毎年、最賃が上がり続けてる。
今年も40円のUP…月換算では7千円近くの上昇。
諸経費も上がるので、10人いたら?30人いたら?
年間にしたら、いったいいくらの人件費増となるのか。
しかしこれ、同一労働同一賃金で定めている賃金規定も、
ある意味、毎年、全従業員の底上げにも配慮すべき問題。
最下層の従業員だけ、軒並み強制昇給。
それも、成果を上げることもなく、勝手に昇給してくれる。
生活費も軒並み値上げが続くので、確かにマジョリティー的な目から見れば、
何もせずとも国が主導で勝手に賃金を増やしてくれるので、
ラクだしラッキーって印象が強いけど、
外国人の出稼ぎ労働者にしてみたら、円安もまたあずかり知らぬところで勝手に目減りしてくので、
もはや時給1000円を超えない募集先は、相当困難なんじゃないかなと。
話を元に戻すと、
底辺の昇給は、全体の人件費のボトムアップにも繋がっていく。
地方の中小で言えば、自分の給料が18万だった入社当初。
それでも最賃は800円代にて、最賃給料は14万に足らなかった。
あれから数年が経ち、18万だった給料も20万くらいにはなった。
会社もコロナで厳しかったから、ある意味致し方ないと納得するしかない。
ところが、最賃は関係なく上昇を続け、
今や17万を超え、当時の自分の初任給18万に迫っている。
1年、2年は、給与額に差があった分、
最賃のアルバイト、パートレベルが毎年勝手に上がるのは少しウラヤマシイな程度だったものの、
その差は縮まる一方。
これ、2万でも上がってたから良いものの、18万のまま、我慢してくれ…なんて言われてた日には…。
最近、ある会社では、仕事ができる人ほど、去っていく人が多い…と久々に直接聞いた。
できる人は、求める会社へ移っていくのが当たり前の時代。
別に転籍、転職は、外国人材の問題だけじゃない。
経営者の方、実習生の最賃ばかりに目が行き、注意してねと指示を出すばかりではなく、
最賃レベル以外の人材の昇給にも、配慮していかないと、
先の会社のように、残念ながら、自分と最賃人材しかいない会社になってしまいますが、
先々を見越して、賃金規定も毎年ベースアップを見直す時代ですが、
それらの原資は確保できていますか?
最賃同様に、国に頼んで元請けや客先からのコストアップを半強制的に対応してもらえるものではありません。
分配コストを賄えないならば、
労働者に適正適切な賃金の分配ができないならば、
経営者の配当金を目減りさせて賄うしかないですよね。
止まっていた30年が無理やりにでも動き出したら、
今度は経営者が困ったことに…なんて、カッコ悪すぎません?
先日の賃金不払い詐欺をする経営者が、増えないことを願ってやみません。
その前に労働者がいなくなるかな?
追伸、
反面、労働者もまたキツイ。
中途半端な労働者は、会社側もいらなくなっていく。
2極化…いわゆる仕事ができる片腕は欲しいけど、後は十把一絡げの労働者で充分。
組織もしなやかにしていかないと、組織自体が持たない。
つまり、役に立たない労働者はいらないってなる。
最賃レベルの労働者か、経営者並みの能力の高い人材か…アナタはどっち?
追々伸、
数年前、根活として無理なく賃金を上げ続けていける会社になる道を、
高橋恭介さんとセミナーしてましたが、その後、地道に取り組み続けていた先は光明が見えているんじゃないかな。
そうでもない先は…いたしかたないよね、自業自得だから。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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