厚労省が、10月に実施される「全国労働衛生週間」を、
なんとこの7月に公表しています。
毎年9月1日から30日までを準備期間、
10月1日から7日までを本週間とし、
この間、各職場で職場巡視やスローガン掲示、
労働衛生に関する講習会・見学会の開催など、
さまざまな取り組みを展開します。
ずっと追いかけてるとわかってきますが、
ここ近年、情報化が進んでいくにつれ、
安衛法違反先が増大しているように感じてなりません。
つまり、一昔前までは「隠蔽」=正直に申告してる方がアホだ…なんてことが常識みたいな空気もありました。
でも今は明らかに違う。
隠しても、撮影や録画、録音などで証拠が残しやすい。
SNSで火がついて拡散しやすい。
悪目立ちするリスクは、激増してるわけです。
つまり、隠蔽しようとしても、不可能。
結果、一昔前までなら隠蔽が現実的に成立していたかもですが、
今じゃ、昔と同じ感覚で隠蔽してた日には、とんでもない事態に発展してしまう確率が高くなっているってこと。
業界人なら想像に難くないでしょう。
いつぞやのメディアで騒がれた暴力事件の証拠動画やパワハラトークの録音など、
記憶に残っている方も多いのでは?
結果、厚労省もまた、今年で74回目だそうで、
毎年繰り返される安衛法違反に、
イイカゲンに減りやがれ!仕事を増やすな!…なんて思いが伝わってきたり、私の想像力がたくましすぎたり…?!
つまりは、それだけ力が入ってるって意味です、はい。
いつまでも対岸の火事と考えてる経営者があまりに多いってコトなのでしょうね。
そして、スローガンである”二刀流”。
ココも触れたくなります。
リンク先では「こころ」と「からだ」を二刀に例えて、言わずもがなの大リーグで大活躍中の大谷翔平選手にもじっているスローガンですね。
ココ、ストレス社会として、ハラスメントにフォーカスしてるとも言えます。
つまり、パワハラ、セクハラ、○○ハラってヤツにも注目していきますよと。
私、いつもながらとみに思うのですが、
この業界人って、皆さんいったい、何刀流をされてるんだろうかと。苦笑
1.職業紹介事業のプロ
2.監理事業のプロ(入管法、労基法、安衛法…などなど社労士なんて目じゃないくらい)
3、支援事業のプロ(どれだけの人数のメンタルヘルスケアやキャリアパス的な育成支援に…)
4.送り出し国側の労働者派遣法のプロ(ここも知ってないと仕事にならない)×何カ国?
5、協同組合法のプロ
6、各種移行対象職種のプロ(ここだけでも何十種類の職種数?作業数?)
他にも住民税だの所得税だの年金だの脱退一時金だの還付金だの航空券だのトランジットだの、
保険だの為替だの国際送金だの不動産だのと、もう人が生きてくうえで必要なこと全部…
ね…何刀流になるの?
そう思うと、二刀流なんて、へでもない。苦笑
余裕で乗り越えているレベル。
むしろ何重何百刀流がゆえに、自身の二刀流もおぼつかなくなっている次第。苦笑
そう、こんだけ踏ん張ってるのに、世の中は業界人に対して、
まだ足りない、まだまだ足りていないと声高に叫ぶ。
とまあ、どれだけ叫ぼうとも、10月になったらこの労働衛生週間はやってくる。
その手前で、9月には警鐘と啓蒙が増えていく。
早めに受入先へアナウンスしておいてあげたらよいかと思われます。苦笑
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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