか移るかを選択すべきです。

その決断が難しい方は、本企画にご参加ご支援くださった上で、
改めてその是非をお考えになってみてはいかがでしょうか?

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自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
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