先週から、こういったキャンペーンが始まっています。
そういえば、同一労働同一賃金は2020年の4月から始まり、
もう丸3年経つんですね。
(中小は1年の猶予があったけど、それでも丸2年)
「非正規雇用労働者の賃金引上げに向けた同一労働同一賃金の取組強化期間」(3/15~5/31)を設定します
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31941.html
さあ、アチコチで叫ばれてる「賃上げ」圧力の、更なる加速が始まっています。
本当に、ついていけない企業では、廃業もしくはMAなどでの、
出口戦略に取り掛かる先は少なくなさそうです。
経営者はバカじゃない…バカじゃ務まらない。
いや、行政処分に載ってくる残念な経営者もいらっしゃいますが、
損得勘定や駆け引きにさらされてる経営者ならば、
もはや自分ではついていけないと、出口を模索し始めている方も多いのではと。
今では、仕事ができるデキナイに関わらず、
じわじわと真綿で首を締めるかのごとく、
賃金はある意味、自動的かつ強制的に、底上げされていきます。
時間をかけて先手を打って体制づくりに取り組んできた先は、
当然のごとく許容していける組織状態を構築されてます。
何から手を付けて良いのかさえ分からぬまま、
時間だけを無意味に過ごしてきた先では、
時間と共に汲々としていくばかり。
一人当たりの生産性の向上=人材育成。
その一人ひとりの人材育成は、その所属部署やチームが求められる中身に応じて定まっていく。
その部署が全体として生産性効率、効果をどの程度押し上げていくのかの目標設定とその期限に応じて、
推し進めていくペースがわかります。
各部署の全体最適をどこまでどのようにいつまでに達成していけば、
結果として、賃上げを吸収どころか、
更なる半自動的発展にまで、導けて行けるかが、
経営者の能力、スキル、器、勉強量、その度合いで決まっていきます。
(良く言われますよね、会社(組織)は、経営者の器以上には、成長発展しないと)
既存の事業であれば、現状という「型」があるワケですから、
その「型破り」をどのように実施していけばよいのか。
全てはリーダーである経営者に責任があり、
付き従う従業員や職員、スタッフは、
自分が選んだ「リーダーのチカラ」に振り回されないことを願うばかり。
淘汰のきっかけは、実地検査です。
その実地検査もまた、ルールによる定期的な訪問からか、
チクリという内部告発から、始まります。
情報化社会は、一人ひとりの知見を無理なく時間と共に底上げしていきます。
騒がれる近視眼×自身に都合の良い情報しか耳に入らない外国人に代表される気もしますが、
大多数は、サイレントに知見を底上げしていき、
自身と相手にとって適正適切な判断、言動へと昇華されていきます。
要はそれぞれに判断力が高まり、性格や個々の背景や諸事情にも応じて、
賃金面でのステップアップを図っていくのも、自然な流れです。
なによりも、監理団体職員などが、この同一労働同一賃金を監督指導している側なのに、
自分の給料が賃金計算する技能実習生以下ともなれば、
そりゃ、色々考えてしまうところはありますよね。
(相対的な意味ではなく、監理指導する側がされる側よりも低賃金って意味で)
結果、離職、転職などの移動が増加していくのでしょう。
そう、要は、賃上げ圧力は、このように、
デキる人は、より自分が求められ好待遇先へと移っていく移動を加速させます。
昨日のお話も同じですが、
御大曰く、美しい人はより美しく…残念な方はより残念に…
いわゆる2極化の流れは、開きこそすれ、縮まることはありません。
2極化ならば、誰もが上部分へ行きたい。
でもね、厳しくも平等公平な今では、実力のある方しか、
そもそも上部分には行けないし、居続けることもできません。
ルールは守る。
流れも様々に推し量り、正確に読む。
(あわよくばそのスピード感やタイミングまでも)
そして、他人様に迷惑を撒き散らす結果となるならば、
自ら身を引く。
経営者を気取るならば、せめて、その現実や行く先がわかる程度には、
自分のレベルを総合的に引き上げていきたい。
もうね、ホンモノしか生き残れない時代どころか、
ホンモノ以外は生きにくく苦しむ時代なのかもしれません。
昨日のデジタル化といい、今回の賃上げといい、
今までさんざん、言われていたことです。
アナタのアンテナがさび付いていなくて、
なおかつ、アレもコレもソレも一つ一つ丁寧に対策を講じてきた先ならば、
この同一労働同一賃金に対しても、なんらビクつくこともないのでしょうけど、
変化を嫌い、ストレスを避け、安寧と暮らしてきた人たちにとっては、
本当に生きにくく、ストレスフルなのでしょうね。
誰が悪いでもありません。
強いて言えば、アナタが悪いんです。
今時、誰も本気で相手のことを思っての説教なんてしてくれませんから、
自分で気づき、自分で学び、自分で能力向上し、
自分で自分をハンドリングしていきましょう。
賃上げもまた、経営者は経営者なりに、労働者は労働者なりに。
追伸、
あ、入管もまた、特定技能の実地検査時に、この同一労働同一賃金を立証している点について、
確認していくように感じます。
その際、不信を抱いたら、労働局へと報告を上げていくのでしょうね。
今ではかなりのツーカーですから。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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